カテゴリ:The Penelopes関連( 240 )

Light and Shade / The Penelopes

from forthcoming 7th Penelopes album

この日記、サブタイトルをシンプルに"penelopes watanabe's music diary"に改めました。今までのタイトルは"my arty crafty fancy fallacies(芸術ぶった気まぐれと詭弁)なんて言う、ちょっと重たくてかつ奇妙なモノでしたが、やっと自分の書きたいことがある程度一定のネタに決まって来ましたので、シンプルなので良いかな、と思いましてね。

7曲目"Light and Shade" のミックスを終了。この曲はある意味かなりモッドぽい、かも知れません。けど、そう言うとまたいかにも、なイメージで取られそうなので、ちょっと説明しておきますと、いわゆるコスプレとしてのモッド/モッズには全然興味がないんですよ、個人的には。b0022069_18561899.gifそうじゃなくて、そこにある、ある種の精神的理想主義と言いますか。弛緩した音像ではない、60'sモータウン的な音楽でもって、「何かのはじまり」を表現している、というべきでしょうか。精神的/知的怠慢や、自堕落に自己を甘やかした偽悪的表現とは対極、一線を画した、奮励努力を音に刻み付けた音楽というか。

ですから、あのスタイリッシュあってこそのモッズだ、という意見から考えれば、違いますね。どちらかというと、80's前半の、政治性も帯びた英国New Wave全般の中にあった大きな理想主義...これは当時のThe JamにもThe Style Councilにも、当然当時のNeo Modにもあったもので、そのへんの精神性に強い関心や影響があるのです。だから、Modernistic(モダニスティック/現代的)というより、Idealisitic(アイデアリスティック/理想主義)でFuturistic(フューチャリスティック/未来主義)、という感じでしょうか(写真はThe Penelopes、2003年のライブの模様)。


HPのコンテンツを色々手直しする。いよいよアルバムリリースに先駆けての準備も始めないといけないな。

今年は、なんとしても新レーベルを軌道に乗せたいなぁ。まずはMike Alway氏を始めとする様々なアーティスト達のコンピレーションからになると思うが、これもある種、私watanabeの、penelopesにも通ずる表現のひとつになれば、という夢なのだ。velvet moonさん、よろしくお願いいたします!


"I have a dream that one day the pure pop idealists all over the world meet on our compilation CD, stimulating each other, making this industry a little bit more interesting, intelligent, artistic and romantic, so that the world will be easier for us to live..."

「私には夢がある。いつの日か世界中のピュア・ポップ理想主義者たちが、出会い、刺激し合い、音楽業界をもう少し面白く、知的でアーティスティック、ロマンティックなものにしてくれるような日が来るという夢が。そうなれば、世界はきっともう少し住みやすくなるだろう」

(マーティン・ルーサー・キング牧師風に。^^;)

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-20 19:02 | The Penelopes関連

Take It Away / The Penelopes

from album "Inner Light"

2/18

弟の渡辺聡の作品が展示されている神戸の兵庫県立美術館へ。阪神・岩屋から徒歩数分。海のすぐそばにあるので、寒いのなんの...。正直、場所的には前の近代美術館のあった阪急・王子公園の方がよかったなぁ。

最近神戸の湾岸地域がかくも再開発されているのか、というのを目の当たりにする。
阪神沿線も、もう昔みたいな阪神工業地帯や古い住宅街の雰囲気は薄らいでいて、高層マンションと観光誘致目的のハコモノ行政の象徴、って感じになって来ていると痛感。

高名な建築家や神戸ブランドを利用して立派なハコを整備、客集めを狙う...まずそんなマーケティングありき、の割には、思ったほど効果を上げているとは、とても思えない。しかし、既得権益を守りたい立場の人間からすると結局それしかできることがないのだろう、というのも想像に難くない。何か新しいことを始める時に、本当の意味でのクリエイティヴィティーとはある意味危険なものだ。それによって何かを変えられてしまうこと、既得権益を失うことはある立場の人間からすれば絶対に避けなければならない。クリエイディヴィティーとは、そんな守旧派にとっての利益になるかどうかとは無関係に存在するものだからだ。だから、そんなリスクは避けるに限る。しかし、先例にならい、リスクを避ければ避けるほど、出来ることは限られて来る。だから、どんどん同じものになって行く。個性も面白みもなくなって、ますますジリ貧になる。なればなるほど権威づけをしようとしてまたブランドに頼る。

