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ウルトラセブン/ 冬木透

1曲目"Melt"のミックスに手こずっている。3つ目のバージョンが出来上がったが、やはり良いのかどうかわからない。聴き過ぎてなんだかよくわからない、というのもある。元気の良い曲なのだが、これで良いのか...という不安が拭い切れない。

MTVを観たり、音楽サイトなどで最近の音楽をチェックしているけれど、全体に元気のない曲が多い気がする。ビートが効いていても、曲の雰囲気が陰鬱というか、明るくないというか、もやもやしたのが多い。悪い、とは思わないけれど、今の時代のムードを象徴しているみたいで気になる。

アマノジャクとしては、どうしてもそういうムードに抵抗したい。かと言って、意味も無く元気とか、カラ元気なのも嫌なのだが。状況をできるだけフラットに見つめていて、未来へのビジョンを持ちつつ、過去のアイデアをどううまく再構成(アイデアというものはそもそも全て過去に存在するものである。全く正しい意味で、目の前にあるどんな人の作品も、実はみんな過去のアイデアの蓄積なのだ。タイムマシンでも無い限り
未来からアイデアを取って来ることは出来ないのだから)しているか、音楽を聴く時、そういう部分が気になる気分の時があって、特に今はそう。自分はそういう要素のある音楽を作りたい。けれど、そんなやり方を、自分のやっていることをどう受け止めてもらえるのか、全くわからないからだ。


ビデオに録っていた「ウルトラセブン」、「第四惑星の悪夢」を観る。DVDでも持っているくせに、また録画した(^^;)。いくつになっても興味が尽きないエピソードだからだ。たぶんこれからもたびたび観るであろう。b0022069_1758963.gifこの話が映画「アルファヴィル」にインスパイアされたものだと知ったのは割と最近である。1968年に作られたドラマなのに、古いどころか、今だに新しい。最初に観てから30年は経ってるのに飽きない。

子供の頃は、あのロボット人間が、口の中でカラコロ言わしてるのが気味悪く、また長官が頭部を外すところなんか、実にショッキングだった。で、ある年齢を過ぎると、セブンは一体なんでそこまでして地球を守るのだろう? という気がしてきた。そしてまたある歳を過ぎると、そんなにまでして守りたいほどセブンは地球を愛しているのだな、と思うようになった。そう考えると実にせつない。

人間を支配し、ただの資源としてしかみないロボットに怒る(人間ではない)セブン。
地球攻撃に向かうロボットたちの宇宙船団をシラミ潰しに片付けて行く(宇宙人である)セブン。

今観ると、ここまで丁寧に、ウルトラセブンの正義の矛盾(あるいは愛情の報われなさ)を描くというのも、なんとも凄いなあと思う。スタッフも最初はここまで描くとこまで来るとは想像してなかったんじゃないだろうか。60年代後半という時代の空気が所謂「怪獣番組」と目されていたウルトラセブンをここまで引っ張り上げた、そんな気もする。

子供の頃は単に、何か心にズシンと重いものがのしかかって来る作品だった。しかし、今冷静に観ると、行き過ぎた機械文明への警鐘という、シンプルだが普遍的な強いメッセージで全体を引き締めていて、結果的には、やり過ぎない寓話として収まっている。そこが好き。作り手がオチに関して堂々巡りをしていないのだ。だから、子供が観てもある程度わかるし、大人が観ても興味深い。「ノンマルトの使者」とか「ダーク・ゾーン」「狙われた街」、「円盤が来た」、最終回などなど、ウルトラセブンの面白いエピソードの良いところは、大人向けとか、子供向けとか、そんなところをハナから越えているところにあると思う。シンプルな寓話性と、強烈な映像の訴求力。作り手が中途半端に揺れていない(結果論かも知れないが、作品として揺れていない)。ここが非常に好み。

それは冬木透氏の劇伴音楽にも言える。時代が違う、なんて言って脇に置けない、堂々たる風格があるのだ。b0022069_17582842.gifふだん洋楽を聴いて思うのは、やっぱり60's後半が人類にとってのある種の芸術的ルネッサンスだったのかな...? ということ。そう断じて良いのかは別として、そう思わずにはいられない充実度が、世界のみならず、1967-68年に放映されたこの日本の特撮ドラマにもある。

これから9曲目のベース録音。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-28 18:04 | 懐かしいテレビ番組/主題歌など

Hey Ya! / Outkast

from album "Speaker Boxx / The Love Below"

