09/05/29 極私的ライヴ手記 (3)


02. Sweets From My Bittersweet 「スウィーツ・フロム・マイ・ビタースウィート」
from the album "Summerdew Avenue"(2006)

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 この、アルバムではエレクトロニカとギターポップが合体したようなアレンジの曲は、The Searchersの曲のタイトル"Sweets For My Sweet"を捻ってる訳ですが、内容は大雑把に言えば人間というものがいかに同じ事を繰り返してるかという面白さ - 何故か突然、訳もなく造作もなく人を好きになってしまい、そこでどういう訳か予想外のエネルギーを手にして、というのを繰り返す・・・その面白さを讃えたという感じでしょうか。

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b0022069_2332670.jpg もともとはウェザープロフェッツあたりを聴いていてギターリフが閃いた曲なのですから、そのままエレクトリックに行けば良かったのに、録音の為に引っ張りだして来た頃 - 実は元々は収録された"Summerdew Avenue"ではなくてその前作"Eternal Spring"の頃にギターリフや仮歌を録音していて、そこからしばらく寝かせていた - はどうも新鮮に聴けなくて、考えに考えてかなり手を入れてしまったんです。時間が経ってこの間の晩演奏してみると、ライヴでのセミアコースティックな演奏はゆったりとした感じにユーモアを滲ませることが出来て、とても良いなと思いました。やっぱりこういうシンプルな演奏で行くべきだったんだなぁと、今になって思いましたね。


 人間というのは、自分の人生を川の流れのように見て、同じ事を繰り返してるなんてああだこうだ言えるのはいつでも後になってからで、リアルタイムではどれだけ冷静に傍観したくても、なかなか出来ないものなんですよね・・・この曲のアレンジにまつわるエピソードも、結局は歌の内容の奇妙なユーモアにも似て、私自身が同じ事を繰り返してたのでした(笑)。


 歌いながら、人生とは、その時たとえベストだと感じてなくても、ともかくセリフを発して劇を進めて行くしかない、ともかくは進行を止めずに進めて行くしかない、奇妙な即興劇のようなものだなと、そう思わずにはいられませんでした。実に「我が愛しのほろ苦き者からの砂糖菓子」というタイトル通りであったなぁと感じ入りながら、歌って行った次第。


 オリジナルバージョンはこちらのOngenのダウンロードサイトで試聴も出来ますので、チェックしてみて下さいね。
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by penelox | 2009-06-01 23:36 | The Penelopes関連


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