そもそもが、まず既得権益だけを守ったところでスタートしている訳で、悪循環に陥るのは自然の摂理なのだ、そのことに、一体いつになったら気付くのだろう...ましてアートは、まずスポンティニアス(spontaneous: 自然発生的、自発的、と言うべきか)であるべきという前提がないと。それは、ハコモノ行政だけではいかんともしがたく、たとえば教育の現場から始まらないとどうにもならない。ハコを作ったら終わり、の土建屋国家的発想からひとっつも脱却してないのが、むなしいし悲しい。

TVや雑誌などマスメディアによるブランドの権威化でしかアートの浸透が達成されないなんて、悲しいね。しかもそれは、本当の意味でアートが身近なもの、リアルなものになるやり方ではないのだ。従順な消費者を大量生産する以上の方法論がない今の状況、ダメになるところまで落ちるしかないのかな...。

...とまぁ、悲観的な言葉はさておき。

今回の作品展、世界中の約8000点から選ばれた101点の作品を展示していて、そのひとつが彼の作品という訳です。2/20までなのでもう終わってしまいますが。

弟の作品はgoogleかyahooでイメージ検索をすると結構見つかります。ここに参考までにふたつ、作品を上げておきましょう。これはネットで見つかる絵だから、別にここで紹介しても良いだろう。

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(左)「ルーブル美術館」 "Le Musee' du Louvre" (2000)
(右)"residual"(2004)


渡邊聡の簡単な経歴を。

1987-91 京都精華大学 洋画専攻 (BA)
1992-93 Glasgow School of Art (PG)
1993-95 Glasgow School of Art (MA)
2002-03 文化庁芸術家在外研修員としてニューヨークに滞在。

個展
2004 TARO NASU GALLERY、東京 (also 1999, 2001)
2001 三鷹市芸術文化センター、東京
1998 オンギャラリー、大阪 (also 1999)
1996 コオジオグラギャラリー、名古屋 (also 2000)

グループ展
2003 "JAPAN RISING", The Palm Beach ICA, Florida
絵画新世紀」広島市現代美術館、広島
2000「方法としての絵画 システミック・ペインティング」、文房堂ギャラリー、 東京
「フィリップモリスアワード2000」、恵比寿ガーデンプレイス
「VOCA 2000」、上野の森美術館、東京
1999「Compact Disc V.A.,」、 神戸アートヴィレッジセンター、兵庫
1998「The Field of Vision」、京都四条ギャラリー、京都
1995 "SBC European Art Competition", Smith's Galleries, ロンドン
"Cluster", Collective Gallery, エディンバラ

以上、Taro Nasu Galleryからの転載でした。
http://www.taronasugallery.com/index.html

The Penelopesとの関連を書くと、デビューまでの初期はずっと手伝ってもらっていて、93年の1stアルバム"In A Big Golden Cage"では"Evergreen"、"Love Without Radar"でギターを弾いています。その後、4thアルバム"A Place In The Sun"では"Today"、5th"Inner Light"では"Take It Away"でそれぞれリードVoを取っています。

(左)In A Big Golden Cage / The Penelopes (1993)
(中)A Place In The Sun / THe Penelopes (1997)
(右)Inner Light / The Penelopes (1999)

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彼の好きな音楽はPaul Weller、R.E.M.、Edwyn Collins、The Smithsあたりではないかと。あと、Lou Reed、Long Ryders、Lloyd Coleなんかも。このへんに関しては私より聴き込んでいたと思う。ギタースタイルは、Peter Buck(R.E.M.)やPaul Wellerに近く(が、最近は殆ど触ってないらしい)、ボーカルスタイルは、Edwyn CollinsやRay Davies(The Kinks)をほうふつとさせる、というのが個人的印象。

下は2001年、三鷹の芸術文化センターでの、ワークショップの模様。子供たちに、シールで絵を描かせた模様。
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http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/recom/0104/tokyo/araki.html

こんな感じで現代美術シーンで活動中の我が弟。音楽でまた今後何か一緒に出来ればな、と私watanabeは思っている次第です。ご興味ありましたら、またいずれどこかで展覧会、個展などがありますので観に行ってやって下さい! !