2/24

新しい生徒さん、新しい場所へ。 初めての場所、家を目指して冷たい冬の雨の降る夜をうろうろ...。

しかしこれだけ色んな生徒さんがいると、混乱しそうで自分でも心配になる。教える内容が全然違うというのもあるが、教え方のみならず注意の仕方、盛り立て方、励まし方...みんな別々に考えないといけない。思ってもいないことを言う、というのではなく、相手に届く言い方を考えなければならない、ということ。こういうのは、特定の公式なんてものはないし、ただ経験を元にして、その人その人に合ってそうなやり方で、とりあえず行ってみるしかないのだ。乱暴な言い方をすればある種の賭けである。それで、結果が出なければお払い箱、受かったら本人の努力のおかげ、落ちたらこちらのせい。こちらが期待するような感謝は示されない。だから、感謝はされないものと割り切るようになって、もう何年にもなる...。

しかし、それでも、何か光るところがどんな人にでもある、そのことを気付かされる瞬間があるがゆえ、辞められないのだ。要するに、"Inner Light"を発見したい訳だ。

2/25

久々に甥っ子の世話。落ち着きが増したのかなぁ...という部分と、気になる部分と、色々ありつつ。それでも、最初は恥ずかしがっていたのが、しばらくすると元気爆発になって、大変だった(^^;)。やっぱり音楽が好き、なんかなぁ? リズムボックスのモノマネをすると喜んで踊り出す。

晩、8曲目の"87"をミックス。一応納得行く形にはなったが、本当に良い感じかはしばらくおかないと...やっぱりわからない。


2/26

最近はヒップホップやR&Bに凄く興味があるのでMTVとかの音楽チャンネルや、試聴できるサイトなんかを結構ヒマがあったらチェックしてる。と言っても、歌の内容というよりもアレンジの面がもっぱらだが。

このへんの音楽というのは、どうやってムズムズ感(つまりグルーブ?いや、もっとシモ、的な意味かな^^;)を出すのか、に専念している感じが強いものが多い。言ってみれば、ハズしのテクニックというか、どこまで期待をジラして盛り上げ所をギリギリまでためるか、みたいな。そのかわり、コード的に奇妙で面白い、っていうのはまああんまりないけれど。繰り返しによって徐々に上昇して行くみたいな...これは「ファンク」であることへの意識と表裏一体、ってことなのだろうか。

MTVで聴いたなかでは、Outkast、Speechが気に入っている。Outkastは面白いですね。この南部アトランタの二人組、いまのところの最新作は、big boiの"speaker boxx"、andre 3000の"the love below"という、ふたりが別々につくった作品による2枚組、ということのようなのだが。

http://www.outkast.com/

詳しいことは上の彼等のサイトに乗ってます。賞取りまくってるんですね(訂正1: グラミー賞の最優秀アルバム賞を取ったんです。取りまくってるんじゃないですね^^;)、全然気付かんかった(^^;)。b0022069_18144596.gif私なんかより世間一般の方がよっぽど知っているとは思いますが、アンドレ3000による"Hey Ya!"。これは楽しいです。大げさかも知れないけれど、この曲は新しい音楽として結構頭抜けているんじゃないだろうか。ユーモラスだし、暴力を煽るようなものではないし。もし知らない方がいたら、ぜひ上のサイトでプロモクリップを観て欲しいもの。ギターポップファン、60'sポップファンも必聴、かな(^^)。

Speechも非常に知的、かつ前向きなアーティッスティックさを感じる。まあこの人は前のバンドからそうなんでしょうけど(訂正2。彼のバンドArrested Developmentは既に数年前に再結成していて、もうすぐ4年ぶりのアルバムが出るようです。失礼しました^^;)。ブラックミュージックの未来のある部分は、こういう人達が握っているんじゃないかなぁ...という気がする。

実は録音中のpenelopesのアルバムの曲って、Outkastとかそういう音楽の影響が微妙に(あくまで微妙に^^;)あるような気がして来た。ノリを作るためにチープなシンセ音なんかけっこう入ってるんですよ、シンプルに作ろうとしてる割に。結構耳にしていたし、たぶん無意識に影響されたんだと思う。そういう、なんとなく入って来たものを活かすというか、ノリを大事にしてるんです、今回は。

