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カテゴリ:60年代( 24 )

60's UK Girl Pop

 たまにmixiの日記をそのまま転載することがありますが、それには私なりの考えがありまして。別に誰かにきかれた訳ではないですが、たまに細かいチェックを入れられる方がいらっしゃるので、ちょっと書いてみます。

 まず、mixiにここの日記をそのままリンクするのは何か悔しいんです(笑)。mixiですぐ返信をいただける貴重さは捨て難い。

 かと言って、mixiで書いたことをそのままこちらに転載するのも負けた気がするんです(笑)。

 いや、負けたというのは相応しく無いですね。そもそもこちらはあまり返信はないですし、求めている訳でもないのです。日々の気持ちを綴るなんてことは、誰が見ているかわからないネットでは恐くてとても出来ないので、ただ、ここを中継地点にして、素晴らしいモノに出会っていただけたら良いなと、そう思っているのであります。

 ですので、できるだけmixiとは違うことを書こうとはしていますが、どちらにしても素晴らしいモノ、人の紹介ばかりです。で、mixiで書いたもので、これはどうしてもmixiやってない方にも! と思う時はそのままコピーして掲載しています。

 まあそんなポリシーでやっております。とにかく良い音楽、モノ、作品、人の紹介、"Something Wonderful"の紹介。素晴らしいものたちへの愛情を語っているだけのブログです。


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 i-tunesでの音楽三昧の日々、最近はこんな感じです。

 60's英国女性シンガーの「あの」感じ-もっちゃり感とドリーミー感の二枚腰(?)的味わい、ちょっと味が野暮ったい、でも食べ続けると癖になるお菓子みたいな(悪意はありませんのでスミマセン)独特の人懐っこさ...に飢えていて、こんなコンピになりました。同じ歌手の色んな曲をちょっとずつ...なんですが、好みからダスティー・スプリングフィールドとサンディー・ショー、ペトゥラ・クラークに集中してますね。


01.You Don't Have To Say You Love Me - Dusty Springfield(1966)

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 ガールポップ、というにはもう少し大人っぽい感覚なのですが、私的には、一番好きなタイプの声質なもので、このコンピのあっちこっちにこの方の曲を鏤めております。でもこの曲は彼女のレパートリーでも、一番庶民肌な(?)アレンジかも。





02.I Know A Place - Petula Clark(1965)

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 ルックス的にもとても地味といえばそうなのですが、だからこそ、英国の庶民の好みのある部分を象徴してる感が強い方。国民的歌手なんですよね。





03..Those Were The Days - Mary Hopkin(1968)

目がさめるような声をしてらっしゃる。トラッド的匂いやアップル感(?)が好きです。

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04.I Don't Need Anything - Sandie Shaw(1967)
何故かこんな曲がこんなところに来てます。この方も色々な意味で英国っぽい歌手。
この曲はアメリカのシンガー、Maxine Brown(マキシン・ブラウン)のヒット曲のカヴァーだそうです。

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05.I Couldn't Live Without Your Love - Petula Clark(1966)

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06.Son Of A Preacher Man - Dusty Springfield(1968)

07.You're My World - Cilla Black(1964)

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 もともとはビートルズ絡みのリヴァプール出身の方。この人はのちTVタレント的になって行ったんじゃないですかね。クイズ番組に出てるのを見たことがあります。




08.Long Live Love - Sandie Shaw(1965)

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09.Puppet On A String - Sandie Shaw(1967)

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サンディー・ショーは色んな曲歌ってますね、それにしても。





10.Downtown - Petula Clark(1964)

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私の英国到着時に最初に聴こえて来た曲(エアポートバスの中)なので非常に印象的。





11.Tell Him - Billie Davis(1963)

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パンチが効いてて良い感じです。









12.I Only Want To Be With You - Dusty Springfield(1963)

これも有名ですけれど、おとなしい曲の方がこの方のハスキーヴォイスは映えますね。



13.Don't Sleep In the Subway - Petula Clark(1967)

この曲の転調にはゾクッとします。

14.Anyone Who Had A Heart - Cilla Black(1964)

こうやって聴くとバカラックの曲が多いですね。

15.Terry - Twinkle(1964)

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たどたどしいような、それでいて歌心がある、なかなか個性的な歌手です。






16.Goodbye - Mary Hopkin(1969)

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 これは瑞々しくて良いですね! 良質のポップというのは、一瞬夢を見せてくれる...世界はこんなにも美しいのかと一瞬思わせてくれる...こういう曲を聴くと特にそう思います。




17.(There's) Always Something There To Remind Me - Sandie Shaw(1964)
どういう訳か映像がなかったのですが、良い曲です。

18.To Sir With Love - Lulu(1967)

ルルはあんまり極めてないのです。

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19.The Look Of Love - Dusty Springfield(1967)

これ、絶妙過ぎてたまりません。

20.Alfie - CIlla Black(1966)

これもバカラックですね。

21.Golden Lights - Twinkle(1965)
スミスのカヴァーの方が好きですが、やっぱり独特の歌心があります。

22.Girl Don't Come - Sandie Shaw(1965)

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サンディー・ショーは、こちらの方がさらに好きです。お姉さんぽい声が良いですね。

 





それにしてもまぁ表現力がなくて失礼しました(苦笑)。



(注・レコードジャケットは必ずしもその曲が入っているアルバムという訳ではありませんので念のため)
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by penelox | 2007-03-29 23:59 | 60年代

Terry / Twinkle

from compilation "Golden Lights"

4/20

ニューアルバムの完成見本が到着。
前にも書いたかも知れないけれど、ちょっと最近では珍しい、美しいデザインになったと思う。これがちゃんと店頭に並んだらさぞ綺麗だろうなぁ...客観的にそう思う。

昔は自分のアルバムがタワーとかWAVEに並ぶのは嬉しさよりも恥ずかしさ、心苦しさの方が勝っていた。それは、デザインがどうとかよりも、音がやっぱり納得行ってなかったからだ。
今回のアルバムは、そういう意味では、12年前のアルバムよりは恥ずかしくない。

b0022069_0282190.gifたまたま某古本屋チェーンで見つけたトゥインクルのベスト。
60年代の英国女性シンガーだが、もちろん芸名(本名Lynne Annette Ripley)。でも、ソロユニット名と取れないこともない。この時代の女性歌手としては意外なことに、自作曲も多数あり、お仕着せの人形ではなく、シンガーソングライターといった趣きだからだ。だが巧拙を超えた素朴な歌唱や、キュートなルックスはアイドル歌手のそれであり、この何とも言えないバランスが魅力。スミスの名カヴァーで知られる"Golden Lights"は彼女の自作自唱の曲なのである。
ヒットさせた時彼女はなんとまだ16才!

