手作りガレージポップの朝・・・Biff Bang Pow!

Watanabe's Pop Picks 192
"She Never Understood" - Biff Bang Pow!
from the album "The Girl Who Runs the Beat Hotel" (1987)

 Television Personalities(テレヴィジョン・パーソナリティーズ: 以降TVP'sと表記)の"Stop and Smell the Roses"のカヴァーを録音するのに手を焼いているwatanabeです(苦笑)。

 そのTVP'sに多大な影響を受けたと言う、クリエイションレコードの総帥、アラン・マッギーが、レーベル経営の傍らでやっていたバンド、それがこのBiff Bang Pow!(ビフ・バン・パウ!)。レーベル名になったThe Creation(ザ・クリエイション)というモッドバンドの曲名から取ったバンド名ですから、この情報だけみるとどれだけスタイリッシュにモッドしてるのかと思われがちですが、もっと寛容で、モッド、ネオアコースティック/ギターポップ、パワーポップ、サイケデリック、ガレージetc...と現代では細分化されてしまう音楽が、さほど垣根もなく自由に混じり合い、交配していたわが愛しの80年代に相応しい、良質のアマチュアリズムでセンシティヴなギター・ポップミュージックのいいとこ取りをしていた、独特のガレージポップなんです。

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 このアルバムで聴かれる、サイケデリックな霧に包まれたガレージポップには、確かにTVP'sの影響が強く感じられます。あえて比べて彼らと違うところを探せば、何処へ落ちて行くかわからないような危なっかしさよりも、音楽に素直に戯れている感じのほうがより強く出るところでしょうか。そこがロック的ハッタリ感の不足と取るか、音楽そのものに戯れているアマチュアリズムの素晴らしさの発露と取るかは人それぞれでしょう。後者を取る私としては、作品をすべてチェックした訳ではないのですが、このアルバムと次の"Oblivion"('87)で聴かれる多少モッズぽくもあるビートポップ路線には、彼ら(彼)の音楽の一番魅力的なところ、メロディアスさ、英国の土臭さがバランスよく出てるのではないかと思います。

 クリエイションというと、1987、8年ぐらいの心象風景のやるせなさが甦って来るからという、あくまで個人的事情ではありますが、マイブラでもライドでも、はたまたオアシスでもなく、私にとってはいまだにトップに来るバンド・・・それが、ビフ・バン・パウ!



同じアルバムからいくつか。
■She Shivers Inside




■The Happiest Girl In the World

・・・ええっと、ここで歌ってる女性Voって、誰でしたっけ・・・。



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by penelox | 2009-10-27 10:28 | Pop Picks


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