それと、Snoop Dogg、The Game、そういういわゆるギャングスタラップ(Snoop Doggはもうそういうくくりではないのかな?)も作りは面白い。R&Bだと、ジェニファー・ロペスとかBrandyとかっていうのは、ホントに音の作りがジラし系ですね。
日本のヒップホップ/R&Bというのは、アレンジでこのあたりの音楽にかなり影響受けてる感じなのだが、しかしこの「ジラし」的部分が感じられないのはどういうこと?...と考えてみると、やはり楽曲構造が、泣きのサビが入った歌謡曲/Jポップの作りなのだからだな。アメリカのR&B/ヒップホップから、苦味というか、ブルース感というか、ファンクネスというか、単調ゆえのジワジワ感というか...ぶっちゃけて言えば黒人感かな?を取り去った感じなのだなぁ、と、今気付いた。日本だとタメやジラしを増やして盛り上がりをなかなか出さない曲にすると受けない、から...かな。あるいは作る側がそう思ってる、とか。クリスタル・ケイとか、AIとか聴くと、ホントそんな感じがする。実力とか、全くアメリカの歌手と遜色ないと思うのだけど、そういう楽曲構造にさせられて、慣らされるんだろうな...あ、宇多田ヒカルもそうなんだな。
でも、世界各地にR&B系女性シンガー、ってのはいますね、フィリピンとかシンガポールとか韓国とか。でも、ここまで泣き泣きのサビというのは、特に日本で顕著な気がする。

だからこの、歌謡曲/Jポップ的楽曲構造、というのも、ひとつのナショナリズムの隠れ蓑になっている部分があるような気がする。これが日本のポップ音楽における「日本的なるもの」の防波堤として機能している、というか。まあこれはまたいつかじっくり考えてみよう。

これからまたミックス。
1曲目の"Melt" をミックスしなおすのである。8曲完成、ともなると、最初の曲に何が欠けているか見えて来る。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-26 18:28 | R&B/Soul

A Bridge Too Far / John Addison

from film "A Bridge Too Far" / 映画「遠すぎた橋」より(1977)

8曲目"87"にシーケンサーを絡め、更にサンプリング...ごちゃごちゃとブリッジ部分に仕掛けを。しばらく置かないと、善し悪しがわからないので、一応置いておく。
この曲は、New Waveを通過したモータウン的な曲で、しかも2005年の要素もあり....まあいつもと同じですね、結局(^^;)。


こないだのマイク・オールウェイ氏とのやり取りで出て来た名前、ジョン・アディスン。

「マルコム・アーノルドの大ファンなんだ。ポップの世界ではめったに語られないんだけど、途方もなく過小評価されてる才人さ。おそらくジョン・アディソンとともに50年代、60年代初期の英国の音である"british light orchestral music"を創り上げたんだ」

ジョン・アディスン(John Addison / 1920-1998)
英国Surrey州West Chobham生まれ、ロンドン王立音楽大にて室内楽を学び、TV、映画で活躍。1963年、映画『トム・ジョーンズの華麗な冒険』でアカデミー作曲賞を受賞。1977年、映画『遠すぎた橋』でイギリス・アカデミー賞を受賞。

フムフム...

何!? 「遠すぎた橋」だって?
あの、子供の頃に大好きだったテーマ音楽がジョン・アディスン?!

実はこの映画、音楽が大好きだったのだ。主題曲が耳にこびりついて離れなかったゆえ、いつまでも忘れられなかった作品なのである。何と、12歳の時に映画館でこの人の作品に恋に落ちていたのであった...。気付かなかった。

この映画は、戦争映画としては非常に珍しく、連合軍による橋の奪回作戦が失敗に終わる話(実話。ノルマンディ上陸作戦から3ヵ月後に、オランダ・ドイツ間の橋を占領するために決行されたいわゆる「マーケット・ガーデン作戦」というもの)である。超弩級のスター(下記参照)を揃えながら、(当時のアメリカ制作の戦争映画ならあるはずの、連合国が必ず勝つというような)ある種のカタルシスがないため、当時90億かけた、という話題性の割には、映画としての高い評価もあまりきかれないし、実際わかりやすい反戦的メッセージが出て来る訳ではない。しかし、当時の私には音楽だけでないある強い印象が残っていた。b0022069_021263.gifそれは、もしかしたら、戦争というものの現実が持つある側面であろうか。つまり、戦争とは、実はこのような途方も無い徒労感、不毛感の集積なのだなぁ、ということを(無意識の中で)受け取れたことを今でも覚えているのだ。あれ...こんな終わり方するの? ちっともすっきりしないじゃない...典型的な戦争映画らしからぬその終わり方が、かえって作品の印象を強めたのだ。

監督は社会派、「ガンジー」のリチャード・アッテンボローである、史実を歪めることなく、資料の集積によって創り上げたというこの映画、正義が勝つ、的な部分を一切排除した演出は絶対狙ったと思うのだが。そうやって戦争の悲惨さ、不毛さを浮かび上がらせたと。