16,7でこれだけ脚光を浴びちゃうのって、どんな感じだったんだろう。
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by penelox | 2006-04-20 23:59 | 60年代

The Kids Are Alright / The Who

(mixi日記より)

2/28

疲れ果てている時は60年代で栄養補給するのが一番のようだ。
私にとっての昔から変わらぬエネルギー源であり、一番作曲的に影響を受けたアーティストのひとつ、ザ・フー。

特にこの頃はたまりません。 パワーコード主体のギターサウンドにメロウなメロディー、爽やかなハーモニー。 そこで終わったらただの甘いポップス。

破壊的ドラムで、ターボ・チャージされたエネルギーが強引にねじこまれて来る。
全く説明不能な、音の祝祭がここにある。 これぞ文字どおりの「パワーポップ」。

"The Kids Are Alright"
(from album "My Generation")

"So Sad About Us"
(from album "A Quick One")

"Heatwave"
(from album "A Quick One")

"A Quick One While He's Away"
(from album "A Quick One")

"Substitute"
(from compilation "Meaty Beaty Big And Bouncy")

"Pictures Of LIly"
(from compilation "Meaty Beaty Big And Bouncy")
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by penelox | 2006-02-28 23:59 | 60年代

(There's) Always Something There To Remind Me / Sandie Shaw


from "Reminding You" (「恋のあやつり人形」サンディ・ショー・ベスト・コレクション)

XTCとばかり対峙してると肩が凝ります(笑)ので、今日は気楽に聴ける60's ガール・ポップ。偶然中古屋で見つけた日本盤ベスト。長門芳郎氏による解説が非常に丁寧で面白いです。

しかし、「モリッシーの一方的かつ執拗なラヴ・コール」って...まるでストーカーみたいではないか(苦笑)。 でも実際内容を読むととてもしつこいのも事実なのであった(笑)。

それにしても、改めてバート・バカラックの曲は格別に美味。フックが効いていて、洒落てます。いつでも気楽に聴けて、スッと入って来るのだけれど、意外とシンプルではないので、じわじわと残るんですよね。

考えてみれば、60年代の英国女性シンガーも良い人色々いますね。ダスティー・スプリングフィールド、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラック、メアリー・ホプキン、ルル...。

私的には、こういう女性シンガーにXTC、コステロ、スクイーズあたりの曲を歌って欲しいです(結局そこに行く^ ^;)。


(mixiの日記より)

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しかし、大阪の某私立高校、クラス全員の生徒を補習で9時過ぎまで毎日残すって、どういうことよ。そんなんじゃ、自分で家で勉強する時間も作れないじゃない。

それどころか、体育の授業も殆どない。そんなだから、虚弱体質になって、道ばたで雪で滑ったぐらいで骨折するんとちゃうんかね(私の生徒...)。

補習やったら給料増えるとか、あるんじゃないのかなぁ...。
最近、私立高校(受験校)の横暴にちょっと許せない気持ちです。 1年生に京大や東大の英語長文なんぞやらして、どうしようというのだろう。あれじゃ人間が人格的におかしくなると思う。勉強というより、むしろリンチである。学校も、今後の人生に与える影響とか、考えたことはないのだろうか。その効果を考えても、効率の良い受験教育とは、とても思えないのだが。
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by penelox | 2006-02-09 23:59 | 60年代

You Won't See Me / The Beatles

from album "Rubber Soul"(1965)

11/12

もしここで甘い顔したって、その人のためにならない。
自分の犯した事の重大さを全くわかっていないのだから。
そんな場合、出来ることは...


全く事態がわかっていない人、人をどれほどがっかりさせたのかに気付かない人は、さらなる失望を人に与える。

そりゃ私だって気付かないうちに誰かを失望させている可能性は十分ある。しかし、それに対する覚悟はある。だからこそ、普段から誠実であろうとしている、それが結果、余計に問題になる場合も覚悟の上で。

悲しいのは、その場その場をごまかし、しのげば、後でなんとかなると思っている人が、世の中には多々いる、ということ。どれほど亀裂が広がってしまうか、後でどれだけのことになるか、気付かないままで軽率な行動を重ねる人が。それは、長い時間を経て築く「信頼」というものに常に戦争をふっかけているのと、事実上変わらない。

どんな事でも不可能な事はないと思っているのかも知れないけれど。
何だって取りかえしはつくと思っているのかも知れないけれど。


不可能な事だって、ある。
取りかえしのつかないことだって、ある。

人の心を、好きなようにコントロールすることは出来ない。
それが、わかっていない。


どっちを選んでも間違うかも知れない。
どっちを選んでも後悔するのだろう。
だからこそ、その場その場をごまかしてはいけないのにな。


もう昔には戻れない。
昔には...

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私が生まれた年にリリースされた、ビートルズの一番好きなアルバムのこの曲。
「君は俺とは会うつもりはないのだろう」という意味なんだろうけど、「君は俺のことを理解するつもりがないのだろう」とも取れる気がする。内容は自分の状況とは違うし、こういう時なのに、この曲は妙に引っ掛かる。
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by penelox | 2005-11-12 23:59 | 60年代

In the Past / The Chocolate Watchband

6/6

ようやくコンピレーション用の新しい曲のアイデアがある程度整理出来た。なんとか構成をまとめてみる。

今度の曲は、ピアノを使っている。今度出すアルバムにはピアノを使った曲は殆どなかったし、ちょっと毛色の違うもの、しかもその次のアルバムの布石になるもの...というのが狙い。今の段階では会心の出来、までは行ってないけれど。

ちよっと聴きオーソドックス、その実何か仕掛けが入っている...そういうのが聴いていて一番興味深いものだし、作っていてもそこを意識した作品にしたいのだが、今後ボーカルやギターが入って来てからどうなるか...。

Age Of JetsのMark氏から連絡があり、今週都合が悪くなったとの旨、録音の日程を変更することとなる。一緒にやろうとしているユニットは、「シンセポップ」を一応狙っているが、彼曰く"Darker"なものにしたい、との事。彼の定義する"Darker"がどういうものなのかが手探りなので、具体的なアーティストをまたメールで教えてくれと言う。そういえばpenelopesの前作"Eternal Spring"の何曲かを彼は"Darker"で良かった、と言っていた。ちなみに私がバックの音を作るのである。

まあこの、手探りで進めて行くところが、人と一緒にモノを作る醍醐味、であるからして。色々煮詰まっている時は人との共同作業からインスピレーションを得るのも大事。



昼間は暑かったが、夜中のウォーキングは涼しくて気持ち良い。ホトトギスの鳴き声...もう夏。

6/7

気になっているフランスの音楽にも最近ちよこちょこ手を出す。知らないこと、知りたいことがたくさんあるのだが...またいずれ何か書ければ。


ネット配信に関して、ひとつ決まりそうな話がひとつ。お誘いありがとうございます!
インディー音楽(インディー「ズ」、と「ズ」を付けるのはあまり好みではないので)を紹介して下さるサイトはたくさんあり、それはとてもありがたいこと。
けれど、インディーなら何でも一緒くた、てな具合のところも多く、ある種のセンスでセレクトしているサイトがあまり多くないのは、少し残念である。もちろんそうなる理由もわかっているのだけれど。

しかし、こういうインディーというのは、本来はある意味、「街の手作り/こだわりパン屋さん」(誤解なきように、非常に良い意味です)であるべきで、メジャーの2軍などではないのだ、もちろん実態としてはそうなってますが。だから、大事なのはセンスであると、常々思っていて。なんでインディーにいてB'zやらサイコ・ル・シェム(よく浮かんだな!)の亜流なんかやるのか...その心根を問いたい訳で。

センス溢れる良質のセレクトショップ、ある種の美意識というか哲学を分かち合える方々と仕事をしたい...そんな願いがある限り落ち込んでいられない。


夜、仕事でまたもがく。
成績が悪いのはまあ今は仕方ないとしても、彼の周りの環境が...うーん、微妙過ぎるなぁ...。だいたい、そろそろ家庭教師変えろって親に指図して来る学校って...何?? あんたら生徒さんに何ひとつアドバイスしないで良い訳?責任転嫁とは思わんの?

