子門真人を褒めちぎる(2)

Watanabe's Pop Picks 102

「ゼロテスター」(1973年/製作・関西テレビ、創映社、放映・フジテレビ系)主題歌
作詞:鈴木良武、作曲・編曲:山本直純、歌:子門真人



 何より「科学忍者隊ガッチャマン」で知られる子門真人氏。彼の歌う70年代前半~半ばのTV主題歌の素晴らしさといったら、ともかく高揚感、爽快感な訳ですが、そのメカニズムは、

(1)何よりソウルフルな歌唱
(2)日本人離れした英語の発音のカッコ良さ
(3)乱打されるパーカッション、ワウを多用したギターとグルーヴ感溢れるベースのアンサンブルが織りなすファンキーな70's前半~半ばの歌謡ロック・サウンドをバックに、マイナー調で哀しみや切迫感をギリギリまでためて、最後には心地よく一気に解決するドラマチックなメロディーライン


 ・・・これらが組み合わさって生まれるものでありましょう。そう考えると、(3)のようなファンキー歌謡曲ではなくマーチングタイプながら、特に(2)が冒頭で炸裂するのが上の曲。ぜひHQで聴いてみてください。何か凄い緊急事態のような気がしませんか(笑)。それに比べて後期のOP(2:54~)は、類型的なオコチャマ合唱団のコーラスで、今聴くとそれなりに良い歌ですが、前期OPとくらべると当時は迫力不足というか、子供騙しとして馬鹿にされてるような気がしたものです。子供ってそういうのは敏感なんですよね。


 余談ですが、EDの歌(「愛する大地」1:37~)は子門氏によるものではない(ロイヤル・ナイツ)のですが、この頃の作品としては特別に記憶に残っています。2分25秒あたりから震えるニニ・ロッソ風のトランペットには、いまだに落涙を禁じ得ません(笑: ちょいと大袈裟)。

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 余談ついでに「ゼロテスター」。今ではガンダムのクリエイター達がそれ以前にやっていた作品という点での評価と、合体メカ+和製サンダーバードっぽいアニメ、という説明がわかりやすいようです。当時出ていたプラモデルも人気があって、弟が持っていたと記憶しています。この番組についてはこちらに詳しいページがありますので、ご参照下さい。

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 子門氏に戻って、彼の英語のカッコ良さというと、これも。「ウルトラセブン」の英語バージョン。何か別のドラマみたく、完全な子門ワールドになってしまってますね(笑)ハワイで放映された「ウルトラセブン」OPより。


■"Ultra Seven" - Masato Shimon


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by penelox | 2009-04-30 11:02 | Pop Picks


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