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カテゴリ:Mike Alway related( 4 )

The Third Man Theme / Anton Karas

3/21

やっとThe Penelopesのアルバム・リリースが決まりそうなので、デザインを
担当して下さったMike Alway氏にメールで伝えると、早速返事が。

現在彼のエルでの作品の大半を持つCherry Redは、ちょっとしたMike Alway祭りなのか、凄いリリースラッシュ。様々な形態の作品を出して行ってる模様(彼曰く一ヶ月に4枚、との事)。

こちらがCherry Redのサイト。

こちらがそのサイト内、Alway氏統括のElのサイト。こちらでリリース情報をぜひ御確認下さい。

これらは最新リリースの3枚。

Music From The Films Of Orson Welles
Painting The Day / The Cowsills
Transmigration Macabre / Ravi Shankar

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オーソン・ウェルズの映画音楽にカウシルズとラヴィ・シャンカール、と並ぶところが彼の本領発揮、なんでしょうね。

彼のデザイナーとしての発信地であるEl Graphic(エル・グラフィック)のサイトはこちら


日本では何故か「EBISUビールの曲」化が進んでいる様な気がする(気のせい?)上の曲、もちろんオーソン・ウェルズの映画「第三の男」より。
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by penelox | 2006-03-21 23:59 | Mike Alway related

Civilization / Mr.Wright

from album " A Diary Of A fool"

自分のアルバムは今週マスタリング、ということで、どうも落ち着かない。
あんまり甘いものをずっと食べてると味覚がおかしくなってしまいますよね。音楽もそういうところがあって、聴き過ぎてわからなくなるのだ。

特に一曲め。どうもフレッシュな気持ちで聴けない。だから良いのかどうかわからず、さりとてやり直す時間もなく...。

すべてが中途半端な時期である。

Mike Alway氏から送られて来た、Mr.WrightのCD、"Diary of A Fool"を聴く。
エル時代にAlwaysというユニットをやっていたKevin Wright氏による現在のユニットがこのMr.Wrightということになるのだが。ソロユニットによる欧州風味の洒落たノスタルジックポップ、しかしひとつのジャンルで重く深く、どしっとやっている、というより、思慮深いとは言えあくまで軽快に、洒脱に飛び回っている感じ。このへんは実に80's的だ。とても趣味が良く、好感が持てるのだが、反応しない、あるいは軟弱、とか言って切り捨てる人達が今の時代では80'sよりも多いことも容易に想像出来てしまう。

反応出来ないやつは趣味が悪いんだ、で終わってしまうのも、ね...。だからちょっと考えてみる。

たとえば同じヨーロッパ路線とかでも、90's以降に登場したThe Divine Comedyのような、OasisやRadioheadの様ないかにもロックバンドみたいな感じが好きな層も取り込んでしまえそうなどっしり感(悪く言うと大ざっぱ感)なんかとは微妙に違う。どっちかと言うとWright氏に味方したいのだが、The Divine Comedyの方が一般受けしそうなのもわかってしまう。よりジャンルに忠実、という意味で、だが。やってる人の意識が現代の一般大衆のコレクティブ・アンコンシャス(集団的無意識?)により近そうな感じがするから...としか言い様がないけれど。考え考えやってるのはWright氏の方なのだが。

このへんに関しては複雑な心境だ。
90's以降、音楽に関して何かとジャンル分け、棲み分けが進んでしまったことが、音楽の世界が(売り上げのみならず、クリエイティヴィティー、という意味でも)活力を失ってしまった遠因だと思う。10代ぐらいの若い人は(安易な棲み分けに一定の距離を取るのに必要な)巨視的な視点はなかなか持てないとは思う、まず全体が見えない訳だから。とすると、問題は20代後半から30代以上の世代だろう。

自分もこの中に入るから(今年40代に突入だが!)、余計自戒も込めてだが、この年代がもっと自分の楽しみだけ考えず、知的、寛容で、視野が広ければ、こんなことにはなってないと思う。自分らのことだけでなく、下の世代に対しても影響という意味で責任があるという意識を、もっと持つべきであろう。

