ウルトラ警備隊の歌(カラオケ)

from compilation 「ウルトラセブン・ミュージックファイル」(1999)

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(mixiより転載、編集)
 
「ウルトラセブン」を脇から攻める

b0022069_21373322.gifこのあいだThe UndertonesのDVD、The BladesのCDとともに購入したDVD+写真集の「ウルトラセブン 1967」。

サイン会や怪獣イベント、撮影時のスナップ写真などに当時の世相、新聞のテレビ欄などをていねいに集めた写真集。そこに当時のソノシート・ドラマや、気ぐるみ制作プロセスのフィルムなどを、昨年の「ウルトラマンネクサス」で平木隊員役を演じた五藤圭子氏と当時「セブン」で監督もつとめた満田かずほ氏の軽快なナビゲーションによる貴重な映像資料DVDで辿る、本編抜き、資料的味合いの濃い一品。セブンが放送された時代、1967年(昭和42年)に思わずタイムスリップしてしまいそうな濃い内容にただただうなづくしかない。何とも手間暇かけたガッツ星人の気ぐるみ制作には思わずみとれてしまう。最近涙もろくっていけない。この後「セブン暗殺計画(前/後)」をもう一度観たのは言うまでもない(笑)。

「セブン」が放映されたのは昭和42年の秋からの一年間で、2歳になるかならないかの頃だから、正直リアルタイムで観ていたのかどうかは定かではない。だけど人生の一番最初の頃の記憶として、鮮烈にあるんですよね、当時の白黒のTVに映る「ウルトラセブン」の世界の記憶が。イカルス星人のけったいな姿。そして「リンジン」という言葉もここで覚えたのだ。もちろん「ニンジン」と一緒くたにしていて、だからニンジンを食べる時は警戒したものです(笑)。

それに、色々調べて行くと、格別になつかしいのは昭和41年から43,4年の間に放送されたとおぼしき番組の白黒の映像、そしてレコードやおもちゃに集中してしまうのだ。「怪奇大作戦」の主題歌の奇妙なエフェクトに鳥肌を立てて喜んでいた事を刷り込みのように体が覚えているのである。

これらが記憶の断片として転がっていて、いつもどうにもノスタルジックな彩りとともに甦って来ることを考えると、ふたつ上の兄の世界の影響の下、まだ現実と空想の区別も、まして物心さえついてない段階で、このあたりの世界に触れていたのは事実なのだろうな。そうでなかったら、こんな刷り込みに近い感覚など生まれる訳がないし。

今からすると奇妙に思えるかも知れないが、考えてみれば、当時の子どもの世界はもう、寝ても覚めても怪獣であった。怪獣で明け、怪獣で暮れる毎日だったのだ。日本全国の全ての子供たちが、この写真集にあるような格好で、「ウルトラマンごっこ」で野原を走り回っていたと言っても過言ではなかろう。「ウルトラマン」「ウルトラセブン」がリアルタイムだとか、再放送だとかは当時は問題じゃなかった(当たり前だけれど)。私が住んでいた宝塚では、常に周りに同年代のみならず、上下で結構年齢差のある子供がうじゃうじゃいて、お互いに影響を与えあっていた。兄やその友達、そして知らない子供に引っ付いて行けば、結局また別の友達が出来て、そこでまた観た事もない怪獣の人形を見つけたり...ほっておいても色んな情報が入って来る、そんな環境だった。だからこそ幼稚園に入る前に、怪獣の名前なんかを覚えていた訳だし、字も読めたのだろう(特にカタカナ!)。その刺激たるや、今考えるとホント凄まじいものでした。

ウチの近所に関して言えば、当時家の前に宝塚映画の撮影所があった、というのも大きくて、夢や想像力を大いにかき立てるそんな場所が目の前にあったのは、ホントに運が良かった気もする。小学校に上がる頃に潰れてしまい、今ではここに映画会社があった事さえ知る人は少ないのだが、当時はここで映画を作っているというのが、なんだかとてつもなくときめくことだった。「夢」がまさしく目の前にあったのだから。

「セブン」はその、当時の映画産業の最後の煌めきをTVドラマ(当時はTV映画と呼んでいた)に焼きつけた感もあって、それがまた自分の子供時代たる昭和40年代の「建物が壊され、消えて行く昔」感へのノスタルジーと符合するのですね。


主人公モロボシ・ダンを演じた森次浩司(現・晃嗣)氏や、b0022069_21382647.gif女性隊員アンヌを演じた菱見百合子(現・ひし美ゆり子)氏の著書を併せて読むと、また「セブン」を別の角度から読めて面白い。なぁーんだ、そんなに考えないでやってたんだ、とか、軽くがっかりする事も多いけれど、それも含めて楽しい。作品というのは、作り手や作品そのものの質だけでなく、その時代や、受け手も含めてのある種の「恵まれ度」が評価を左右する要素が強く(それは自分でモノを作っていて強く感じる)、そうやって選ばれるかどうかには残酷ささえある。b0022069_21393214.gifが、作品を巡る作り手、受け手の間に成立する「幸福」な関係は、数限り無い「残酷」の上に成り立っていて、だからこそ興味深いのだし、人間存在の不可思議さを思い知らせてくれるのだ、とも言えるのでは...そんなことを最近、よく思う。







それにしても、ダンがデビュー前に一時宝塚に住んでいたなんて(しかも自分が生まれた頃)、そして「セブン」放映後にアンヌが宝塚映画撮影所に通ってたなんて、面白いなぁ。 ファンというのは、こういう、ハタから観てるとどうでもいいようなことに感動してしまうんですよね。



ここまでがmixiに書いた文章。

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上に挙げた曲は、ドラマ中で地球防衛の任にあたった、ウルトラ警備隊のテーマ曲。

それにしてもこの頃はホント、(子供が観るから、と)手抜きして無い、勇壮なマーチの名曲が多いです。
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by penelox | 2005-11-17 23:59 | 懐かしいテレビ番組/主題歌など


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