2/19

ベース録音再開。結構バタバタだったですが(ね、miyataさん^^;)、"Light"、"87"の2曲が終了。3月一杯でなんとかミックスは終わらせたいな。

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by penelox | 2005-02-19 21:18 | The Penelopes関連

Miracle / Rhythm Fantasy

from album "World 2003"


リズム・ファンタシーのレイコの結婚式の2次会に出席のため比叡山坂本へ。場所は琵琶湖べりの洒落たヨットクラブ。皆さんの心のこもったお祝いが続く。私はギターを伴奏して、彼女達の"Miracle"をマリリンと歌った。しかしまあ私のハーモニーがひどくてマリリンさんに申し訳なかった。リハーサルもろくにしないでやる私が悪いのだが。

下に載せた2ndアルバム"World 2003"に収録されたこの曲は、私がおふたりにプレゼントした曲。ふたりを前提に書いた歌だから、それはもう特別な感慨がありました。

あと、ゲームで将来お子さんが出来たらというので、テーブル対抗で男の子、女の子の名前を考えたら、うちのチームが優勝してしまった! 私も知恵をしぼったから言うのではないが、しかしあれは正直良い名前だと思う(^^)。レイコさん、旦那さん、ぜひあの名前を付けて下さいね(^^)。

帰る時、レイコさんの幸せそうな表情を見てホッとする。良かったね、レイコさん。
お二人の末永き幸せをお祈りしています。おめでとう! !

そして、マリリンさん、ホントお疲れさまでした。


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by penelox | 2005-02-05 23:52 | The Penelopes関連

Bread Alone (Music From A Quake Town) / The Penelopes

from album "Kiss Of Life"

昨日のマリリン・ローのバッキングVoを加えたバージョンで、3曲目の"Magic"をミックス。
ああでもないこうでもないと、イントロに少しエレクトロニックな薫りをまぶしてみながら、進めて行く。

約2時間ほどの格闘で、なんとか完成。ここまでの3曲、なかなか良い感じに仕上がっているのではないだろうか・・・とか、自分で言ってみたりして(^^;)。

今日は阪神・淡路大震災から10年の日。昨日はTVでやたらと特集番組をやっていたし、今朝は朝っぱらから上空をヘリコプターが飛び回っている。しかし、複雑な心境。ここ10年、ずっと、あるもどかしい思いがぬぐい去れない。

上の曲は、そのどうしても消し去れない心情を、歌詞抜きのインストゥルメンタル曲で表現したものであった。
この97年のアルバム"Kiss Of Life"は、震災からまだまだ復興ならない95年の秋に録音された作品である。

タイトルは、下に書いた表現から来ている。当時、ガス、水道、道路、そして公共施設は次々と復興して行った。早々と、観光誘致のために表通りだけが取り繕われ、しかし本当の意味での人間の生活はほったらかしにされたのだ。どこの街に行っても、神戸も、宝塚も西宮も芦屋も伊丹も尼崎も、弱者を救済するような国レベルで本腰を入れた災害復興支援のプログラムもないまま、かつての文化を象徴する街並は取り壊され、非人間的な高層マンションと何の個性もない「街」がこの10年ひたすら作られた。今見える阪神間は、もうあの頃の阪神間ではない。

こうやってそこに住む人間の心を軽視した復興が本当の復興ではないのは言うまでもない。
文化に良い悪いはない、ただそこにあるもの、というのが私の考え。しかしそれは、人間の長い営みの中で作られて来たもので、たとえその時つまらない、くだらないものであっても、人間の良性に期待を賭けたいのだ。その意味では、あらゆる文化は基本的に最大限尊重すべきものだと思う。全く尊重しない都市復興計画など、愚の骨頂だ。

国民の生命のみならず、文化的な生活の為には出来るだけ金を払うまい、という国の心根が、どうしても目について・・・・ね。TV局も、ひたすら「語り継ぐ」とくり返すが・・・ね。そういう国の基本姿勢をこそ問題にすべきではないのか。



"Man shall not live by bread alone"

人はパンだけで生きるものではない



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by penelox | 2005-01-17 20:58 | The Penelopes関連

Vehicle / The Penelopes

from album "Eternal Spring"

