"Summerdew Avenue" 全曲解説 プロローグ(1)

 少しずつですが、アルバムの曲解説などを載せて行きたいと思います。まずは、序章を。


-ニューアルバム"Summerdew Avenue"について

 ピュア・ポップ・ユニット、The Penelopes(ザ・ペネロープス)、3年ぶり7枚目となるニューアルバムは、ゲストにRhythm FantasyのMarilyn Lo、Age Of JetsのMark Jetを迎えた四季4部作の第二弾、さらに鮮やかでなつかしい風景を描き出す作品です。全11曲と今回はコンパクトに、The Penelopes流のポップロックを極めた内容になっております。デザインは前作同様マイク・オールウェイ率いるエル・グラフィックによるもの。(プロモーション資料より)



プロローグ (1)

-良質のポップ、良心的ポップー今回ほどそれを意識したことはなかった。録音中、ずっとその事がグルグルと、頭の中を回っていた...

これがアルバムをリリースしてみて、正直に思い出される制作当時の心境です。

 今迄自分の音楽について、みずから色んな形容をして来ました。1st"In A Big Golden Cage"は主に「ネオアコースティック」。2nd"Touch the Ground"でそれだけじゃない側面(パワーポップ的ニュアンス、モータウン/モッド、サイケ、ブリティッシュポップなどの要素)が出せて、3rdの"Kiss Of Life"からは地元に根ざした「宅録田園ポップ」...そして4枚目の"A Place In the Sun"以降のこの10年ぐらい、ずっと自分の音楽について形容した来たフレーズは「ピュア・ポップ」だった訳ですが、これだけでは十分じゃないなという気持ちもずっとありました。

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 元々はニック・ロウがかつて自らの音楽を"Pure Pop for Now People"と(少し照れも込めて)名付けていたのにあやかっただけだったのですが、"Pure"という言葉の「純粋無垢」な語感だけでは自分のやりたい事が捉えられない感じもあったのです。その、違和感までは行かないけれど、ちょっとしたズレが作って行くうちにどんどん大きくなって来て、さて、改めて、商業目的にあまりに偏ることなしに(ここが難しい)、自分が目指す音楽を言葉にするとなると、結局は良質ポップ、良心的ポップということになるかな、と。ただ、そう言い切る自信が今迄の作品にはなかったのですけれど。


 今回このアルバムを完成し出してみて、改めて漠然としていたその定義が、はっきりと自分のやりたかった事として実感することが出来たのではないかなと思います。


(続く)
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by penelox | 2006-10-28 23:59 | The Penelopes関連


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