...あ、そうか、それが唯一のアドバイスなんやね。で、それを平気で出来るから「受験校」ブランドを守れる訳か。なるほどね。

しかしひとりぐらい(せめて成績がいまひとつの子たちを集めて)もう少しフォローしてやるゆとりはどう見ても教師にはあると思うのだが。少なくともそれぐらいはやってあげよう、とか思わないの? それをする時間とエネルギーはないけれど「ブランド」社交に興じている、あるいは趣味に興じている時間とエネルギーはたっぷりあると。
これが所謂関西に名立たる「名門校」の実態。


おまけに本人が全くどこ吹く風で...。いや、勉強できるできないが問題なのではない。問題なのは彼の心のほう。電車内でヤンキーにどつかれたことを「ネタに出来るからラッキー」「非日常」として喜んでるって、どういう神経よ。君がどつかれたんやで。そんなもん周りに笑ってもらうネタにするって、悔しく無いのか?理不尽には立ち向かえよ! とついつい怒ってしまう。この覇気のなさ、楽するための言い訳としての負け犬根性がふがいない...。この彼の、反発心の異様なまでの欠如が、さらなる何かを誘発しそうで恐いのである。

いや、彼の名誉のために言えば、ここには書かないが、その反発心や自信、人間としての尊厳さえ奪いかねないような環境がある訳で、だからこそひたすら現実から逃げようとしてしまうのだろうが...だから私もなるたけ追い込みたく無いのだが。地に足をつけて自分をしっかり見つめられる環境を、なんとか整えてあげたいのだが。そうしないと、成績どころじゃないのだから。

ああ、どうすりゃいいんだろうなぁ...。

結局教育の場にも、ある危険な流れが凄まじい勢いで浸透しているのを確認せざるを得ないのだ。つまりそれは、「自由競争」という名の利己主義の台頭。そして乗り遅れまいとしてさらにその流れを加速させている人々。そのおかげで競争は過熱する一方な訳だ。

日本に関して言えば、かつての「受験戦争」は高度経済成長、アメリカに追い付き追い越せ、の国家的目標の一部だった訳だが、これがなくなった今、今度は市場万能主義的なグローバル化の一環としての「コスモポリタン・エリート/コスモクラット」を頂点とする新たな階級制度の完成がその「新・受験戦争」の目的に変わった、ということなのか。勝ち組、負け組、とかね...。色んなことが悪い流れになりつつあるなぁ...。

「自由が至高の価値だという思想は、政治的英知の名において、人間の利己主義に迎合した、もっとも欺瞞に満ちた主張の一つだ」

「我々は忘れているのか? 社会という名称そのものに、それが単に競争ではなく、強者の力を抑制し、弱者の寄る辺なさを保護することによって、すべての者の公益を推進するという意味が含まれていることを」

以上はまだ読了してない「働くということ」(ロナルド・ドーア/中央公論新社)にあった、 トーマス・アーノルド(1795-1842/イギリス、英ラグビー校の校長もつとめた)の言葉。ぜひ読んでみて下さい。

日本の教育に、こういう視座が著しく欠落していることがよくわかる今日この頃...



しかし、久々にメールを下さるのはありがたいけれど、なんで皆さん決まって同じ時期なんだろうか、偶然とは言え...。同じ日に違うとこから突然ドバッと来る...つまりは私を思い出して下さるのも同時期なんだろうか。何かそういうバイオリズムというか、巡り合わせのような何かがあるのだろうか。不思議だ。


6/8

我が弟satoshiからの連絡。上海のクリスティーズで彼の作品が落札されたとのこと。結構な額になったらしくて、いやぁ良かったね。

彼の許可のもと、ここにその作品を大公開(小さい画像ですけれどお許しを)。
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これらの絵、原物を見るとその芸の細かさに驚くこと請け合いです。よろしければまた個展などあると思いますので足を運んで下さいまし。


最近聴いてる60'sもの、アメリカ編の続き。

In the Past / The Chocolate Watchband
これは完全に、イッちゃってる世界で鳴らされている音...なんていうと危険に聞こえるかも知れないが、(薬物が絡んでるんだろうけれど)音楽だけ取ってみれば、実に美しい音楽。意外とポップセンスがあるというか...この人達、実は粗雑な音で攻める、っていうだけでもないのかも知れない。元Four Prepsで、Standellsの"Dirty Water"(のち英パブロックの雄Inmatesがカヴァーしたバージョンは有名)の作曲者Ed Cobbがかかわっていたらしいのだが、もうひとつ実体がつかめないバンド...。Rolling Stonesがよく引き合いに出されるけれど。

You Burn Me Up and Down / We The People
上のChocolate Watchbandの曲はそもそもこのバンドのバージョンを先に聴いていた。...で、We the Peopleのがオリジナルだったのか?このバンドはそうすると、かなり幅広いポップセンスを持っていたと言える。何しろこの代表曲はワイルドなガレージパンクの名曲なのだから。

この方面の名曲というのも、なんだかんだ言っても結局ポップセンスがないと面白くない。ポップセンスという言い方もわかりにくいかも知れないが、具体的に言えばこんなところか...メロディーセンス、楽器のアンサンブルも含めたリズム、イメージ(見た目)...このへんの要素の混じり具合。そういう意味では、彼等の音楽的引き出しの多さゆえの曲作りの巧さは特筆すべきでは。地元フロリダでの成功にとどまったためあまり知られていない不遇なバンド。なおメンバーのTommy TaltonはのちCowboyというサザンロックバンドで活躍したそうな。

Mr. Pharmacist / The Other Half
このサンフランシスコのバンドもガレージファンを除くとあまり知られていないけれど、結構ポップなんですよ。ガレージって言ってもCount FiveやElectric Prunesと並べたいサイケポップな側面が強い感じ。もうちょっとオッサン臭いけれど。メンバーはその後Blue Cheerに行ったそうだ。