PCの不調。

どこが悪いのかわからないので結局どうしたものか・・・これも途中でフリーズするんじゃないかと冷や冷やしながら書いている。マウスが古いせいで途中で止まってしまうのではないかと思うのだが、たまたまそれがHP作成ソフトのPageMillで作業中に起こったと言ったら(メールの時でも固まるときは固まると言ったのに)全てPageMillのせいにしやがった、appleの人。

なんか親切そうで結構強引なのよね、appleさん。意外と相談に乗ってくれないし、修理に出したらOS変えられてハイ、終わり。それで色んな原稿が消えました。今じゃプリンターも対応しません・・・ヒロシです。

ここ数日はセンター試験ということもあって目が回る忙しさ。しかしそれでメゲてたら何も出来ないのだ。

1/10、"Magic"のベース録音。キーボードで作ってあったベースラインを元に、miyataが新たにベースを入れて行く。

1/12、朝から"1983"のミックス。できるだけ簡素に、シンプルに。最低限のデコレーションとして、イントロにちょっとしたギミックを入れる。

注文したアップルマウス、まだ届かない・・・。

自分のやって来たことの再確認に上の曲。
これはアルバム"Eternal Spring"の中でも、ホントに自信持って自分らしいと言える曲のひとつ。あまりないことなのですが今でも好きなのです。

実はもし今やってるアルバムがリリース出来たら、次はベストアルバムを作りたいと思っている。1997年からの10年、4枚のアルバムからのコンピレーションという形。もうそろそろ振り返ってもいいかな、という気がするので。

この曲は間違いなくそのベストに入れると思いますね。



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by penelox | 2005-01-13 21:00 | The Penelopes関連

Have I Ever Mentioned / Rhythm Fantasy

from album "Melody Garden" (2000)

"87"のギター録音を再開。まだ結局の所コードプレイでとまっていたのだった。なんとか今年一杯で基本的な録音は終わらせたいなあ...そうしないとリリース予定が狂って行く。

イントロのフレーズをああでもないこうでもないと、またいつものようにいじり始める。
一応イントロで思い付いたフレーズを残しておく。やっぱりしばらく置かないとわからないのだ、これで良いのかどうか。これがうまく行ったら残りの間奏のところもやって行こう、というところでまたこれから仕事、仕事。

........................


で、今帰って来ました。今日もまたバテバテ。

それでなくても朝からバテていて、疲れが取れない。まあ正直、中三ぐらいの子に物を教えるってのが、一番難しい。
勉強そのもの以外のところで特に。

何でも質問して来るのは、それによって物事全般に対しての常識を形成しようとしているからだし、そうやって大人としてのある種の模範を求めているからだ。だから適当にあしらったらそういうものだと思い込んで行く。
責任重大なのだ。

しかも、社会のタテマエや本音、ぶっちゃけて言えばどれだけ「大人の世界が腐っているか」(大袈裟だが)をはっきり認識しはじめるのもこの頃なのだ、特に男の子は(女の子は、そのへんにはもっと小さい時から敏感で、適応能力が男の子より早くから訓練されている感じがする。それが良いことかどうかはまた別の問題として)。

その事実を、目の前の身近な大人(一応私のことです)がどう受け止め、どう対応しているのか見ようとする。それゆえ、大人は一生懸命生きていることをちゃんと示すべきだし、どんな試練があっても、逃げず、一生懸命考え、想像力を働かせ、思いやりを持ってより良く生きることの大切さを、たとえ偽善とその場でははねつけられようがちゃんと伝えるべきなのだ。

おおっ、ロッカーがこんな事を...('';)。
いや、私はロッカーではないから。ピュアポッパーだから。

...まあともかく、

それによって、その子がどう受け止めるかはその子次第なのだから。たとえばハタチ過ぎたらもうその子の基本的な人格形成は終わっている。もはや対等な大人として付き合えるだけである。


だから、質問魔のA君(阪神間の某有名進学校に通う中三)の、あまりに硬直した偏見だらけの意見には、どうしても、それはもっと幅広い角度から物を見た方がええで、となって、結果熱い議論となる。いくら成績良くたってそれではダメだと。それに対し、いや、成績良いんだから、後はバレなきゃ何しても良いんでしょ? みたいな反応のA君。で、アタマごなしに言い包めるのではなく、ぶつかり合いをするのだ。そうすると、最後はA君嬉しそうに、満足した感じにはなる。まあ結局、心のプロレスをしたいのだ。ぶつかって行くことで向こうはこちらがどう出るか反応をうかがっている部分もある訳で。

