アルバム録音日記: 6月15日、17日

6月15日


 録音。「ふるさと」のアレンジの手直しとVo録り。

 カヴァーであり、またある種畑違いの楽曲ですので、こういう風にしたら自分なりのこの曲の完成形、というのが手探りで、なかなか難しいのですが、Voが入って自分なりの形は少し見えて来たかも知れません。



6月17日


 今日も「ふるさと」のアレンジ。スコットランド民謡ぽさのある80年代New Waveに自分の子供の頃馴染んだ唱歌との接点を見いだしたような感じですね。
 

 全然アレンジは似てませんけれど、たとえばこういう曲もちょっとアタマにあったりしたかも知れません。

The Skids "Iona"



 このスキッズ。New Waveのなかでもとりわけ個性的な人達で、昔からずっと好きなのです。80年代のイギリスの音楽が好きな方なら、ビッグカントリーの前身バンド・・・というとわかりやすいかも知れません(前身というのも少し語弊はありますね。ギタリスト/ソングライティングチームの一人である故スチュアート・アダムソンが脱退後新たに始めたのがビッグカントリー)。


 私自身彼らの音楽のルーツを知りたくてスコットランドはダンファームリンまで行ったぐらい、思い入れは特別にあります。その音楽は、若さに任せたスコットランド民謡と当時のパンク/パワーポップ/アートポップ/グラム/エレクトロポップの合体という感じでなかなか痛快だった当初から変貌を遂げ、最後には自分たちのケルトのルーツをさらに推し進めた作風に到達します。


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 で、彼らのラストアルバムである4枚目の作品"Joy"で好きだったのがここに挙げる"And the Band Played Waltzing Matilda"。その元歌はオーストラリアの有名な歌、"Waltzing Matilda"。最初に知ったのが子供の頃観た映画「渚にて」。この映画の、第三次世界大戦で人類が滅んで行くという悲惨なストーリーを思い出していたら、また今回の原発事故のこととリンクしてしまった・・・


"Waltzing Matilda"



「渚にて」の最後のシーン。



 スキッズ、それにエリック・ボーグルはどちらもスコットランド出身であり、大英帝国にいわば駒として使われた立場。それだけに、帝国主義や戦争への皮肉が込められたボーグルの歌の内容にも苦いものが加わる気がします。


The Skids "And the Band Played Waltzing Matilda"



スキッズがカヴァーした曲のオリジナル。
Eric Bogle "The Band Played Walzting Matilda"


こちらに歌詞と日本語訳がありますのでぜひ御覧下さい。



 「渚にて」は、小学生の頃観て衝撃を受けた映画でした。全編に流れるテーマ音楽、これが何なのか、誰も教えてくれないので、一生懸命この旋律を忘れないようにしてました。人類最後の日、というテーマという意味では、後年XTCの"This World Over"でも思い出しました。


 オリジナルというのは間違いですね、すみません。元々映画で使われている曲自体があって、それをEric Bogleが、第一次大戦のガリポリの闘いの悲劇をテーマに彼なりにアレンジしたということですね。最後にあのメロディーが出て来るのが良いですね。


wikipediaに詳しい経緯がありますのでよろしければ。こちら
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by penelox | 2011-06-25 15:58 | The Penelopes関連


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