When Love Comes Knockin' At Your Door / The Monkees
所謂「ガレージ」のポップ寄り3曲の次に彼等を持って来るのは奇妙にみえるかも知れないけれど、自分の中ではMonkeesの中にあるガレージ性やそのアメリカンポップの甘酸っぱさは、別に並べておかしいものではないので。

Ding Dong! The Witch Is Dead / The Fifth Estate
この「オズの魔法使い」の歌で知られる彼等だが、デッチ上げプロジェクトではなく、ブリティッシュ・インヴェイジョンに影響を受けたバンドthe D-Menがその前身だそうな。ほお〜...。


A Kind Of Drag / The Buckinghams
ブラス・ポップっていうと必ず出て来るバンドだけれど、割と甘酸っぱいポップバンドという印象。Tommy James & The ShondellsとかAmerican Breed、上のMonkeesとかのある部分を煮しめた感じ、かな? そんなにガレージっぽさはないですね。

まだまだ聴いていますがまた後日。


さっきの話で、勝ち組...負け組...と来たらブサイク組が浮かんでしまう....うーん、「ベティ・愛と裏切りの秘書室」の見過ぎ...。

しかしあの「ブサイク組」の人達の掛け合いはホント面白い。実際は役者さんは全然不細工ではないのだが、ともかく個性が強烈。考えてみれば、他のキャラクターもそうだ。何かというと唄い出すメールボーイのフレディー・コントレラスとか、良い奴で幼馴染みのニコラス、堅物過ぎて笑えるベティーの父、おかまのデザイナーetc...みんな良い味出してる。それにラテンの血なのか、みんなよくしゃべる、よく食べる。みんな自分勝手なのだが憎めない、えげつないのだがカラッとしてるこのドラマ、とてもわかりやすいのでぜひ御覧あれ。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-06-08 23:42 | 60年代

I Will Always Think About You / The New Colony Six

6/2

体力、精神の消耗が激しくてなかなか色々なことが停滞中。教えてる子のほぼ全員が大学入試を控えている。進む方向も、レベルも、家庭環境も、性格もみんな違う。ゆえに悩みもそれぞれ違う。そんな人達のある種支えになれている/ならなくてはと思う、このことだけが自分にとっての許しになっている気がする。あとは全部自分で許せない。だから仕事が終わると疲弊して何もする気がなくなってしまう。音楽関係で色々やらないといけないのだが、壁にぶつかっているのもわかっている。そして、今度の壁は正直突き破れる自信がない。と言うより、突き破ったところでどうにもならない...という無力感に打ち勝つ自信がないのだ。年齢的なものもあるのか...。そんな奴が人にあれやこれやとアドバイス...自己嫌悪になる理由はそこなのだな。

6/3

しかし、日本の音楽番組って、何でこうセンスが悪いのだろうか。地上波は言うに及ばずだが、ケーブルでさえも最近は見るに耐えない。特に、日本で制作しているMTVの余りにアメリカ属国根性丸出しな貧相な作りにはもう何とも言い様がない。この流れはどこまで進むのか、ある意味見物である。

ひとつ意味があるとしたら、日本がさらに属国化して行くプロセスとして貴重な資料になるだろうということ。

誤解を招くかも知れないので書いておくと、アメリカが嫌いなのではない。ホイホイと無批判に超大国の(世界中でやっている)文化植民地化を受け入れて行く日本の露骨な属国根性/思考停止が嫌なだけ。そして、その反動で捏造の「伝統」なんぞを持ち出して来る輩がいるのも不快なのだ(思うにあらゆる国のナショナリズム勃興は、事実として「被害」にあってるかどうかどうかを別として、「被害者意識」が要因として大きいと思う)。英語で音楽をやっているので多々誤解を招くが私はアメリカ人みたくなりたいから英語でやっているのではない(イギリス人になりたいというのも全くない)。取り入れたい部分は色々あるけれど、自分を広げる一環であって、他の誰かみたいになりたい、というのは全くない。だから、若い子の英語イコールかっこいい、だからしゃべれるようになりたい、歌いたい、なんて考え方は、特に(これから自分を確立する)高校生とか教えているとしょっちゅう出会うし理解はするが、まあそこでとまっていては可能性が閉ざされてしまうと思うのでそうはっきり言う。人と比べてばっかりいないで自分のやれること、目の前の乗り越えるべきことに注視せよ、と。そうじゃないとつまらないコンプレックスで自分の可能性を自分で閉ざすことになるからだ。

自分が音楽を始めた頃思ったのは、世界中には英語でやり取りできる場所が少なくとも日本語よりははるかに多いし(その理由はもちろん言うまでもないし、その是非はこの際問題ではない)、またありとあらゆる英語が存在する(これは留学して思い知らされた事。自分のいた大学はアフリカやアジアの留学生をたくさん受け入れていたから、様々な英語に触れる機会があったのだ)。結局色んな国にいる人々に届けようとしたら英語がてっとり早い。それははっきり見えていること、ということだった(日本語が美しい言葉であるとかはこの際別問題である)。それを踏まえて否定的に、仕方なしに...ではなく、それなら前向きに...というチャレンジスピリットというか、積極的な姿勢で始めた訳だ。それがたまたま当時の日本のネオアコ、的なムードの中に入れられた途端、色々興味深いことを言われるようになった。そこで、日本という国の閉鎖性、排他性、思考停止の部分に改めて直面した。だから、(自分も含めて)そういう低レベルの英語コンプレックスにさいなまれている限りどうしようもないだろう、というのが出発点としてある。

MTVをみていて醜悪に思うのは、今だにそういう英語コンプレックスゆえにあこがれと反発の堂々巡りを繰り返す多くの日本人を狙った作り、というのが露骨だからである。それは番組のタイトルからどんなVJを選ぶか、CMの作り、煽り文句...総てに染み渡っている。

たとえば英語がしゃべれるだけで有利な立場におかれる、ある種のアメリカ化としてのグローバル化は間違っている。だからそこは徹底して糾弾すべきだ。しかしそれを日本語で、日本の中だけでゃっても少しも広がらない。それにもっと世界中で手に手を取ってやれることはあるはずではないか...だから、価値観の多様化を、なしくずし的に新たな階級を作るためのプロセスとして受け入れるのではなく、積極的に、もっと様々な人々がお互いを尊重し理解し想像力を使い合える世の中にするためのプロセスとしてうまく活用すべきなのだと思う。だが、全くそういう意識がMTVの作り手には感じられない...あるのは物欲を刺激するだけの、いわばあの不快な市場万能主義のひとつに過ぎないのだ。