たとえば、弱者や傷つけられる側の立場を考えないで、多数派に回って叩く方が得であるかの様な言い種を連発すると、それは違うでと言わざるを得ない。もっと弱者の心の痛みに敏感にならんかい、想像力を使え、自分がやられたら嫌やろが。社会の不正にケチつける前にまず自分からそういう悪循環を断ち切らんかい、そうせんと5年後は君も単なる腐り切った大人のひとりで終わるぞ。そん時にはもう俺は責任は取れんからな。自分で責任とらなあかんねやぞ、それでええんか?みたいな感じでね、説得するんですよ。


まあ疲れますわね、こんなことしてたら。

しかし、今の時代、モノがあふれまくっているが、それによって、幅広い、バランスの取れた価値観を身に付けているかというと全く逆で。かえって子供の短絡的な好き嫌いを助長しているし、それによって、小さな頃から、些細な好みだけで友達関係を構築する癖がついていて、閉じたムラ社会から出ようとせす、お互いに背を向け合っている臆病な子がやたらと増えている気がする。

だから、「大人の世界が腐っている」ことに気付くことは、もっと大きなビジョンを掴むという意味では、とても健全だし、幅広い価値観を身に付けて行く、想像力を広げるのに良いチャンスなのだ。

私は親じゃないからあんまり偉そうに言いたくないけれど(←今さら!)、やっぱりホントは親が、その生きざまで、もっと幅広い、バランスの取れた価値観を子供に示すべきなのではないでしょうか。思春期になったら、子供なんてたいてい親を馬鹿にしたり、反発したりするけれど、そこで必死に取り組まない親が多すぎて....そこで格闘せんでどないすんねんと。そう思うんてすよ、切実に。

いや、仕事で疲れ切っているのもわかるんですがね。
それに、そういう、大人、特に父親を仕事で疲れ果てさせて子育てに参画させない社会にしているのも日本の企業社会の問題点で。まあ、このへんは根深いですよね。

こういう子なんですよ...(だから無理なんです、みたいな)って、親がそんなこと決めつけで言ってたらあかんのとちゃうかなぁ。子供も自分の可能性を否定されたとショックを受けてると思う。
徹底して議論したり戦ったりしないと。いや、軽々しく言いたくはないんですけれどね。


そういうご家庭に聴いてほしいのが、私が作曲し、マリリンが作詞したこの曲。
一見タテマエ風な歌詞に見えるかも知れないが、違うのだ。
生きていけば行く程見えて来るある真実...そんなところでしょうか。お互いへの愛情や信頼、思いやり。
それらの、なんと貴重なことか!
今わからなくたって、何十年後でも、きっとわかるはずなのだから。


あなたのことをどれだけ大事にしているか
今まで言ったことあったかな?

あなたがここにいて
人生の中で支えてくれたり
導いてくれたことを
すごいことだと
そして感謝しているのです

(大意)

大事なことから逃げてたら気付かない、だけど本当は、一番ちゃんと言わないといけないこと。
ロックの斜に構えた不良性ゆえに見抜ける真実もある。しかしそれゆえ見抜けないものもまた、あるのだ。
ロックでは見抜けない真実。
それをRhythm Fantasyの音楽はきっと教えてくれる。私はそう思いますよ。

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by penelox | 2004-11-24 23:10 | The Penelopes関連

I'm Still Dreamin' / The Penelopes

from album "Inner Light" (1999)

今日は1月に抜けたドラマーのNassieが、置いてあったドラムを取りに宝塚に来た。会うのは去年の12月以来である。
一緒にRhythm Fantasyのマリリン、レイコも来た。

(注・当方HPでは公式には4月に脱退したことにしていましたが、実を言えば、それまで説得を続けたからなのです。何卒、ご理解下さい)

Nassieの脱退には諸々の事情があり、私にもまた諸々の事情があった。それが最悪のタイミングで重なった。
だから当時は仕方なかったとしか言い様がない部分もある。とは言え、抜けるにあたってお互いにあまり友好的とは言えないやり取りもあった。ここには詳述はしないが、私の中にも、納得しきれない部分があってずっとひっかかり続けていたのも事実であった。時々思い出しては、怒りに近い感情も持つことも、なくはなかった。これを解決しないまま創作に取り組むことは本当に難しかった。

