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Blow Wind From Alesund / Interview

from album "Big Oceans"(1979)

今日は全く自分のことではなく、音楽の紹介。
アルバムジャケがボロボロだったので画像修正してます。でも、さらに汚くなったかも(^^;)。

インタビュー。
英国バース出身のアメリカンロック寄りのポップロックバンド。当時はこういうバンドもニューウェーブの中に入っていた。そのせいで、後年、パワーポップはかくあるべき、てな決めつけから入る人には受けが悪いが、視野の狭い聴き方に過ぎない。単なる好き嫌いで適当なことを書くのはアーティストに失礼である。

彼等の音楽、基本的にはエルヴィス・コステロにも似たビートポップと形容できるけれど、パワーポップと形容するには(やや年齢的には高かったのか)もう少し柔軟で幅広い音楽性。アメリカンロックを英国風に解釈した...そう言うと、パブロックの流れが浮かぶが、Blow Wind From Alesund / Interview_b0022069_037770.gif適度なソウルフルさ、ファンキーさや穏やかさ、ライブでお酒飲みながら聴いたら気持ちよさそうなところは、その名に相応しい感じ。コステロとイーグルス的なアメリカンロックの英国風解釈、そこに同時期のバンドだとLive Wire(ライブ・ワイアー。このバンドも渋い)みたいな大人好みのファンキーさ。たぶんコステロ以外だと他にスニッフ・アンド・ティアーズとかダイアーストレイツとか...そういう渋いポップさにも通ずるものがある。所属レーベルのVIrginもこのあたりのバンドの線での受けを狙っていたに違いない。

考えてみれば、当時のアメリカンロックの多くはひたすらライト&メロウなAORに傾きつつあった(...あれはあれで気持ち良いけれど)から、イギリス勢の、しかもNew Waveの中にこういうアメリカンロックのおいしい部分が表現されてた、というのも今考えると興味深い。

2ndアルバム"Snakes and Lovers"もなかなか良いアルバム。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
by penelox | 2005-04-09 23:56 | New Wave


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