しかし、すがれるものを無意識下で求めているのも人間、(メディアがデッチあげた)ムーブメントが来ると乗ってしまう。そこで、自分はそのムーブメントで育った人間、という思い込みが出来上がってしまうのだ(私なんてNew Waveに関してモロそうだ)。それが逆に他の時代の他の動きに対して非寛容になる遠因であることも否定できないのだ。

まあ、話がそれたが、そういうジャンル分け、棲み分けが進み過ぎたがゆえに、わかり易いものというかおおざっぱな作りの音楽を音楽業界が重宝することが増えたように思う。Oasisなんて、特別大好きにもなれないのは、一般的にたとえに出されるビートルズをあまり連想しない(プロモやジャケのデザインの割に)からだけでなく、それよりも英国サッカー場でのチャント(chant)に近く聴こえるからだ。それが自分には単純に響く。アーティスティックな意味であまり面白くないのだ。

本当に良い音楽は、決してわかり易いものとは限らない、ということ。


アメリカのUsoundsよりメール。3年ほど前に向こうのサイトに掲載していたpure pop chartをまたUsoundsで再開したいとの申し出に、喜んで、と返事。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-04-11 21:14 | Mike Alway related

Mumsy Nanny Sonny & Girly / The Sixth Form

from album "The Sixth Form"

Mike Alway氏から小包が到着。
日本で展開を目指す新しいレーベルのためのアーティストの各作品。美しい、そして強烈なEl Graphic=Alway色のジャケット。これらはもまもなく、スペインのMushroom Pillowからリリースされる予定。

ちなみにこちらがエルグラフィックのサイト。

http://www.elgraphic.co.uk/

この中でも上の曲は日本での展開構想に入ってなかったアーティストだが、凄く良い。こんなの聴くと、60's末-70's初めのイギリス寄宿学校もの映画/ドラマ(そんなジャンルがあるかわからんが)を観たくなる。

ここ日本では80's半ばから後半にその評価が集中しがちなMike Alway氏。
しかしこうやってみると、実は最初から、20年前にエルをはじめた時から全く変わっていないのだなあ。あくまで彼の求める世界を、いわば「マイク・オールウェイ・キングダム」を世界中に伝播し、開花させることに徹しているのである。これは凄いこと。気高い人である。

いや、そもそも考えてみれば、彼がソフトボーイズのマネージメントを手掛けたのも、ベルベット・アンダーグラウンドとアンディー・ウォーホールの関係に似ている。彼の今度のプロジェクトには、"exploding plastic inevitable"(アンディー・ウォーホールが最初にやったメディアミックスのショーの名前)なんて言葉も出て来たりして、彼の全く揺るぎない美意識が貫かれている事がわかる。

チェリーレッドでの仕事も実は広い意味での60's後半からの英国/欧州/アメリカをまたにかけたサブカルチャーへの目配りやつながりがあった。そうでなければ、お洒落系(に一見すると見える)ネオアコと一緒に60's末のブルース/プログレ/ハードサイケな音楽を紹介したりしないだろう。これは決してスノビズムに根ざした偽悪趣味ではなく、60年代終わりにあったサブカルチャーも含めた世界的な変革の流れと関係があると思う。昔スノビズムについてたずねたらそういうのとは全く違うと彼は言っていた。

音楽について語る時、日本ではそのへんの60's末の全世界的な流れについての社会学的アプローチから始めたサブカルチャーへの考察が足りない気がする。それは、当時国や国民の大半が日米談合体制を問いつめないで背を向けたその事実を、勇気を持って冷静に語れる-それは自分の踏み誤った部分も認めるということ-人間が少ないというのもあるし(様々な問題を温存したまま経済発展にのみ集中し、そのためこの時代を語る時は表層-ノスタルジーに終始するよりほかなくなってしまったのだ。楽しいだけの時代、完璧な時代などあり得ないのに)、それによって出来上がった社会の中に生きる私達が、その場その場で消費して捨てるサイクルに関して余りに無頓着/思考停止だから、というのもある。