だが、改めて再会し、当時の事情やお互いの思いのたけをちゃんと話し合うことで、誤解をとき、和解、ないしは次のステップに向かって新しい関係を築くことが出来たと思う。かなりホッとした。やっと今日から心安らかに眠れるな。

同窓会的になった4人の久々の再会であったが、それぞれの事情が昔とはまた変わっていても、素晴らしい過去のある日々を共有しているのは強い。色々思い出話をしているうちに何かがまた戻って来るのを感じた。

今録音中の曲のラフミックスも聴いてもらった。気に入ってもらえたようで、これも良かった。
こうやって、ひとつひとつが解決して行くには時間がかかる。しかし、どれだけ時間がかかっても、粘り強く信じ続けること...それを思い出させてもらったと思う。


さて、いよいよ自分の曲ばかりタイトルにし始めて、ネタも尽きて来たのか...イヤイヤ、そういう事ではないのです。
考えてみればいままで自分の曲に関して、何を歌ってるとか、きちんと解説したことなどなかったんですよね。それに最近気付いたのだ。

大昔、当時のバンドのメンバーが、私の書いた曲の歌詞の内容を気に入って、それを自分の彼女に言ったら「おしつけがましい」と言われたそうな。内容がおしつけがましいのか、説明することがおしつけがましいのか...そのへんは恐くてきけなかったが、たぶん前者なんだろうな...ともかく、結構ショックだった。

歌詞のことに主に言及する方もいる。歌詞は全く見ないから、という方もいる。英語だから良いという人もいれば英語だから嫌だ、という人もいる。全ての方を満足させることは出来ないのだ。しかし、できるだけみんなにわかって欲しいという甘っちょろい自分もいる。

そのへんでどうしようかと迷っているうちに時間が経ってしまった。

しかし、今までCDとして出した曲はもう100曲近く(アルバムで81曲、その他コンピに8,9曲あったと思う)にもなるのに、何ひとつちゃんとコメントさえしていない。もうそろそろこれではいけないと思ったのだ、突然。

が、これを全部解説するには相当の手間と時間がかかると思うので、 思い出した時にたまにここで書かせてもらえれば。ここで書いたことをまた自分のHPで曲解説として改めて載せることも可能ですしね。

上の曲、これも昨日の"Rainy Season"と同じくMP3でアップ中なので、ぜひ聴いていただきたいもの。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/MP3.html


内容は、ある男の独白。彼は作家を目指していて、年は30すぎ、嫁さんも子供もいて、ふだんは普通の仕事をしている。しかし夢が捨てられない...そんな感じ。

みんな俺にしくじるなと言った
作家になるんだ
賞ぐらい取ってやるさ

彼のこんな、夢への強がりめいた独白の後、

夢は全てを食い尽くす
それで君は利口になれない
君はわからない
死ぬまで

(大意)

こんな歌詞を突きつけて行くのだが、もちろんこれは昨日の"Rainy Season"と同じで、彼が夢を追おうとしていることに否定的なのではなくて、これは彼のもうひとつのエゴの声なのだ。このキャラクターは私自身の一部の投影でもある。それでもお前は進んで行くのかと。 こんな内容を、モンキーズみたいな軽ーいポップソングのアレンジでやりたかった。何故なら歌詞と音楽は漫才で言うとボケとツッコミみたいなものだから...。

...ああ、これはもうちょっとじっくり説明したいですね、また。

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by penelox | 2004-11-22 23:02 | The Penelopes関連

Rainy Season / The Penelopes

from album "Inner Light" (1999)

"87"のリードVo開始。午前中は声が死んでいて、仮歌としてあれやこれやと試すが、まあともかくヒドいの一言。

もうこの曲外そうかと、またしても弱気の虫が顔を出す。
しかし考えてみれば、全曲でそんなことを言ってるのであった。
気がついたらアルバムに入れる曲がなくなったりしてな...ホンマ世話ないやっちゃ(^^;)。

