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Long Long Long / Les Innocents

from album "Post-Partum"


The Penelopesの元メンバーのNが遊びに来る。10年前はキーボードプレイヤーだったが、次のライブではギタリストとして参加することとなっている。体調のこととか、経済的なこととかあってバンドを抜けたが、お互いへのリスペクトは常にあったし、彼自身音楽をやめていない。改めてそれが嬉しい。

今はソロアーティストとしての道を模索している彼に、こちらからも色々と助言(と言ってはおこがましいが)をする。奴の才能は私もわかっている。なんとか花開いて欲しいし、手伝えることは手伝いたい。

もうひとり、今日は弟(注・元The Penelopesのギタリストであり、現代画家として活動中。東京でも毎年個展をやっているので、ぜひ御覧いただきたい)もウチに来ていた。来年、兵庫県の近代美術館に作品を提供する話があるのだそうだ。この春の六本木での個展の次の展開として、大いに興味を持っている。実弟とはいえ、奴もグレートな男なのだ(注・ギャグではない)。

Nと弟、私と揃うと、91年から92年頃のThe Penelopesということになる。ノスタルジーに浸っていられるほどお互い暇ではないが、また何かを一緒に出来たら良いねと話した。前向きなパワーはどんなに古い関係からだって生まれる。われらの化石燃料的関係に乾杯だ!

夕刻よりまた仕事。阪神間きっての進学校に入れるため、必死の授業。バテバテでこれ以上書けない。結局録音は今日は全く出来ず。それでも進歩はあった。

上の曲も昨日のル・ジノサン(レ・ジノサンなのか?もしかして)のアルバムより。
聴けば聴くほど良くなる曲の見本。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2004-10-31 23:31 | 90年代

Lune De Lait / Les Innocents

from album "Post-Partum"

10/29

甥児の世話。機嫌が良いのか、慣れて来たのか、先週よりはなついてくる。前みたいに泣き出したりもなく、煎餅をせがむこともない。ベタベタくっついて来るので、色々遊んだ。この、ふたりで出来る遊びがなかなか増えない、というのがちょっとした心配の種だったのだが、糸口はつかめそうだ。音楽も相変わらず一生懸命聴く。
しまじろうのビデオを観ているうちに寝てしまったので、ふとんに寝かせた。

こういうのが今後も続いて欲しいものだ。

ちょっとした時間潰しに持って来ていたディオンヌ・ワーウィックのベストを小さな音量で聴く。
バカラックの曲がほとんどだが、そうでない曲もなかなか良い。そういえばブラジル音楽をやってるアルバムもあったはず。また買って聴いてみようと思う。

水泳から帰って来た姪児の方は貝の話に夢中。貝殻を色々あげたのが刺激になったようだ。二枚貝に色を塗ったりして遊んでいる。貝は子供の頃大好きだった。特にタカラガイ。こんな美しい模様の生き物がどこか遠い南の海の底にいるなんて...と想像力をかき立てたものだ。今でも珍しいタカラガイの写真なんか見るとちょっと興奮したりする。海の底をカタツムリみたいにゆっくり歩いてるんだよと言ったらビックリしている姪。想像を色々働かせているようだ。

その後また仕事へ。前日風邪気味だった生徒にいつも持ち歩いている薬をあげていたのだが、えらい簡単に直っていて驚く。

とまあ、音楽とは全く関係のない一日。

10/30

朝から仕事。夕方、今週は仕事がなかったので録音再開。

"Gent..."、またしても歌詞をほんの少し修正、録音に。リードVo、かなりうまく行った気がする。しかし油断は禁物。また明日聴いてみないとわからない。雨が降っていると声が微妙にハスキーになる。それが吉と出るか凶と出るか。


朝やってる、録画していた新しいウルトラマン(ネクサス)を観る。ストーリー展開で全く新しい世界に踏み出した、という感じで、大いに興味深く思っている。というか、平成のウルトラマンはおろか、30何年ウルトラマンシリーズ自体リアルタイムで観ていなかったので、これが新しい展開だと言い切れる自信はないが。