そのことに対しての批判意識が少しでも広がったら、もう少しマシな世の中になると...たかが音楽かも知れませんがね。


6/5

また1時間ほどウォーキング。実にすがすがしくて良い気分。なつかしい場所、あまり踏み入れない場所。自分の地元でも、旅行は簡単に出来る...そのことを思い知る。


最近聴いてる60'sもの、アメリカ編。

I Will Always Think About You / New Colony Six
シカゴのグループ。ファーストアルバムは結構ビートバンドの雰囲気もあったのだが、バンド全体としては、とてもメロウなバラードのイメージが強いという、もうひとつ実体がつかみづらいバンド...という印象で、昔はそれほど興味なかった。しかし、ブラックミュージック、シカゴソウル、70's前半のノーザンソウルなんかを通過してから聴くと、これがやたら気持ち良かったりして。そのあたりの同時代の黒人音楽への意識が実は結構強かったんじゃないだろうか。ラブソングに徹した楽曲、ストリングスやホーンを配した美しいアレンジ、優しい曲調...(シカゴソウルじゃないけれど)Blue Magicなんかを連想する柔らかさ。ブルーアイド・ソウル、までは行かないかも知れないけれど、当時の良質AORと言っていいのではないかな。

http://www.newcolonysix.com/

Traces / Classics IV
このジョージア州のグループもブリティッシュ・インヴェイジョンへの対抗勢力としてのビートバンドというより、実力派のAORバラードグループという感じで、実に気持ち良い。有名な"Spooky"も良いんですけれど、あれだけじゃないですね。メンバーはのち70'sのAtlanta Rhythm Sectionに参加した人もいたらしい。ハスキーなVoゆえNew Colony SixよりはAOR的ブルーアイドソウル、というくくりがしっくり来る気もする。自分の最近の興味のせいもあるが、ちょっと見直しましたというバンド。

http://crystalhorizon.com/Classics_IV/Home.htm

I Met Her In Church / The Box Tops
アレックス・チルトンの...と言えばわかるでしょうか。地元メンフィスの南部ソウルを基軸に展開される彼等の音楽、"The Letter"なんかは、手堅い演奏をバックにした荒くれアイドルっぽい(?)雰囲気がある(当時チルトンは16才らしい)けれど、この曲は(自分の中ではBig Starの中にもある気がする)湿気や暖かみ(暑さ)をたっぷり含んだ、ソウルフルな熱唱が良い感じ。まあ彼主導のグループではなかったようだが、ブルーアイドソウル度高し。でもやっぱり、イギリスのたとえば、Spencer Davis GroupやAnimals、はたまた(北アイルランドの)Themなんかともソウルの解釈が違う。程度の違いではなくて質の違いというか..それがまた面白い。

Public Execution / Mouse & The Traps
ボブ・ディランが好き...この思いがともかく全編に漂っている曲。
バーズが、ディランの曲に(偶発的かも知れないけれど)別の要素を持ち込むことによってフォークロックを誕生させたのに比べると、この人らは当時のアメリカ各地にいた典型的なバンド-ブリティッシュ・インベイジョンとアメリカン・フォークロックの流れに影響された人達-にディラン好きのVoがいた...という感じだろうか。歌い方がそのまんま。

Kicks / Paul Revere & The Raiders
60'sにチャートインした曲の数から考えたら、何でこんなに知られてないのか不思議な、バブルガムならぬバブルガレージな(?)バンド。ミリタリールックで60's後半にワイルドなポップヒットを連発、これもそのひとつ。昔はそのイメージだけででっち上げのプロジェクトなのかな、と勝手に思い込んでいたのだが、意外と活動歴の長いバンドだった模様。

http://www.paulrevereraiders.com/

Ain't Got Nothing Yet / The Blues Magoos
そのバブルガレージ、という言葉がもっと似合うバンド。チープなオルガン、ワイルドな演奏によるフリーク・ビート...というよりも、若さゆえの勢い、と言った方がこの可愛らしさには合う気がする。The Moveのカヴァー"I Can Hear The Grass Grow"も好きだった。

Zig Zag Wanderer / Captain Beefheart & The Magic Band
こちらは若さゆえの蒼さは全くない、テクニック的にはしっかりしているブルース・パンクというべきか。しかしそこにビーフハート氏のバカボンのパパ(初代)風Vo(?)が炸裂して、何とも独特のプリミティヴな変態音楽になっている。これが入ってるデビュー作"Safe As Milk"では、この曲はかなりオーソドックスな方、他は結構奇妙なのであんまり60'sポップ好きには薦めできないが。

まだまだ色々聴いていますが、文章がまとまらないのでまたいずれ。


関係ないが、千葉ロッテの応援スタイルに馴染めない私は所詮旧世代の人間なのだろうか...しかし馴染めない理由もわかっている。サッカーの応援に酷似していること、そしてそのサッカーのサポーターというものの持つ文化が自分には甚だ不自然だからだ。要するにJリーグというものが出来た時のある違和感がぬぐい去れないんですね。サッカー自体は好きだが、色んな文化が突如として輸入され、まるでこれが当たり前、とでもいわんばかりに意図的に根付いているかのようにされていったのを覚えているから気持ち悪いのだ。自然発生的というにはあまりにまだ歴史が浅いからだろうか。自分の人生の夢のある部分をスポーツ選手のプレーに託す、というスタイルなら阪神ファンの方が歴史が深く重層的だし。たとえ阪神尼崎駅前の屋台のおっさんとか、テレンスリーみたいな子連れ酒焼けハッピオヤジ(残念ながら同年代...)がファッション的に共感出来なくとも、私自身ははるかに信頼できるのだ、そのバックグラウンドや、生きて来た時代のある部分を共有しているからかも知れないが。



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by penelox | 2005-06-05 21:05 | 60年代

That's Why I'm Crying / The Ivy League

5/31

ある生徒さんから、学校内で「いじりキャラ」に回るか「いじられキャラ」に回るかについて、いじられる側に回るのがいかに得か、またそのテクニックについての話を熱く語られる。あんまり熱く語るので、何がそんなに大事なん? とききかえす。どっちに回ってもええやん、別にそんなこと、と。びっくりして、わかってへんなぁ、先生...てな顔をされる。そういうもんなのかなぁ...。

学校で生き抜いて行くための知恵。
そういうのって、実際その年齢の頃は、考えるのが嫌だった。そうまでして技術に執着して「生き抜く」ことのしょうもなさ、空しさに耐えられなかったのだ。高校生ぐらいになると、露骨にそういうしょうもない駆け引きをしてる奴は確かにいて、そんな奴は自分の中にポリシーがない様に映ったものだ。それがホントみっともなくて軽蔑してた。そこまでして嘘っぱちの(笑)人間関係を保つ奴の気が知れなかったのだ。そんなの友達でも何でもないだろう....って。だから、そんなんで友達が減るんなら勝手に減ればええねんと...タカをくくっていた。確かにそれで減ったけどね(苦笑)。まあある意味ストイックだけれど、純情だったのだ。

自分は高校は大嫌いだったが、そこのところが冷静に見極められてたことは収穫だったと思っている。そのことが今の自分を作っている訳だし。それに、まだ世の中全般にそういう人間も生きていけるゆとりはあった気がする。みっともなさの基準がわかる奴というか...違うかな?

