俯き加減に紡いだ良質ギターポップ・・・The Parachute Men

Watanabe's Pop Picks 197
"Leeds Station" - The Parachute Men
from the single "Leeds Station" (1989)

 このバンドも当時切り抜きで終わり(結構音楽紙にフィーチャーされてたのです)、TV番組でチェックはしたもののレコードを買うところまでは追いつかなかった人達。

 フィオナ(Vo/G)とスティーヴン(G)のグレッグ兄妹を中心に、1985年にこの曲のタイトルにもなっているリーズで結成されたThe Parachute Men(パラシュートメン)。音楽的には当時らしいスミスの流れを汲む英国ギターサウンドに、キンクスのあの温かみに象徴されるような英国60年代への思慕(フィオナのルックスはどこかダスティー・スプリングフィールドも思わせますが!)もうっすらと感じられるアレンジ、そこに、これまた当時たくさんいた女性Voのバンドでも、プリミティヴスやダーリンバッズのような元気なガールポップなタイプとも、サンデイズの爽やかな少女っぽさとも違う、ちょっと疲れた感じの俯き加減のVo - つまりはわが愛しのプリテンダーズの時折見せるあのニュアンスに通ずるベクトル - をフィーチャーしていたのが独特だったように思います。そういう意味では、時にアダルトネットやケイティーディッズにも近くて、まさに好み。もし自分が女性Voのバンドのメンバーだったら、こういう音楽をやりたかったでしょうね。アルバム未収録らしいこの曲は特に好きでした。

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Leeds Station



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Sometimes In Vain(1988)
 太陽キラキラのサンシャインポップではなくて、スミスに近い憂鬱な感じですね(良い意味ですよ/笑)。




If I Could Wear Your Jacket (1988)
こちらもやはりスミスの影響を感じます。






 結局アルバムリリースはこれらのうち下の2曲を収録した"The Innocents"(1988)と、"Earth, Dogs and Eggshells"(1990)の2枚に終わったようで残念。もし4,5枚目まで続いていたら、より洗練された英国ポップロックを聴かせてくれたように思うのですよ。やはりこの時代の流行の波に翻弄されてしまったもったいなかったバンドのひとつ・・・という印象があります。

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by penelox | 2009-11-03 11:32 | Pop Picks


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