Bread Alone (Music From A Quake Town) / The Penelopes

from album "Kiss Of Life"

昨日のマリリン・ローのバッキングVoを加えたバージョンで、3曲目の"Magic"をミックス。
ああでもないこうでもないと、イントロに少しエレクトロニックな薫りをまぶしてみながら、進めて行く。

約2時間ほどの格闘で、なんとか完成。ここまでの3曲、なかなか良い感じに仕上がっているのではないだろうか・・・とか、自分で言ってみたりして(^^;)。

今日は阪神・淡路大震災から10年の日。昨日はTVでやたらと特集番組をやっていたし、今朝は朝っぱらから上空をヘリコプターが飛び回っている。しかし、複雑な心境。ここ10年、ずっと、あるもどかしい思いがぬぐい去れない。

上の曲は、そのどうしても消し去れない心情を、歌詞抜きのインストゥルメンタル曲で表現したものであった。
この97年のアルバム"Kiss Of Life"は、震災からまだまだ復興ならない95年の秋に録音された作品である。

タイトルは、下に書いた表現から来ている。当時、ガス、水道、道路、そして公共施設は次々と復興して行った。早々と、観光誘致のために表通りだけが取り繕われ、しかし本当の意味での人間の生活はほったらかしにされたのだ。どこの街に行っても、神戸も、宝塚も西宮も芦屋も伊丹も尼崎も、弱者を救済するような国レベルで本腰を入れた災害復興支援のプログラムもないまま、かつての文化を象徴する街並は取り壊され、非人間的な高層マンションと何の個性もない「街」がこの10年ひたすら作られた。今見える阪神間は、もうあの頃の阪神間ではない。

こうやってそこに住む人間の心を軽視した復興が本当の復興ではないのは言うまでもない。
文化に良い悪いはない、ただそこにあるもの、というのが私の考え。しかしそれは、人間の長い営みの中で作られて来たもので、たとえその時つまらない、くだらないものであっても、人間の良性に期待を賭けたいのだ。その意味では、あらゆる文化は基本的に最大限尊重すべきものだと思う。全く尊重しない都市復興計画など、愚の骨頂だ。

国民の生命のみならず、文化的な生活の為には出来るだけ金を払うまい、という国の心根が、どうしても目について・・・・ね。TV局も、ひたすら「語り継ぐ」とくり返すが・・・ね。そういう国の基本姿勢をこそ問題にすべきではないのか。



"Man shall not live by bread alone"

人はパンだけで生きるものではない



http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-01-17 20:58 | The Penelopes関連


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