そこへ行くと、最近の子は、そういうこざかしい計算ばっかりで、何か空しい。そうでもしないと、この一見多様な価値観-その実同じ行動ばかり強制する、今の非寛容な子供社会の難しさに適応できないのかも知れないけれど。

まあその子は一人っ子だから、そもそも計算が立ちやすいのかも知れない。一人っ子というのは実際問題として、兄弟の関係がない。家でそういう同世代の子とのコミュニケーションの「リハーサル」がないため、学校が同世代の子と衝突しつき合い方を学ぶはじめての場になりがちである。しかも大人だらけの家では、その応用や復習が経験しにくい。自然と大人への媚び方ばかり身に付けて....ゆえに学校では適応するための計算ばかり先に立つ、そんな子に育ちがち...みんながみんなそうだとは思わないし、だから悪い、なんて断ずるつもりも全くないが、経験上、そんなプロセスが読み取れるのだ。
...あ、だが最近は一人っ子が多いものなぁ。

何十人も見て来て、やっぱり最近の子供は自分たちの頃とはずいぶん変わったと思う。それは、上に書いた一人っ子特有の事情に加えて、取り巻く環境の変化もあるだろう。バブル以降の母親の見栄/ブランド指向に引っ張られたお受験/習い事の洗礼で物心つく頃から育っていること、一人っ子が多い上に個室を与えられていて、人とのコミュニケーションが極端に不足していること、生まれた頃からゲーム、ケータイに囲まれていること...などなど、本人の資質より環境の変化が大きくて、まるで別世界の別の生き物みたいに捉えるべきではないのだが、しかし気になることは多い。

それに、「いじり」とか「いじられ」とかいう概念も、「キャラ」という言葉も、ここ数年で定着したものなのだ。そうやって様々な人とのやり取りを「ハウ・トゥー」ものみたくテクニカルに捉えるのはおかしい、と思わずにはいられないのだ...まあそこまで指摘はしないでおいたが。

ともかく、あんまりそういう技術に一生懸命になるなよ、人との関係性をあんまりお笑い番組的切り口だけで考えるなよ、とか言いたい気持ちは湧いて来る。しかしあんまり言うと傷付きそうで...かと言ってあんまり幼稚だと指摘してやらんと気付かないみたいだし...難しいな。バラエティー番組とかお笑いタレントがいかに頭を必要とするものかをわかった上で、しかしそれでも、日常がTVサイズに歪曲、もしくは矮小化されてる気がしてしまう。

...とまあ、ちょっと思ってみたりした。

6/1

ここのところの60's聴き捲り大会、前回の続き、英国編。

That's Why I'm Crying / The Ivy League
英国のハーモニー・ポップの代表格、と言われるアイヴィー・リーグは、しかし意外に渋いブリティッシュ・ポップセンスをもっている、と前から思っていて、これなんかはその良い見本。

Have I the Right / The Honeycombs
まさに64年の音。
それでいて、ズンドコ女性ドラムと、妙に力んだVo、ヘナヘナしたギター...よく聴くとなんかちょっと微妙に変わった音なのだ。偶然なのだろうが、その珍妙さは日本のGSにある唐突な和風ぽさ(悪い意味ではない)を感じる。しかしこのバンド、実はかのプロデューサーJoe Meek絡みのプロジェクト的な要素が強いらしいのだが、真相は如何に...。

MIchelle / The Overlanders
もちろんビートルズのカヴァー。原曲の方が好きですが、それは原曲が好き過ぎるゆえ。これも素晴らしいアレンジ。ピーター&ゴードン、チャド&ジェレミーといった人達(フォークデュオ)に近い感触。フォーク/スキッフル系の人達なのだろうか?

Jesamine / The Casuals
イントロが"Strawberry Fields .."にちょこっとインスパイアされたと思しき、68/69年型ビートレスク・バブルガムポップ。

Here It Comes Again / The Fortunes
Holliesにも通じる目が覚めるような爽やかなハーモニーと、ソフトロック的なストリングアレンジのソフトポップ。もっと色々聴いてみたい。

I Can't Let Maggie Go / Honeybus
この69-70年頃の曲もビートルズのサイケ期がベースにある、そういう意味でThe Casualsと同じタイプかな。

Concrete & Clay / Unit 4 + 2
ラテンパーカッションとアコギが良い味を出している。なかなか渋い佳曲。

How We Were Before / The Zombies
ゾンビーズって、アルバム未収録で良い曲が多いのだ。枯れ葉を踏みしめるような声(良い意味です)のコリン・ブランストーンの良さが出ている、これも20年聴き続けの曲。

Sitting On A Fence / Twice As Much
あまり知られていないデュオ、かわいらしい曲...しかしストーンズのカヴァー。オリジナルは未聴。この曲の選択はストーンズのマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムの"Immediate"からデビューだから、ということなのでしょう。

My Baby Loves Lovin' / White Plains
誰もが聴いたことがあるであろう、後述のThe Love Affairと並ぶ69年以降1,2年のあいだのビートレスク・バブルガムポップ。もちろん深い味わいとかは求めるべくもないけれど、たまに食べるとおいしい甘〜いお菓子、って感じですかね。

From the Underworld / The Herd
67-68年的サイケポップ...というより、ピーター・フランプトンがいたバンドの方が通りが良いのかも知れない。曲自体はそんなに複雑なものではないけれど、クラシカルなアレンジがまさに時代。ゆえに非常に好み。意外にエルが好きな方とかもいけるかも。

Lullaby / Grapefruit
68年の曲。モロに67年のビートルズ、レノン的作風の佳曲。しかしこの時期の英国は多いなぁ、こういうバンド。で、たいてい一発屋という印象を植え付けられている。しかし、どれも好きだったりするのだが...。

Everlasting Love / The Love Affair
誰かカヴァーしてましたよね? 69年のいわゆるビートレスクな商業ポップ、というとこういうアレンジのバブルガムポップになる。もう少しコード進行にひねりがあったら...と思わせるところは、90'sのブリットポップにそのまま受け継がれた気もする。

Build Me Up Buttercup / The Foundations
ビートルズの"Got To Get You Into My Life"ならびに、モッズ流れのポップロックとして良い感じ。Penelopes(私のバンドです、ハイ)の"If You Need Somebody To Love"、 "When Tomorrow Comes"、"Golden Summer"なんかはこういう曲の影響下にある。

Reflections of My Life / Marmalade
69年の曲、またしても、69/70年型ビートルズ。
こういうの聴くと、この手のビートレスク・バブルガムポップはグラムロックの一部に受け継がれ、New Wave以降消えていたのが、90'sのブリットポップで復活したんだな、という意をさらに強くする。こういうのとか、70'sのスモーキーなんか、オアシスあたりが歌っても全然違和感がない。そういえば最新のオアシスの曲はまるでスレイドやあの頃のグリッターロックではないか。

Love Is All Around / The Troggs
REMもカヴァーしていた曲。"Wild Thing"でお馴染みだけれど、この曲とか"With A Girl Like You"、"HI Hi Hizel"なんかの方が好み。


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by penelox | 2005-06-01 23:40 | 60年代

Kites / Simon Dupree & the Big Sound


5/28
仕事が忙し過ぎて音楽関係のイベントにおうかがい出来ないことや、関わる方々にちゃんと接したりが出来ないというのは、やっぱりいかんと思う。だいたいそれでは本末転倒である。すべては音楽活動のため...ではなかったのか?