ウルトラマンは、昭和40年代、確実に日本の子供の生活の一部だったと、今さらながら思う。昭和30-40年代前半生まれぐらいまでの世代の男の子にとっては、ウルトラと仮面ライダーはあるのが当たり前の日常のありふれた存在だったのだ。その後、ロボットアニメやヤマトなんかの時代になり、中学になると本格的にSFに行くか、アニメファン(当時はオタクなんて言葉はなかった) になるか、または離れて行くか...そんな感じだったように思う。自分は兄がSF好きで松本零士好きだったから、広く浅くどれも触れるチャンスはあったが、特撮もアニメもいつしか遠いものとなった。
80年代にはこれも兄の影響で洋楽(ニューウェーブ)に流れて行った。それが結局今の私を形成している。だが、自分を形成したものは全部調べてみないと気が済まないのだ。それは音楽だろうと貝だろうと特撮だろうと同じ。

当たり前かも知れないが、今は、こういう番組に「怪獣番組」としての様式美への興味は殆どなくて、どういう意図/狙いで作られているのか、役者さんとシナリオのあいだ、もしくは監督の狙いとのあいだにどれぐらいの接点とどれぐらいのズレがあるのか、などなど、そういう「作品」として観ている感じだ。

役者さんというのも興味を持って観ている。私はなりたいと思ったこともなかったし、まあなれる訳もないので、昔は自分とは特別関係もない人たちだと思っていたが、役を演じる、という意味で、どういうつもりで取り組むのか、とかを以前ある役者さんからお伺いして、それ以来意識して観るようになってから、興味深いことをされている人たちだなあと思うようになった。

昔、我が家でドラマの撮影が行われたことがあり、また、家がちょうど撮影所の裏にあったので、撮影現場を観るチャンスはあった。そんなこともあってなんとなく役者さんの実像と映像に残る演技とのギャップを面白いなと思っていたが、最近は音楽の中で(あるキャラクターを演じるという意味で)の演技性も大事だなぁと思うようになったのだ。それは、自分の意見や思い、心情を吐露するだけのスタイルに飽きて、引き出しを広げたかったからなのだが。

そういう意味で、そこにいない怪獣を前にしての演技とか、特撮ドラマで、自分の想像力、感性を発揮しなければならないエネルギーというのは、相当なものだと思う。なにしろ全くの空想の世界な訳だから。そういう意味で特撮番組で演技力のある役者さんというのは、尊敬してしまう。

以上のことを踏まえて観ている訳だが、大河ドラマ形式で、謎が謎を呼ぶ、という作りは新鮮で凄く良いと思う。暗い映像は子ども向きではないという意見もあるかも知れないが、意外に子供というのは対応力があるから、これはこれで良いのでは、と思う。隊員が起立したまま飛行機に上昇して行くのは「サンダーバード」や「キャプテンスカーレット」を連想するし、「オール・システム・グリーン」なんてセリフも「キャプテン...」の「SIG」を意識してるのかな?と思ったり...たとえが古いなぁ、しかし。

メカが妙に玩具っぽすぎるのは凄く気になるし、CGが多すぎるのも、理解はするが残念...仕方ないのかな。あと、もっとキャラクターを細かくセリフで描いてほしいという気もするが、これは今後に期待。防衛隊がウルトラマンを敵とみなして(?)攻撃するなんて展開から入るというのも、大河形式として考えると今後が面白い。とまあ、しっかり作り手に乗せられてしまっているのであった(笑)。

ただ、主題歌、エンディングに荘厳なクラシック調の音楽を配したらもっと格調高い作品に見えるような気もする。こういう、今どきのJポップJポップした、ありがちな音楽を使わないといけない理由も理解は出来るし、「子供の耳を悪くしない音楽」を条件に主題歌を作れた時代ではないのもわかるが、何でやねん...という部分も正直捨てきれない。

こういった音楽というのは、今日びアニメとか流行ってるところでは嫌というほど耳にするが、個人的にはとても趣味が良いとは言い難い。子供というのはもっと適応能力があるんだから、センスの良い音楽をもっと聞かせればそれなりに良い感性を身に付けて行くのだ。大人の論理だけで悪趣味な音楽を氾濫させ、子供時代に感性を破壊する行為は正直大いに問題あると思う。現場の方々、もっと良い音楽を聴いて下さい。そして、使命感を持って下さい。