だから、日本で80's半ばから後半に彼の評価が頂点を迎えたのは、当時の消費主義としてのバブルのムードにうまく乗っかった、というのがかなり大きかったと思う。しかしそれはまた、その深い世界/哲学を知ることなく捨てて行ったのだということも見過ごしてはならないだろう。私が今回、彼のプロジェクトを少しお手伝いするからには、そこをもっとフォロー出来るように、ただ聴いて捨てるサイクルを促すのではない、もっともっと深い(?)聴き方を積極的に提案しないといけないな。

音楽なんて軽く聴いて消費するだけのものと思っているのなら、それ以上のものがここにあるんだよ、ということを示せれば。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-03 20:58 | Mike Alway related

Velasquez And I / Would-Be-Goods

from "The Camera Loves Me"

相変わらず声が出ない。
にも関わらず仕事は休めないので、「え゛ーっ゛ど」とか「わ゛がる゛が〜?」とかやっている。おかげで、なかなか元に戻らない。また、そんな時に限って、理不尽なことが色々起こり...気持ちの面もバランスが悪い。これでは体調もなかなか戻らない。

歌えないので、暇を見つけては"Rock"、それにラスト曲となる"Looking"の歌詞の方を色々手直ししている。思いついた言葉、言い回しをメモっては残しておき、流れに合えば入れて行く。だいたいいつも、アルバムの終わりの方の曲になる程、後で聴くと曲/歌詞の出来として集中力が落ちてる感じがあるので、どうしてもそれは避けたいのだ。

ラスト曲の参考資料を購入、早速読みはじめる。カン・サン・ジュン、森巣博共著の「ナショナリズムの克服」。
アイデンティティー、特にナショナル・アイデンティティーについての話が刺激的で面白い。

体調のせいもあるが、あんまり油っこいものは今は聴きたくない。
という訳で、ウッド・ビー・グッズ。

モノクローム・セットにも通じる軽快な無国籍風ギターポップに、ヘタウマ女性Voが載っかる。さりげないセンスはあまりにさりげなさ過ぎて、気付かない人には全く気付かれないであろう。DIY的なギターサウンドも、パンクを通過した、ポストパンクな音だったのだ、実は。しかしそれも、この軽やかなポップサウンドのせいで気付かれない。

ネオアコというのは当時のポストパンク(バンクの先にあったもの、消化し乗り越えた音楽)であり、ニューウェーブのひとつだった。そのことが最近、どうも忘れ去られている気がする。

これを聴くと、エルのある部分が日本のネオアコ、的なるものに大いに影響を与えたのがやっぱりよくわかるなぁ。
でも、表層的に聴こえていても、実は深い深い、60's音楽や文化への愛情、そして自分自身の内面昇華に裏打ちされた表現だと痛感。自分の根っこにあるものをやっている感じなのだ。根付き方が半端じゃないと言うか...。そこにはやっぱり魂(ソウル)があるのだ。そして、ポスト・パンクに象徴される反骨精神。これがなきゃ、グニャグニャの軟弱BGM止まりになってしまう。

そのへんでやっぱり、日本のそういう音楽は、まず自分自身の根っこにあるものから始めるべきじゃないかなと思った次第。徹底的に自分を見つめ直すとこから、というか。それやらないと、良いものになりませんぜ、やっぱ。
そしてそれは必ずしも、メディアが流す「日本的ななにか」である必要はないのだ。


夜、昔教えていたK君より電話。
彼は高校時代に教えていて、ある大学に行ったのだが、面白くなくてやめてしまい、その後、アメリカのビジネススクールに入るというので、また今年春まで教えていたのだ。クリスマス休暇で帰って来たそうな。

彼に関しては、進路に関して私にも責任があり、後悔していたので、順調そうな声をきいてホッとした。
今はアメリカで元気一杯頑張ってるみたいだ。4年制の大学に編入する考えもあるとか。自分の頃と比べると、国境という垣根がどんどん低いものになっていて、ええ感じやなあ。



http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2004-12-15 21:30 | Mike Alway related