脇道にそれますがこちらはリチャード・アッテンボローのインタビュー。

http://www.sankei.co.jp/mov/review/98b/attenboro/index.html

で、こちらはアッテンボローのフィルモグラフィー。彼はもともと俳優でもあり、かの「大脱走」にも出てます。

http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=10443

面白いところだと、なんとあのバッドフィンガーの主題歌で知られる「マジック・クリスチャン」にも出演してるんですね。その主題歌"Come And Get It"は、ポール・マッカートニーが彼等に提供した曲。またしても横道。

ちなみにこの「遠すぎた橋」、イギリスとフランスの共同製作である。これ、もしハリウッド資本だったら、脚本に手を入れられて戦争娯楽大作になったんじゃないだろうか。いや、そもそもこの話を映画化しないかな。

監督:リチャード・アッテンボロー
出演: ショーン・コネリー/マイケル・ケイン/ジーン・ハックマン/アンソニー・ホプキンス/ジェームズ・カーン/エリオット・グールド/アーサー・ヒル/ライアン・オニール/ロバート・レッドフォード/ダーク・ボガード/マクシミリアン・シェル/ハーディ・クリューガー/ローレンス・オリヴィエ/ジェレミー・ケンプ

で、その名曲、「遠すぎた橋」("A Bridge Too Far")はこちらでどうぞ。


ジョン・アディスンについてはこちらをどうぞ。
こちらも。


このフィルモグラフィーの中では、「遠すぎた...」を除くと、「長距離ランナーの孤独」(1962)しか観たことないですね(^^;)。しかし、この「長距離...」は凄く好きな作品。「怒れる若者」アラン・シリトー原作ですから、英国/モッド好きはぜひ観て欲しい映画、かな、「土曜の夜と日曜の朝」とともに。しかし、音楽はどんなだったかなぁ...? なんか、硬質な音楽だった印象はある。映像はモノクロで、何かブラーの"For Tomorrow"のプロモはこれに似てた気がするのだが、ありゃパロってたのかなぁ?...見直さないと。

ああ〜あ、また宿題が増えましたがな(^^;)。
Alway先生、英国映画って、つくづく奥が深いんですねえ...(^^;)。
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by penelox | 2005-02-23 23:29 | Film /Film theme

The Bridge on the River Kwai / Malcolm Arnold

from "The Bridge on the River Kwai" original soundtrack

マイク・オールウェイ氏とのここ数日のやり取りで得た、興味深い事実。

「マルコム・アーノルドの大ファンなんだ。ポップの世界ではめったに語られないんだけど、途方もなく過小評価されてる才人さ。彼がおそらくジョン・アディソンとともに50年代、60年代初期の英国の音である"british light orchestral music"を創り上げたんだ。アーノルドは技術的にはモーツァルト、ブラームス、それにベートーベンと同等なんだが、彼の作品には仰々しさといったものがない。もっとも美しいメロディーに溢れているんだ。もしひとつ作品を挙げるとしたら、彼の"english dances"だ。もし英国に音楽があると言えるなら、これがまさにそれなんだ」

この言葉とともに、紹介されたのが、マルコム・アーノルドによるアルバム"dances"。
これらは、イングランド、スコットランド、b0022069_2136636.gifウェールズ、アイルランド、それにコーンウォールの伝統的ダンス音楽をみずからの中に昇華した作品、ということでしょうか。試聴出来ますので、ぜひ聴いてみて下さい。



http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B00000149N/qid=1108395533/sr=2-1/ref
=sr_2_1/102-0153814-8774574

また、彼がお薦めの英国の映画のひとつがこれ。日本では未公開の、シリーズ物のコメディー。これもマルコム・アーノルドが音楽を担当。

"the belles of st.trinians"
b0022069_21362424.gif


http://www.uq.net.au/~zzdmcana/StTrinians/
「じゃじゃ馬学校」 The Belles of St.Trinian's(日本未公開)
ヒッチコックの「バルカン超特急」の脚本や、傑作サスペンス映画「絶壁の彼方に」の監督・脚本で知られるシドニー・ギリアットとフランク・ローンダーのコンビによる、1954年製作の女学校を舞台にしたコメディ(監督はローンダー、脚本は両者)。出演はアラステア・シム、ジョイス・グレンフェル他。

...とのこと。これがその"the belles of st.trinian"も収録した、彼の映画音楽を集めたCDです。b0022069_21363857.gif


マルコム・アーノルド(Sir Malcolm Arnold)
1921年英国ノーザンプトン出身。映画音楽で知られる、英国音楽界の重鎮。
手がけた主な映画は以下の通り。