上のフランスのバンド、ル・ジノサン。実に良質なポップをやる。ポップといっても、イギリスのそれとはまた解釈が違う。全編フランス語だからかも知れないが、ジャケット通りの、フランスの曇り空、そしてそこに時折覗く光、といった趣きが 浮遊感ある音像で伝わって来て心地よい。哀愁の混じり加減が絶妙で、このへんが、良質なイギりスものなんか(私にとってはXTCやスクイーズなど)とはまた相当違うが、センスの良さ、という意味で通底するものがあると思うのだが。

良いものは国籍に関係なく共通するものがあるのだ、きっと。

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by penelox | 2004-10-30 23:23 | 90年代

Graceland / The Bible!

from single "Graceland"

また"Gent..."の歌詞をああでもない、こうでもないと書き直す。
多少その場での修正は必要かも知れないが、なんとか形になった。後は曲の中に言葉がうまく馴染むかだ。
とりあえずちょっと寝かせることにして、仕事。
高校3年生がいっぱいいて大変だけれど、かなり大人の会話が出来るので、凄く面白いのも事実。インスピレーションをくれる事に感謝。

"Gent.."というのは、実はある花の名前の一部である。9月に咲く花で、それを何で「夏」アルバムに入れるかと言えば、夏が終わったらこうしたいよ、こうするよ、っていう語り手の願望の象徴として使ったら面白いかと思ったのだ。

その花言葉は、

強い正義感・的確・悲しんでいるあなたを愛する・誠実・貞淑

とのこと。

花言葉、なんて殆どよくわかっていなかったが、こういうのも調べてみたら面白いもんやなぁと思う。


今回のアルバムはホント、表面的なわざとらしさ(あくまで自分にとって、だが)を極力減らそうとして来たのが、だいぶそんな風に、自然に聴こえる音楽になるんではないか、という気がしている。わざとらしさ、というのは、進歩しようとしての努力、という側面もある。もう少し若いころはその力みが露骨に見えてしまい(1stや2nd)恥ずかしかった。だが、これはある段階までは仕方ない事なのだと最近は思い納得できるようになってきた。進歩を諦めた、とかではなしに。


いままでの録音というのは、どこか今の自分には少し似合わない目の服を用意して、それに合うように頑張ろう、という部分がいつも必ずあった。それは言い換えれば、実験して引き出しを増やすというか、ボキャブラリーを増やす、という行為だった。

それに加えて、たとえば前作の"Eternal Spring"だと、"Vehicle"、"From HeadTo Toe"のソウル、"Dreams"のエレポップ、"In the Land"のニューウェーブ、"Twinkle In the Rain"のネオサイケ、"Carnival of Slight""のひねったスクイーズ風ポップ、"Mrs.Meadow Rue"のXTC風ポップetc...。結構意識的に、目立つようにやったのは、アピール-こういう音楽も良いところありますよ、スタイルは違えど奥に同じ魂を宿らせることだってできるんですよ、だから食わず嫌いしないで色んな音楽を楽しみましょうよ...、って言う訴えだった部分もある。形式でばかり音楽に対応して表層的な好き嫌いに終始する少なからぬ人々への抵抗がそうさせていた、というのも正直否定は出来ない。もちろん最初は形式から入っても構わないけれども...。

創作とは、絶えまない自分の内面との対話でもあるけれど、表現手段の引き出しを絶えず増やして行く作業という側面もある。そして、その両方の作業を通してより豊かな世界が自分のものにできれば...そんな感じがするのだが、今やっているのは、そういう作業に、抗議のメッセージを忍ばせるのはもっと減らそうということだ。もっと自然に滑らかにやりたい、そんな感じだ。どっちにしたって届く人には届くのだから。

