(mixi日記7/13より)
かなりサイケデリックなバンド名(「涙が爆発する」)。
60年代後半のアメリカン・ガレージ/サイケ/パンクにインスパイアされたらしき、ギターよりもオルガンや管楽器を主体とした音楽性。
そこに、この時代特有の、パンク・ディスコ的なリズム解釈。
ドラッグ塗れの歪んだ世界と、親しみやすいポップセンスが共存するソングライティングと、イギー・ポップ、デヴィッド・ボウイ、スコット・ウォーカーなどの影響が感じられる独特の存在感のリーダー、ジュリアン・コープ。
彼等もまた、実に(奇妙でポップな)独特なバンドでした。
"Treason"
80年代の英国リヴァプールの三大バンドとして、必ず挙がるのが、Wah!(ワー!)、Echo & The Bunnymen(エコー・アンド・ザ・バニーメン)、そしてこのThe Teardrop Explodes(ティアドロップ・イクスプローズ)なのですが、音楽性もさることながら、それぞれのアーティストにとってのこのバンドキャリアの位置付けは全く違う気がしますね。
たぶんバンド時代を一番吹っ切れりやすかったのは、もともとこの地出身ではなく、しかもバンドしてはアルバム2枚(実質的な3枚目は長くオクラ入りしていた)で終わったコープ氏なのでしょう。
むしろ、ソロになってからの方が、その名前、音楽はよく知られていると思います。
一時期ある個性的なロックアーティストがリヴァプールの伝説のバンドを率いていた...そういった方がふさわしいのかも。
短期間の活動ながら、このバンドのメンバー、関係者はかなり入り組んでいまして、後に様々なバンドで活動しています。そういう意味で話題になる事が多いバンドとも言えますね。