午後から改めて本録り。今度はもう少し慎重に、少しずつ録音して行く。
この曲は、キュアーの"Why Can't I Be You?"みたいな、80's New Wave風モータウンみたいな、はたまたホール&オーツの"Man Eater"をおかしくしたみたいな(たとえ自体がおかしいか!)...そんなどこか崩れた感じにしたいので、あんまりきちっと歌っても面白くない気もして来た。フラフラ揺れてるVoもこれで良いような気もする。

一応一通りリードVoと、ちょっとしたバッキングVoを終える。バックの音を固めてから、また修正すべきところは修正しよう。

いざマイクに向かうと、さんざんそれまで考えていたアイデアなんかがスパッと出なかったりして、自分の体をいかに楽器としてうまく使えてないか思い知る。自分が納得する作品になれば良いのだが、どこまでいっても納得しないのも事実だ。

挑戦と挫折と再挑戦と妥協と....
これを繰り返すうちに少しずつレベルが上がって行けば、妥協がひとつでも減れば、それで良いんじゃないかとも思う。どうせ生まれて来たのなら、難しいことにチャレンジしないと面白くないもんね、人生。


上の曲、今でも自分にとってのベストである(傲慢にきこえるとは思うけれど、幅広いスタイルを、ちようど良いバランスの集中力とエネルギーで作れた、という意味でいまだこれを超えられていないためそう呼んでいるので悪しからず)99年のアルバム"Inner Light"の中でも、特に気に入っている曲のひとつ。今当方のHPのMP3コーナーでも聴けるのでぜひ聴いてみて下さい。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/MP3.html

ダラーッとした感じで、いかにも何も考えられない夏を表現したかった。レイニー・シーズンというのは梅雨のことだから、本格的な夏の前ということになるのだが、その時期を描いているというのではなく、時間を戻して梅雨よ戻って来い、誰かのクローンだらけ(つまり誰かの猿真似で強迫観念的に夏を過ごそうとする若者たち)の砂浜に、雨が降ったらきっとアタマも冷やせるだろう...そんな感じの歌。
ずっと鳴っているピアノは雨の音を模してみた(つもり)。

夏という季節はイメージ的には万能のように何でも出来るような気がして、しかし終わってみると実は何もしてなかったりする...そんな記憶、ありませんか? そのへんの空しさを表現してみたかったのだ。本当の夏ではなくて、実体のない、夏についての強迫観念に引っ張られているだけというか。それでも夢想は捨てられない...そんな人間という存在の矛盾、ほろ苦いおかしさを出してみたくて。

たとえば、ランディー・ニューマンの"Short People"とか、"Rednecks"なんかは、字面だけ見ると差別してるみたいだが、真意は別にあって、そんな不自由な考え方をしてしまう人達(それは当然自分にも向けられている)への哀れみと愛情が感じられるのだ。まともな理解力がある人だったら、

背の低い人々には生きる理由がない

とか、

おれたちゃ貧乏白人
ケツの穴と地面の穴の区別もつかず
黒人を服従させ続けるのさ

(大意)

なんて詩が本気から出たものかどうかぐらい分かるだろう。本気で思ってたらわざわざ歌詞にしないのだから。
このあまりにも極端すぎて笑ってしまう描写には、愛あるドライなユーモアと、世間一般への、偏見を突き放して見れるバランス感覚や心の余裕、他者への想像力や思いやり、そして言う間でもなく知性、そんなものが前提であってほしいという、期待がこめられているのだ。


この歌詞を見て、ああ彼は差別主義者なんだ、なんて言ってしまうような、そういう短絡的な世の中は、やっぱり健全ではないと思う。差別される側への配慮が足りないのではなく、差別する側の内面に光を当てているのだから。


自分の作品の話に戻せば、どうしてもこの"Inner Light"をあらゆる点で乗り越えたいな、技術的にではなく、表現のコアにある魂的な部分で。
もしそれが出来たらホント最高なんだが。

晩からギター録音へ。いつ終わるかわからないので、先に日記を上げておこう。


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by penelox | 2004-11-21 20:49 | The Penelopes関連

Timeless / The Penelopes

from album "Inner Light"(1999)

たまりにたまったメールにまとめて返事を書いているうちに時間が過ぎる。
あとはまた例によって仕事。生きて行くには仕方ないが、またしても録音する時間が取れなかった。...悔しいな。
これでは何のためにバイトをやっているのかわからんではないか...。まあしかし、また9曲目の歌詞に関してアイデアが浮かんだ。これでよしとしよう。