そんなやり方が今は、ちょっと実を結びつつあるかな、程度だけれど、自分でモノを作っていて楽しいのは、進歩が自分でわかる時だ。これは、どんな作品を作っている方でも、同意していただけると思うのだが、こういうことで得られる喜び、自信は、ホント何ものにも変え難いんじゃないだろうか。「生きている」ことを実感できる瞬間というか。

バイブル!は、シングル2枚ぐらいしか持ってないし、b0022069_15444940.gif全く詳しいとは言い難いが、本当に良い曲を書く(ここで紹介する人たちはみんな良い曲を書くのですよ、ホントに)。メロディーが瑞々しい上の曲を聴くと、作っている人たちが、音楽を通じて自分の内面との対話、浄化、というプロセスをやっていることがよくわかる。


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by penelox | 2004-10-28 23:19 | New Wave

Life Begins At The Hop / XTC

from album "Drums & Wires"

朝っぱらから、ああでもない、こうでもないと、"Gent..."の歌詞にまた悶々とする...。

うまく行かないので切り上げ、HPの更新を色々と。特に、海外でのレビューは結構ほったらかしだったので、Canadaの"Exclaim!"での"Eternal Spring"レビューを追加。

このレビューでもそうだったが、アルバムの曲数が多い(つまり収録時間が長い)というのが再三指摘されている。それを踏まえて、今回録音しているアルバムは、曲数を絞って前回の15曲から12曲にしようと思っている。やっぱり、10曲から12曲ぐらいが、聴き手からするとちょうど良いみたいだ。

実は、こういうことに気付いたのはつい最近である。阿呆かと罵られるかも知れないが、昔は曲数が多ければ多い程良いと思っていた。お得というか...。たとえば、エルヴィス・コステロの"Get Happy!!"なんて1枚で20曲入りで、自分の5枚目の"Inner Light"を19曲にしたのも、それぐらい詰め込んだアルバムが大好きだったからだ。逆に、フルアルバムなのに8,9曲だったりすると騙された気分になったものだ(そんな奴が"A Place In The Sun"という9曲入りのアルバムをその後作ったというのも皮肉だが)。

だが、ちょっと前にピーター・バラカン氏がTVで、CD時代になって収録時間が長くなった(アナログレコードで45分程度だったのがCDで74分になった)せいで、曲数のやたら多い作品が増え、それで逆に(無駄に曲が多いせいで、という意味か?)つまらない作品が増えた、というような話をされていて、はぁー、なるほどな、そういう考え方もあるのか...、と思ったのだ。

作り手としては、キャンバスはでかい方が自由が増える、という気がするのも事実だが、条件を狭めることで、逆にその中で最高にアルバムとして機能させることも可能、そういう考えもある。

しかしあんまりフォーマットを固定したものとして徹底させると、様式美というか、職人風になって、それもどうかと思う部分も正直言ってある。

結局(いつも言ってるかも知れないが!)、聴き手と作り手の立場(作り手は両方の立場を持ってると思う、音楽を聴いている訳だから)のあいだでうまくバランスの取れた作品...
そうなったら理想ですな!

また全然書いてることと噛み合わないが、なかなかスカッと物事が片付かない中、テンションを上げるのにちょうど良いのがXTCの上の曲。

最近思うのだが、この曲のギターの音って、ビートルズ以前の音楽、たとえば英国で言うとシャドウズみたいなインストバンドのギターみたいな響きがあるような気がするのだが。

歌の内容は、たぶん60'sの英国地方都市でのありきたりの光景-週末のソーシャリスト・ミーティングなんかでの若者を集めたパーティーを描いているらしいのだが、そういうところって、決してヒップでもクールでもなくて、かけていた音って、最先端なんかじゃなかったんじゃないかなあ。たぶん当時のオールディーズなんかじゃないかと。で、昔の音、というのがそういう(シャドウズみたいな)音楽にあたるのかなぁ...気楽に聴いて踊れる、みたいな。

当時はたとえばモッドが聴くスカやR&Bなんかはロンドンの一部を中心に聴かれていたようだし、リヴァプールやブリストル、ニューキャッスルみたいな港湾都市だと黒人音楽が入って来るけれど、内陸部、工業地帯(たとえばバーミンガムとか)は白人ロックンロールの荒っぽいもの、そうでない普通の郊外だとせいぜいソフトなダンス音楽、という感じだったんじゃないかな。XTCのスウィンドンなんかは、あんまり黒人音楽がたくさん入ってた気がしない...。