だが、自分の活動に関して全く迷いが生じない、と言ったら嘘になるのも事実で。それでどうしてもバイトを優先してしまうことも...。すみません。

こないだから読み始めた「働くということ」には結構ずしっとのしかかって来る話が多い。週刊現代は大橋巨泉氏のコラムだけ読んでいるのだが、こないだのでは日本で家を持つ、ということがいかにむなしいことか書いてあった。20年で家はダメになるように作られてるって...。

良い音楽を作りたい...しかし音楽チャンネルで出て来る音楽は...。
自分が理想とするものはまあ殆ど存在しないのも一緒。そんな、言葉を失った状態のままもう数年経ってしまっている。しかし、無力感にさいなまれていても何一つクリエイティヴなことはない。時間とエネルギーの無駄だ。モノを作ることに集中すべきなのだ。

5/29
「ウルトラマン」(初代)は色々と興味深かった。またいずれ感想とか書いてみたい気もする。次いで「ウルトラQ」を再び観る。
映画やドラマというのは、確かにその物語や映像美、演技など堪能する要素は様々だが、私にとってはある種の旅行なのだ。だから、風景が映ってるだけでも十分楽しめる。昭和40年代の風景は、理屈を越えて胸を締めつけて来る。
しかし、夜やってたドキュメンタリーで、そういうノスタルジーを原点にしてる政治学者のことをやっていて、それはちょっと違うんじゃない? と言う気がした。
それは危険だと...。

5/30
最近はちょっと前までの黒人音楽、ジャズづくしが嘘のように、ともかくヒマさえあれば60'sポップ。曲づくりのインスピレーションが目的だったのだが、ついついハマってしまって夜中に"Nuggets"、"Pebbles"まで引っぱり出してエラいことになってしまった...。以下は聴いてた曲のリストです。コメントがなかなか浮かばないのでちょっとずつ。

まずは英国編。

Kites / Simon Dupree & the Big Sound
のちGentle Giantというプログレッシヴロックバンド(この括りも実は相当乱暴な気はする)に発展した60's後半のサイケポップバンド。初めて聴いた80's半ば以来、ずっとXTCの変名プロジェクトの某曲の元ネタのような気がしているが...。
いずれにせよ、大好きな曲。

Exerpt from Teeage Opera / Keith West
元トゥモロウのVoだった人。トゥモロウはのちイエスに加入するスティーヴ・ハウがいたと思う、確か。これも凄まじく好みな、英国茶会風サイケポップ。子供のコーラスも「不思議の国のアリス」的雰囲気が出ていて良い。もう20年聴いているが全く飽きない。

Yellow Rainbow / The Move
英国バーミンガム・ポップの王者(?)、ELOの前身と言ってもいい名ポップバンド。自分的にはワンダースタッフとつながる要素が多いと思う。

Tell Me When / The Applejacks
このバンドもバーミンガムだが、初期ビートルズ的(64年的?)マージービートサウンド。実際レノン/マッカートニーの曲もやっている。女性ベーシストのミーガン・デイヴィスはキンクスのレイ・デイヴィスの妹なんだそうだが...。
それにしても64年と66年ではたった2年なのに英国の音楽がかなり変わって来ている気がする。ビートルズだと"For Sale"、"Hard Day's Night"と"Revolver"の違い...そこにある空気は確かにかなり違う。

Milkman / The Merseybeats
コステロによる"I Stand Accused"のカヴァーで知られる。名前通りの爽やかなマージービートを奏でてます。

Biff Bang Pow / The Creation
曲のタイトル、バンド名で、誰に影響を与えたかわかりまくりですよね。曲調は"My Generation"ぽい。他にも"Makin' Time"という曲もあります。ギタリストのバイオリン奏法、メンバーには一時ロン・ウッドが在籍...と話題が多い割にはあまり語られないバンド。昔聴いた時はなんか曲がThe Who、Small Facesに比べていまひとつの気がしていたが、今は興味深く聴ける。

5/31
ここからはアメリカ編。

Open My Eyes / Nazz
言う間でもなくトッド・ラングレンがいたバンド。これは名曲だと思います。ビートルズというよりフーやムーブに近いエネルギー。ハーモニーでアメリカのバンドとわかる。それとソロの部分でドアーズなんかと同じ匂い、さらに後のユートピアにも通じるプログレ・ハードな演奏もちらっと...とまあ、もう既に一曲の中でトッド流全開という気がします。個人的にはいくつかのパターンで常にそれなりのものが出来てしまう人、フィリーソウル風バラード、ビートルズ風ポップ、ハードロック、プログレ...それぞれがわかりやすく分かれてしまう、ゆえにどうもアルバム一枚でこれ、といった聴き方がしにくい人なのだが。それだけ多才な人なのだろうな。

I Ain't No Miracle Worker / The Brogues
ガレージパンク系、と言ってしまうと身も蓋も無いが。だが"Pebbles"も好きなので。

5 O'Clock World / The Vogues
ジュリアン・コープがカヴァーしていた、アメリカのバンドの曲。この時代のアメリカのガレージバンド、あるいはそこまで行かなくても67-69年頃の派手なアレンジをしたポップバンドというのがティアドロップ・イクスプローズならびにコープのインスピレーションになってるのがよくわかる。

Bend Me Shape Me / The American Breed
ブラスポップ、と言っていいのか、Tommy James & The ShondellsとかThe Monkees、The Buckinghamsに近い感じ。ブラスポップ、なんて表現、ないのかも知れないけれど、ブリティッシュ・インヴェイジョンに刺激されたアメリカのバンドで、チャートに上がって来たバンドはこういうのが多い。

Mr.Dieingly Sad / The Critters
ひたすら甘く気持ち良いラウンジ/ボサノヴァ風メロウポップ。20年ぐらい前に聴きまくってたが今でもオールタイム・フェイヴァリット。バンドそのものの評価としては「ラヴィン・スプーンフルへのニュージャージーからの解答」らしいけれど。メンバーが演奏しているのかはちょっとわからないので、所謂ソフトロックに括られそうな、コーラスグループとみたが。

My Brother Woody / The Free Design
テクニカルなAOR/ソフトロック的コーラス・グループ。ジャズの素養もかなりあるとみた。可愛げはないけれどひたすらうまい、美しい。

It's Cold Outside / The Choir
のちラズベリーズを結成する...というとエリック・カルメンと思いがちだが、彼ではなくウォリー・ブライソンがいたクリーヴランドのバンド。もともとの名前はThe Mods(!)。人のよさげなアメリカン・マージービートといった趣き。

