09/05/29 極私的ライヴ手記 (5)

04. Midday Stars 「ミッデイ・スターズ」
from the album "Sternal Spring" (2003)

 どういう訳か、この曲に大きな思い入れを持って下さる方がおられる。時間の経過のなかで蓄積したやるせなさをバーズやREMなどのフォークロックなスタイルに託した感じで、"Evergreen"以来の自分たちらしさがよく出ているのだろうか。自分なりの分析をアレコレしてみるが、結局、わからない。作った側は、歌詞がなかなか上手く行かなくて手こずった記憶ぱかりを引きずっていて、それが長いこと、そしていまでも客観的な見方を邪魔している。音楽の核心について冷静に見ることが出来るようになるのはたぶん後になってからなのだろう。

 内に向かって冷静になれないからか、外に向かっては冷静になれる。ライヴでやる時は、お客さんがどんな反応をしているか、観察が妙に冷静に出来る。面白いもので、歌詞が上手く行った曲ほど思い入れが強いからか、内に内に入ってしまって、お客さんが見れない気がする。

 演奏中、一部のお客さんが目を瞑って、うつむいて静かに身体をゆらしている。自分の歌が何かの癒しになってるのかな・・・そう思うと何か、許された気がして来る。やってて良かったと。それでまた演奏が柔らかになって行く。この無意識下でのキャッチボールが好きだ。

 癒しのエネルギーの潮来(いたこ)・・・なんて言うと誤解されかねないけれど、そんな風になれた瞬間を目撃出来て、嬉しかった。


b0022069_1740138.jpgThe Penelopes アルバム "Eternal Spring" (2003)










b0022069_17401542.jpgThe Byrds アルバム "Mr.Tambourine Man" (1965)










b0022069_17402510.jpgR.E.M. アルバム"Rekoning" (1984)
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by penelox | 2009-06-07 17:42 | The Penelopes関連


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