と、勝手な想像を色々巡らせてしまう、興味深いアレンジである。もう20年以上聴いているけどいまだに飽きない。



仕事に行く前、新潟の行方不明の親子3人、生存確認の報に涙。どうしても震災時の色々なことが込み上げて来て正視できない。ヘリで運ばれる2才の息子さんにまた涙。だが、帰宅するとお母さんが助からなかったとの報。やりきれない...。

とにかく、一日も早く、震災にあわれた皆様が少しでも日常生活のレベルに戻れる日が来ることを祈らずにはいられない。


英国の人気DJ、ジョン・ピール氏逝去の訃報にもシヨック。


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by penelox | 2004-10-27 22:33 | New Wave

Golden Brown / The Stranglers

from "Singles: The UA Years"

今朝はエナガの群れが来た...ってここは野鳥日記ではないんだった!

次の曲"Gent..."の歌詞をもう一度いちから書き直す。

うまく行かなくなった恋人との関係。長い関係が続くと、一時の感情やプライドがちっちゃな亀裂を作ってしまっている。しかしそれに気付かないまま、お互い問題を大きくしないでおこうとするあまり、色んなことが見えなくなり、それでますます心が離れていってるんじゃないのか?...
お互いある程度の歳であるぶん、ぶつかることを避けている。が、それが良いことなのかどうなのか...

ある程度の年齢になって、利口になること、計算ができることが良いことなのかどうか、というのは自分にとってのテーマでもある。そのへんに物語で触れてみた歌。テーマがなかなかピタッと決まらず数カ月経過していたが、今日はある程度ちゃんと書けた気がする。

しかしサビのところのラインが決まらないので、朝から、仕事中、電車の中、ずっとグルグル回っている。

これもギターでまた時間がかかると思うと恐ろしいが、まあ頑張らないと。

b0022069_11321159.gif上の曲、自分が今やってることとまたしても何の関係もないが、夜リラックスして聴くのにホントシンプルで良い曲。
ストラングラーズというと、パンクだから...と食わず嫌いの人もいるのかも知れないけれど、80's前半以降は実に趣味の良いヨーロピアン哀愁ポップ、という感じ。



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by penelox | 2004-10-26 22:58 | New Wave

Harvest For The World / The Christians

from "The Best Of..."

朝、チャッ、チャッという鳴き声。
垣根にウグイスが来ているのを発見。もう山から下りて来たということか。てことはジョウビタキももう来てるのかも知れない。

ジョウビタキはめちゃめちゃ綺麗、特にオス。人間を見ても逃げず、体をプルプル震わせて、おじきの様なポーズを取る、とてもユーモラスな冬鳥だ。
いよいよ秋も深まって来た。秋は音楽を作るのに良い季節、インスピレーションを与えてくれる季節だ。

"Colour"のギター録音。
弟(元メンバー)がかつてやってたようなギタープレイを参考にしたアルペジオぽいのを入れてみる。
もともとはREMのピーター・バックが得意なプレイなのだが、それを、マイ・コンクリート・ライトハンドで再現。

まあなんとか形になる。メロディーがなんとなく生きて来た気もする。
この曲はとりあえずこれで置いておこう。次は"Gent...(注・トイレではない)"だ。

上のクリスチャンズの曲は、録音とはなんの関係もないけれど、ある種、自分にとっての原点の音。b0022069_11335581.gif
88年、イギリス留学時にたまたまラジオでかかってて惚れた曲。リヴァプールのソウル・グルーブで、メンバーに元ヨッツ、イッツ・イマテリアルのヘンリー・プリーストマンがいる。これはアイズレー・ブラザーズのカヴァー。

この曲を聴くと、今でもイギリスでの日々が甦る。大学の図書館とか、寮の台所とか、イギリスの風景、あの人、この人...。

それにあの時の、心の立ち姿というか...もう16年も前だが、ついこないだのことのようだ。

そういう曲ではないのに、なんだか甘酸っぱい気持ちになる。音楽というのは、ある年頃の時にいっぱい聴くと、かなり大きなもの、一生ものとして残るなぁと、最近よく思う。


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by penelox | 2004-10-25 23:05 | New Wave

Little Girls / Oingo Boingo

from "Skeletons In The Closet: The Best Of..."

