アルバム録音日記: 4月3、4日


4月3日


 "Prisms"のコードの気持ち悪いところを修正したり、小さなことを色々とやる。悲しい歌なので、繰り返しかけているとだんだんメランコリックになって行っていけない。だから短い時間でささっとやる。


 だいたい1セッション45分から一時間ぐらいと定めています。長く取り組んでいると新鮮に聞こえなくなってくるんですよね。だから、それぐらいの短い時間でやっては少し休憩、というのを繰り返してます。場合によっては、印象記憶を消す為にちょっと仮眠したり(笑)。とにかく新鮮に、集中力を持って取り組みたいので。


 "Autumn..."アルバムに入れる予定の"My Electric..."に取りかかる。自分が好きだと思うネオアコースティックの要素を、楽曲の中で跳ね回らせるつもり。


全体に割と悲しい感じの曲が多いので、瑞々しさや希望を音楽そのものから感じられるようにしたいんですよね。歌詞が苦かったり厳しかったりの内容であればあるほど、そんな楽曲。アズテックカメラ、ブルーベルズ、スミス、ハウスマーティンズ、トラッシュキャンシナトラズ・・・。


 ネオアコースティックと日本で括られた音楽って、不況にあえぐ70年代末から80年代前半のイギリスにおいて、裾野の広がったパンク~ニューウェーヴの野に咲いた可憐な、だけど逞しい一輪の花、そういう認識です。


 そう括られる音楽の共通項、ってことですね。オレンジジュースを入れると、さらに知的な折衷主義というか、アーティスティックでソートフルなパンク・・・という側面も見えて来ると思いますが、音楽的に英国フォーク的匂いの強い人達には特に上記のような印象があるんですね。それを思い出すのに一時間ほどかかった(笑)。


 新しいスケッチというか曲(注・"Togetherness"と名付けた)の断片をまたひとつ作る。XTCの"Love On A Farmboy's..."のリズムを少し拝借した感じで、まだまとまってないので実にええ加減に仮歌とアコギを乗せて行く。こういうプロセスがめっちゃ好き(苦笑)。


 ハタチぐらいの時にやってた事とちっとも変ってない。もっとも当時はマイクスタンドがないのでキーボードの箱を立ててそこにマイクを貼付け、MTRもなかったのでDr.リズムというリズムボックスと一緒に二股のジャックでラジカセに繋いでカセットテープに一発録りでした(笑)


 "Togetherness"をもう少しいじってから、アルバム用の曲"Autumn Splendours"に取りかかる。これはアタマであるアレンジが鳴っていて、だけれど何の音なのかもうひとつはっきり分からず・・・という感じの曲。


 だからまずは曲の構成を先に決めて、音色をあれこれ試す準備をしておく。曲によってそれぞれ違った出方、浮かび方があって、全部同じ作り方は出来ないのです。ですので、その曲の出方を出来るだけ克明に覚えておいて、それに沿って作ろうとしてる次第。



4月4日


血圧が下が高いので薬をもらいに医者へ。帰宅してまた昨日の"Togetherness"の展開を考える。昨晩は解決しない展開も面白いとか思ってたのですが、朝になるとやっぱり変な感じ。自然にやって自分も普通と思ってて、他の人に聞かせた時に変ってると言われるのはまあ良いのですが、自分で聞いてヘンなのは、やっぱりヘンなんだと思います。言ってることが非常に抽象的ですみません(苦笑)
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by penelox | 2011-04-23 22:13 | The Penelopes関連


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