しかし高校入試の勉強のために中学生に大学入試の問題を宿題に出す塾もなぁ...。
これを手伝って、かつきちんと教えなきゃいけないので結構バテバテになる。

The Penelopes Eternal Springという言葉でgoogleで検索すると、カナダで"Eternal Spring"がオークションされているのを発見。しかし何故かレコードレーベルがSarah Recordsになっている...。
Sarahに失礼じゃない? いや、ウチに対してもそうなんだけれど。でもともかく、嘘の表示はよくないと思うのだが、
もう突っ込む気もおきないので放っておく。

ネットの世界では当たり前になっているけれど、オークションとか、共有ソフトによるダウンロードとか、並べちゃイカンのかも知れないが、何かあんまり好きになれない。

オークションは、露骨にフェチ的な方向に偏って 不健全(に自分には見える)な価格になって行くところが。
落札、という言い回しもなんか好きになれない。実際はほとんどの場合、もしかしたら大した額ではないのかも知れませんが。
いや、どうしても手に入れたい...そんな気持ちも考慮はしますが。

ただ、作ってる側から言わせてもらえれば、

全くたとえがズレているのを承知で...


私は人間だ!
番号なんかで呼ぶな!
(「プリズナーNo.6」より)



だいたいオークション以前に、ウチに直接連絡したら買えるのに。それなのにネット上でわざわざ高値で買うかな?
誰かを騙して高い値段で買わせよう、という魂胆なのか? それぐらいしかやる理由が思い付けへんで、ホンマ...。

とにかく作り手への一定の敬意(何も尊敬しまくれ、なんて言ってるんじゃない。ただ、もうすこしまともに扱ってほしいだけ)や、音楽という作品への愛が感じられない行為が多すぎて。あなたがもしモノを作っていて、たとえばそれで入るべきお金が入ってこない...なんて、そんなことやられたら嫌じゃないですか?せっかく必死こいて資料やチラシ作って送ったサンプル盤を聴きもしないで中古屋に横流しされたりね(実際梅田の中古屋で私の作品がそういう目にあってるのを見ている。それでも中古としてでも聴いてもらえたら、と思って泣き寝入りしているのだ、こっちは)。

自分がやられたら嫌だなと思うことは他人にするな、ホンマ...。

しかし、自分が嫌だと思うことほど他人にしたがる屑野郎が世の中には多い、というのも事実なのだ。


他者への想像力の枯渇というのは、今や空恐ろしいレベルにまで達している。
上の曲、手前味噌で申し訳ないのだが、"imagination crisis"(想像力の危機)という言葉をはじめて入れたのが自分ではすごく印象に残っているので。


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by penelox | 2004-11-17 23:23 | The Penelopes関連

Forever Yours / Rhythm Fantasy

パソコン、結局問題なかったようで、ヤレヤレ。

9/26 なんとか"Magic"のVO録音をある程度終わらせる。前と違うことを試しつつ、自分らしさを出しつつ、というのがテーマ。気が付かれないように面白いことをやりたい。人に簡単に気付かれるようではダメなのだ。自分の好きなバンドはみんなそう。曲のタイトルも「魔法」な訳だが、世の中、「わかりやすい」(が飽きられやすい)モノ作りを追求し過ぎで、それは前にも書いたが消費万能主義の愚かさで、やっぱりバランスが悪いと思う。わかりやすく「入りやすい」が、ハマったら「抜け出せない」、そんな魔法をこれからどうやって組み立てるか、思案のしどころ。

9/27 Rhythm Fantasyのライブ。完成されたR.F. Worldがすでにそこにあるだけに、それを知ってもらうためにどうやるか、その出し方の工夫が必要...だがそれは私にもかかっているのだ。
しっかりせえよ、ホンマ...と、カメラをパシャパシャやりつつ、自戒の念を感じざるを得ない、それぐらい良い曲連発の良いライブだった。

9/28 パソコンがないここ数日間、時間があると録りだめしていた映画をいくつか。今は60's終わりから70's前半の日本映画、特にATG作品を調べていて、「曼陀羅」(実相時昭雄)、「音楽」(増村保造)、「さらば夏の光」(吉田喜重)を鑑賞。良い映像、良い役者、良い音楽。

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by penelox | 2004-09-28 23:02 | The Penelopes関連