"Colour"のギター録音。
前のを消してまたやり直し。うまく行ったかはわからないが、とりあえず2本入れる。
次に曲に合うコードストロークぽいのを入れてみる。

あれやこれやで数時間。

バテバテになってしまったので今日はこれでおしまい。また明日聴いて気に入らなかったらやり直し。

しかしこの曲だけで何週間やっているのだ?前にも書いたが、この曲、前のアルバムの"Book"に似た曲なので、あそこでの失敗/後悔からムキになっているのかも知れない。

"Book"は数カ月以上アレンジをやっていた。挙げ句キーボードメインになってしまい、ある種保存し過ぎて腐った魚みたいな出来になってしまった。だから、今回はギターでササッとやりたいのだが、ギターが下手と来る。左利きなのに右でやって来たので、どうしても手首が思った通り動かない。おまけに震災の時のケガの後遺症でいまだにずっと動かしていると痛くなって来る。このコンクリートのように固い右手首に腹立ちまくり。

...とまあ言い訳しても仕方ない。とにかく自分を甘やかさないでハードルを乗り越える...それだけ。

だが、もっと気楽にやらなあかんなぁ、とも思う。たとえば上の曲みたく。
オインゴ・ボインゴはアメリカ西海岸のXTCと呼ばれた80'sの変態ポップバンド。アンディー・パートリッジ似の声(顔もメガネ無しの初期パートリッジに似てる)を持つダニー・エルフマンは映画「バッドマン」のサントラとかでも有名、今は映画音楽の人。b0022069_1141216.gif

曲は初期XTCから神経質ぽさを抜いた感じ。
そして、何と言っても腰も砕けんばかりのお気楽なシンセとか、シンプルでパワフルなドラムがアメリカのバンドらしい。

いや、たぶんお気楽では決して無いのだが、ニコニコして握手したら相手の手を砕いてしまったかのような、そんなアメリカ人ならではの無頓着な破壊力というか、ついついハチャメチャに聴こえてしまう、豪快で陽気な狂気ポップである。イギリス的な繊細ゆえの内向的な変態というより、もっと天然に外に爆発して行く。それでいて知的な感じも同居している。

自分がやってるようなやり方とはまた違うアプローチだが、そういう方法論も、気分転換には良い。



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by penelox | 2004-10-24 21:38 | New Wave

No Place Like Home / Squeeze

from "Greatest Hits"

10/21
バイトで殆ど機材に触れることが出来ず。早朝と夜更けにギターを色々やるも、ヒントが少しつかめた程度。しかしトラック数がない。もはや16トラックでも少なすぎる。

10/22
甥児の世話とバイトでまたしても何も出来ない。甥児のおむつ(大きいのが出てしまって大慌て)を変えたり、およそロケンロール、もといピュアポッパー(苦笑)とは程遠い世界。まあこれはこれで面白いけれど。それにしてもええ加減なついてくれへんかなぁ...。

HPの更新について夜中に考える。レア音源、どういう順番で出して行くかとか考えて行くうちに時間が過ぎる。どなた様が覗いて下さってるのかわからないけれど、楽しんでもらいたいもの。

10/23 
台風の被害、地元はそれ程でもないと思っていたら、「生瀬方面、道路崩壊」の看板にショック。
朝、晩と仕事でまとまった時間取れず、またしても録音は全く出来ない。明日こそは必ず"Colour"のギターを終わらせるぞ。

届いていた「ウルトラマンA」DVDの特典映像を見る。32年もたって北斗と南、TACの座談会が見れるとは、物凄い感慨。しかも1年ほど前に当レーベルのNewsletterに書いた希望がそのまま実現している。円谷さん、欲しいものが良くわかってますねえ!

