白いレガッタ、ならぬ白いレゲエ・・・

Watanabe's Pop Picks 138
"Lines" - The Planets
from the album "Goonhilly Down"(1979)

 夏はレゲエ・・・なんて誰が言い出したのか・・・

 レゲエというと、私はボブ・マーリーより先にポリスから知ったんです。まぁ当時としてはありがちなパターンだったかも知れませんね。

 ホワイト・レゲエ。そういう言葉もありました。当時のPunk/New Wave系のアーティストに流行したビートで、日本ではポリスが一番目立ったのですが、クラッシュ、エルヴィス・コステロ、グレアム・パーカー、ジョー・ジャクソン、ブームタウン・ラッツ、XTC・・・ラッツとかメンバーズとか、フィンガープリンツとか、色んなアーティストがあのビートや裏打ちカッティングを取り入れてました。そこに限定せずに、スカ、ダブやカリビアンビートをを含むアフロビート全般の大きな流れと捉えると、スペシャルズからPILとかトーキングヘッズ、あるいはポップ・グループやラフトレード系のアーティスト、果てはファンカラティーナまで行ってしまってキリがなくなるのですが、まず78年から80年ぐらいの、New Wave第一世代の人達が楽曲にそういうビートを取り入れたものをそう呼んでた気がしますので、そこに限定しますと。





 このブラネッツも、そういうレゲエビートを果敢に取り入れた所謂ホワイト・レゲエ・バンドでした。バンドと言っても、元デフ・スクールのベーシストであるスティーヴ・リンジーを中心とするいわばユニットに近かったらしい彼ら、私は2ndアルバムの"Spot"しか聴いたことがないのですが、1stはもっとソロユニットに近い感触をこれらから感じました。もともとはのちにスージー&ザ・バンシーズで知られるバッジーやイアン・プロウディーと結成したシークレッツから発展したというプラネッツの音楽性、実態はなかなか引き出しの多そうなマニアックなポップロックではないでしょうか。確かにホワイト・レゲエと言えばそうなんですが、もっともっと古典的なポップロックぽさを感じます。要は、レゲエは味付けに過ぎないというか、実際2ndではもっと普通のロックビートも使っているのですが、トム・ロビンソンにも似たソウルフルなVoともども、なかなかに味があると、そう思うのですよ。


 これも1stの曲ですが、やはりレゲエ云々よりもメロディー、楽曲のポップさの方が印象に残ります。R&Bの下敷きがしっかりあるのが良いし、しかも乗せ方が上手い。つまり、アレンジが立体的な構造になっていて、そこに大変非凡なものを感じる訳です。アルバム2枚で終わってしまったのみならず、リンジー氏自身その後音楽活動から足を洗ってしまったようで、非常に残念。

■"Iron For the Iron"




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アルバム"Goonhilly Down"(1979)









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アルバム "Spot"(1980) - トム・ロビンソン・ミーツ・ポリスと言ったら褒め過ぎでしょうか。なかなか粋なポップロックでした。









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コンピレーション "Goonhilly Down + Spot" (2000) - 2枚をカップリングした2枚組CD。













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by penelox | 2009-08-07 00:59 | Pop Picks


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