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フィリーソウルを巡る 音楽つまみ食いの旅

Watanabe's Pop Picks 247
"Hold Back the Night" - The Trammps (1975)

 ソウル/R&Bをあっち行ったりこっち行ったりとつまみ食い状態ですが、もう少し気ままな音楽旅行を続けさせて下さい。

 このトランプスはフィリーソウルの裏方さんたちによるグループ。所謂ディスコミュージック最初期のグループとも言えるのですが、良質のディスコミュージックって、この時代なりにそれまでのソウルミュージックのエッセンスを凝縮して消化した音楽だったんだなぁと最近感じ入ることがとっても多くて、個人的に懐かしさに加えてまた新たな関心が湧いて来ているところでして。

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■Hold Back the Night - Graham Parker & The Rumour (1977)
 こちらはGraham Parker & The Rumourによるカヴァー。オリジナルの包み込むような温かい作りよりも、当時の英Punk/New Waveの空気と呼応した、煽るようなエネルギーに溢れた仕上がりになっていてまた良し。

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■Penguin At the Big Apple ~Zing! Went The Strings Of My Heart (1972)
 トランプスに戻りまして。この曲は元々は1930年代のミュージカルで使われたスタンダードですが、ドゥー・ワップでおなじみののThe Coastersが"58年にシングル"Yakety Yak"のB面でやってたバージョンが有名なようです。イントロのハイハットの裏打ちがディスコの時代らしいですけれど、モータウンぽいリズムにファンキーなカッティングが心地良い。




 ちなみにこの曲、60年代の英バーミンガムのポップバンドThe Move(ELOの前身)も1stアルバムでやってたのを思い出しました。きっとドゥー・ワップは彼らの大切なルーツなんでしょうね。

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■Zing! Went The Strings Of My Heart - The Move (1968)




好きな音楽が色んなところで繋がる・・・これもまた音楽の旅の醍醐味です。


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by penelox | 2010-02-02 16:20 | Pop Picks


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