帰宅すると新潟で地震の報。また近いうちにどこかで大きな地震がある気がして仕方ない。地震がある度いつも凄く不思議なのは、他の国で起こる地震とか、国内の火山の噴火とか、日本の地震と関連あると思うんだけれど、なんかそういうことはあんまり語られない。

それでいて、不安を煽るような放送スタイルだけは崩さないような気がする....。
ヘリコプターを飛ばしまくって、変な音楽をCM前に入れてみたりね。たぶんこういう、神経を逆撫でするようなスタイルの報道、またやるはずだ。そもそもニュースキャスターがパニクった声なんか出したらいけないと思う。冷静に、淡々とやるべきではないだろうか。

地震にあった側の気持ちを、もうちょっと配慮できないのだろうか、とまあ、阪神大震災の記憶がどうしても甦ってしまう。まあ、音楽日記とは関係ないけれど。


スクイーズの上の曲、録音している音楽とはスタイル的に違うけれど、かなり今はハマっている。音的に違うぶんリラックスするのに良いのだ。ブラコン(70's-80'sぐらいの黒人のオシャレなR&B/ソウル)の影響を受けつつ、そこにブリティッシュポップのエッセンスがうまくブレンドされているというか。

スクイーズのクリス・ディフォードとグレン・ティルブルックは、ソングライティングチームとして、レノン&マッカートニーと比較されることもある。

しかし、実際のところふたりのソングライターが別々に曲を書いて来るというのがビートルズの実体(いや、ジョージもいるから3人か)で、どっちかというとXTCがそれに近いと思う。

それに対してスクイーズは、作曲: ティルブルック、作詞:ディフォード、という、完全な分業制らしくて、それがひとつの統一した世界を作るのに貢献していると思う。b0022069_11274768.gif歌詞に関してはぶっちゃけた話、「男と女」のすれ違い、こればっかりだ。それも短編小説的な手法、ミュージカル的な感じもある。

XTCは人間関係を描いていても、もうちょっと自然の事物を介しての心の動きを描いたり、言葉の引力で内面宇宙を漂って行くようなところがある、うまく書けないが。それにアンディーとコリンのはっきりした性格の違いが歌詞にも出る。スクイーズはもっと統一されている。いうなれば、ふたりでひとつのスクイーズというキャラクターが出来上がっている感じ。

どっちが良い、とかではなくて、どっちも興味深い。

惜しくも活動を停止してしまったが、そのコラボレーションがいつかまた再開されるのを願ってやまない。


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by penelox | 2004-10-23 23:36 | New Wave

Revolution (in the summertime?) / Cosmic Rough Riders

from "Poptones Presents Radio 4"


台風のため仕事がキャンセルになってしまい、急遽時間が出来たので何度かに分けて"Colour"のギター録音を続ける。

またボーカルが気に入らなくなって来た。ミックスでごまかしようはあるのだが、そうやってどんどんハードルを下げて行くのがたまらなく自己嫌悪。たぶんサビは再録音した方が良いのだろう。

一方ギターも冴えない。もしかしてこういう曲は本質的に自分の苦手なタイプなのだろうか?アラばかり気になって、だんだん嫌になって来た。猛烈に落ち込む。

次の曲に移った方が良いのか...わからん...。
あかん、時間があるのに全て悪循環。

コズミック・ラフ・ライダーズ、そんなに詳しくないが、これはほんとに良い曲だ。
いわゆるグラスゴー勢については、個人的にはどうもここ数年あまり良いイメージがない。正直言って心に突き刺さって来るような名曲が出て来てないというか、そもそもそういうつもりでやってるのかどうかも疑問というか...。
世間一般の評価の盛り上がりとは全く反比例しているが、曲で評価したい者からすると、圧倒的に80年代の方が良い曲を書くバンドが多かったと思う。

良い音楽というのは、ほんの一瞬でも現実と夢がひっくり返ってしまったかのような錯覚を起こさせるものだと思う。
一瞬夢想がその場に現実化して立ち上がったかのような...何も強烈な曲じゃなくても、聴き手の想像力、作り手の創造力の間で化学反応があればそれは基本的に起こる筈なのだ。