I Want Candy / The Strangeloves
確かのちの名プロデューサー、リチャード・ゴッテラーが在籍したバンド。パーカッションが面白い。

Laugh Laugh / The Beau Brummels
西海岸、LAのバーズにSFのボーブラメルズ。しかし声の味わい深さはこのバンド独特のもの。"Bradley's Barn"は良いアルバムでした。

I Love the Flower Girl / The Cowsills
目が覚めるような爽やかなソフトポップ。Partridge Familyとかと関係あったのかな...?ちゃんと調べないといけませんね。

Expressway To Your Heart / Soul Survivors
Young Rascalsに近い、所謂ブルーアイド・ソウル(白人によるソウル音楽)という感じ。しかしこの頃の曲は本当に曲が短い。ラジオでかけてもらうためにそうなっていたのかも知れないけど、もうちよっと味わわせてくれよ、というくらい結論が早い曲が多い。60's終わりのプログレッシブロック、ハードロックの頃から急に曲が長くなるのはその反動なのかな...。

Green Tambourine / The Lemon Pipers
全体は気持ち良いけれどサビのディレイがちょっと気持ち悪くて、それがいかにもこの時代らしい。こういうタイプのバンドの場合、

(1)プロデューサー、ソングライター、スタジオミュージシャンのどれか(またはそのいくつかの共同での)による覆面プロジェクト。
(2)ふつうのバンドにレコード会社/プロデューサーが一杯装飾を施した。

のどれかであって、

(3)バンドのメンバーがアイデアをもちよってこういう音楽を作った。

という可能性はあまりない、60'sのアメリカの場合。それは、そうでもしてビートルズに勝ちたかった...ということだろう。それだけ、打倒ビートルズ(そしてそれに象徴されるブリティッシュ・インヴェイジョン)、という意識がアメリカ全土の音楽関係者に広がっていたのではないかな。


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by penelox | 2005-05-30 22:44 | 60年代

Lady Madonna / The Beatles

5/22

暑かったり肌寒かったりと、なかなか健康維持が大変...。皆様は如何でしょうか。朝晩と昼間では結構気温差が激しいと思います、風邪など引かれませんよう...。


ここのところは、色んなことが「待ち」の状態。ニューアルバムのデザインが少々遅れ気味で、動きたくても動けない。エル・グラフィックMike Alway氏によると、アイデアは出来上がっているのだがデザイナー氏が忙しいとかで、まあ辛抱辛抱。また、次のコンピCDに入れるつもりの曲に関しても、まだ熟してないというか、これ! という感じまでなってないので、色々考える。スパッと出て来るところまでいかないため、60's物を聴きまくって何かインスピレーションの足しにしようとしているが。ちなみにここのところよく聴く曲は...やっぱり色々聴くが結局ビートルズに戻って来てしまう。最近はファッツ・ドミノつながりか(?)"Lady Madonna"にハマっている。あと"Nowhere Man"も好きだ。"You Won't See Me"も良い。"Rubber Soul"はやっぱり一番好きなアルバムだなぁ。


5/23

久々に完成したニューアルバムを聴いたが、色々不満が出る。と言うか、60'sを聴きまくっている今だからそう思うのか、なんかゴチャゴチャ入れ過ぎてる気もするが...うーん、聴いてるうちにわからなくなって来た。

正直恥ずかしい。音楽に関しては何もやって無いみたいで自己嫌悪になる。
考えてみれば、去年今年と、CDを出して無いのに、いつもHPやこのブログをのぞいて下さる方がいるというのは、本当にありがたいこと。どこに興味を持っていただけているのか...曲を気に入って下さっているのか、書いてあることに興味を持って下さるのか、わからないけれど...。

もっともっとアクティブにならんといけません。

5/24

移動中の夕刻、電車が遅れる。またしても置石?...と思いきや、電車がイノシシに接触したのだとか。いや、確かに阪急六甲付近にはよく出没するのだ。昔、あのへんを歩いていて、えらいどでかい犬が前から来るなぁーと思ってたらイノシシでたまげたことがある。当時は住宅地でイノシシに会うなんて予想もしていなかった私、そばを歩いているオッサンに、思わず、「イ、イノシシですよ...」と言ったのだが、オッサンに冷静に「そうですね。このへんはよう出るんです」と返されたのだった。

それ以来、何度か、特に冬はよく見かけるようになったが、この時期に線路沿いまでおりて来てるというのは、よっぽど山にえさがないか、それとも誰かが餌付けでもしてるんだろう。

夜、妙に冷え込む。帰り道に夜空を見ているとコンピCDのタイトルが浮かぶ。

5/25

体調が悪くてどうしようもない。曲も前に進まない。悶々とするのみ。

スーパーチャンネルでやってる「ベティー・愛と裏切りの秘書室」を観てる時だけは気持ちが楽になる。コロンビア産・ラテン系昼メロ。しかしそのコテコテぶりがたまらん。前あったことをいちいちセリフで振り返るところが良心的(笑)。まるで「素浪人花山大吉」みたいなゆったりしたテンポ。

生徒さんが英検二級を受けるのでその指導。しかし彼はガンダム話ばかりして来る。悪いけどわからんちゅうの..。だいたい最初のガンダム自体、出て来た時はもうその手のアニメから離れつつあったから、それ以降のロボットアニメのみならず、アニメ、マンガ自体よくわからないのだ。今たまたま観ても引き込まれないし、まして今のアニメも、さっぱりその良さがわからない、残念ながら...すまん、許せ!

それに、ガンダムのプラモデルを見せられてもね...やっぱりプラモデルは第二次大戦の飛行機の方が好きなのだ。メカニックにしても、模型そのものの凝り方にしても、空想の、実在しないものの模型とは雲泥の差がある、申し訳ないが。ガンダムの模型を見て配線とかコクピットとかを自作せえ、とか言ってる人間(私)は所詮旧世代の人間なのである。


仕事帰りに「働くということ」(ロナルド・ドーア)という本を読む。難しいが刺激的でもある。まあとにかく最近は読みたい本だらけ。

相変わらず曲づくりは煮詰まっている。体調も良いのか悪いのか、自分でもわからない。たぶん寒かったり暑かったりが極端で体がついて行けてないのだ。

Cooke Scene最新号を読む。伊藤編集長の文章が、なんか最近やたらとウルトラマン絡みなのが興味深い。私も最近初代ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンをよく観ているので、特に。

また"Lady Madonna"。
何故ビートルズは他のバンドと違って聞こえるのだろうか。
ポップなメロディーの60'sバンドといったらあまたいるのだが、どこか違う。何なんだろうか。

品の良さとアーシーさのバランスが良いのかな、という気もするが。
普遍的でいて、リヴァプール的なところも残している。たとえば、今となっては、Deaf SchoolからPale Fountains、La'sを経て現在のCoralに至るまで、何か一本の線でつながるところがある。

...って、そんな簡単に答が出る訳なかった。


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by penelox | 2005-05-25 23:57 | 60年代