そういう意味では、聴き手としてグラスゴー発の音楽はここ数年ホントなかなか興味を持てる音楽が少なかった。
音楽コミュニティーが成熟し過ぎてるがゆえのハングリーさの不足、緊張感の無さ、それゆえのインスピレーションの枯渇...好きな場所だっただけに、メディアに手の内を全て読まれてしまった末の悲しい姿という感じだった。
(ここ数年、リヴァプールやアセンズも、正直言えばそんな印象は拭えないのだが)

そんな中での、数少ない例外的個人的名曲。
バンドそのものの評価は何とも。他の曲を知らないので。

夏に革命は必要ない...
いつだって革命は必要ない...

たとえば音楽メディアがまき散らすムーブメントとかに代表されるような、なにがしかの権力や権威の起こすデッチ上げ/やらせ/自作自演のうさん臭さにそれとなく言及しているのだろうか? もしそうだとすると至極真っ当なことを歌ってるなぁ。
そんな歌詞が、バーズに代表されるアメリカン・フォークロックの衣装(それはつまりサマー・オブ・ラブなる「革命」へと収束して行き、のち失われたのだが)をまとって紡ぎ出されるのだからたまらない。
その時代に間に合わなかった人間ならではの、冷静な観察眼と、少しの嫉妬、そして愛憎がなかばする、この思い。実にわかる。

この批評眼があるからこそ英国の音楽にいまだに惹かれるのだ。

考えてみれば今作っているアルバムも「夏」がテーマだけれど、「夏」への愛憎の間で逡巡する曲だらけだ。それをもっともっと意識した方が良いのかな。そうすれば音楽に焦点が合って来るとか?

真っ暗気だったが少し音楽を信じても良い気になる。自分の表現への意欲も少し戻った。
とにかくベストを尽くそうではないか。


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by penelox | 2004-10-20 22:08 | 90年代

Make It Easy On Yourself / Dionne Warwick

from album "The Greatest Hits 20"

"Colour"のボーカル、今朝聴いてみて、声の立ち上がりのタイミングとか、数々不満はあれど、なんとか形になってるようだったので、ギターを仮録音開始。が、片頭痛がひどくてはかどらない。
それにしても録音直後は冷静に聴けないなと痛感。全然違って聴こえるのだ。

ギターが上手く行かない。最低。空きトラックもあんまり無いんだから、よく考えてシンプルかつ良いものにしないと。

この、よく考えて、というのが難しい。
その時の精神状態とか体調、おかれてる状況、色んなことがピタッと会うとうまく行くし、どうしようもない時もある。言い訳ではなく、長年やって来ての経験からわかることなのだが。

物事がいかに数えきれない偶然の積み重ねに支配されているか、ということ、それを意識してやる、ということは大事なことなのではないだろうか。もちろん子供のようにただただ無邪気に表現に耽溺するのもひとつの手だが、もうそんなことをやれるほど無知でもないし。
もちろんその結果クォリティーが低くなった場合は、全部自分の責任なのだが...。

こちらとしては、その偶然の積み重ねの間を縫って、最善を尽くすためのメンタル的な下準備をできるだけしっかりやらないといけない。

それはたとえば短い昼寝を取ったり、映画やお笑い番組なんかも使ってリラックスしたり...精神状態を一時的にポーンと異界に(?)飛ばすのも大事なのだ。それで戻って来ると、頭がリセットされていて、フレッシュなアイデアが湧く。
もちろん、良い音楽を聴くのも。でもあんまり自分のやっているのに近いと、ついついまた研究モードに入ってしまうから要注意だが。

上の曲、やっぱり最高なのはウォーカーブラザーズのバージョン。が、スコット・ウォーカーみたいに歌いたい自分もいる(もちろん不可能だけれど)ので、こちらのバージョンを聴く。
これはこれで素晴らしいのだが、女性が歌うと自分とは百万光年離れたところに位置する音楽になるので、聴きやすいのだ。

片頭痛は直らないが、まあどうせいつものことだ。


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by penelox | 2004-10-19 23:06 | 60年代