さすらいの旅路(1969) 音楽
野獣狩り/カウボーイ・スタイル(1967) 音楽
テレマークの要塞(1965) 音楽
大突撃(1964) 音楽
暗殺5時12分(1963) 音楽
ドーヴァーの青い花(1963) 音楽
脱走(1962) 音楽
ライオン(1962) 音楽
ダイナミック作戦(1961) 音楽
汚れなき瞳(1960) 音楽
去年の夏 突然に(1959) 音楽
鍵(1958) 音楽
激戦ダンケルク(1958) 音楽
自由の大地(1958) 音楽
六番目の幸福(1958) 音楽
戦場にかける橋(1957) 音楽
日のあたる島(1957) 音楽
空中ぶらんこ(1956) 音楽
愛情は深い海の如く(1955) 音楽
嵐の中の青春(1955) 音楽
黄金の賞品(1955) 音楽
完全なる良人(1954) 音楽
ホブスンの婿選び(1954) 音楽
じゃじゃ馬学校<未>(1954) 音楽
地中海夫人(1953) 作曲
複製人間の恋<未>(1953) 音楽
超音ジェット機(1952) 音楽

どうですか?わかりますか? もしかしたら昔、サンTVなんかでやっててぼおーっとして観ていた作品もあるのかも知れませんが、私が観た覚えがあるのは、"The Bridge on the River Kwai"「戦場にかける橋」(1957)と"The Heroes of Telemark"
「テレマークの要塞」(1965) の2本だけ。

と、言う訳で、太平洋戦争での日本軍による捕虜虐待という史実を元に、戦争の愚かさを描いた「戦場にかける橋」。アカデミー賞を総ナメにした本作の主題曲である1957年の名曲「クワイ河マーチ」をどうぞ。b0022069_21365074.gif

http://victoryatseaonline.com/war/mp3/bridge-river-kwai.mp3

こちらはマルコム・アーノルドのオフィシャル・サイト。

http://www.malcolmarnold.co.uk/compositions/i.php

ここに一杯画像やらリンクを張りましたが、私も勉強中。映画音楽は私も非常に好物なのだ。オールウェイ氏のエル・レーベルにあった映画音楽的要素、オーク・ポップ的要素はこの、50's/60'sの英国映画から来てた様だ。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-21 21:45 | Film /Film theme

Light and Shade / The Penelopes

from forthcoming 7th Penelopes album

この日記、サブタイトルをシンプルに"penelopes watanabe's music diary"に改めました。今までのタイトルは"my arty crafty fancy fallacies(芸術ぶった気まぐれと詭弁)なんて言う、ちょっと重たくてかつ奇妙なモノでしたが、やっと自分の書きたいことがある程度一定のネタに決まって来ましたので、シンプルなので良いかな、と思いましてね。

7曲目"Light and Shade" のミックスを終了。この曲はある意味かなりモッドぽい、かも知れません。けど、そう言うとまたいかにも、なイメージで取られそうなので、ちょっと説明しておきますと、いわゆるコスプレとしてのモッド/モッズには全然興味がないんですよ、個人的には。b0022069_18561899.gifそうじゃなくて、そこにある、ある種の精神的理想主義と言いますか。弛緩した音像ではない、60'sモータウン的な音楽でもって、「何かのはじまり」を表現している、というべきでしょうか。精神的/知的怠慢や、自堕落に自己を甘やかした偽悪的表現とは対極、一線を画した、奮励努力を音に刻み付けた音楽というか。

ですから、あのスタイリッシュあってこそのモッズだ、という意見から考えれば、違いますね。どちらかというと、80's前半の、政治性も帯びた英国New Wave全般の中にあった大きな理想主義...これは当時のThe JamにもThe Style Councilにも、当然当時のNeo Modにもあったもので、そのへんの精神性に強い関心や影響があるのです。だから、Modernistic(モダニスティック/現代的)というより、Idealisitic(アイデアリスティック/理想主義)でFuturistic(フューチャリスティック/未来主義)、という感じでしょうか(写真はThe Penelopes、2003年のライブの模様)。


HPのコンテンツを色々手直しする。いよいよアルバムリリースに先駆けての準備も始めないといけないな。

今年は、なんとしても新レーベルを軌道に乗せたいなぁ。まずはMike Alway氏を始めとする様々なアーティスト達のコンピレーションからになると思うが、これもある種、私watanabeの、penelopesにも通ずる表現のひとつになれば、という夢なのだ。velvet moonさん、よろしくお願いいたします!


"I have a dream that one day the pure pop idealists all over the world meet on our compilation CD, stimulating each other, making this industry a little bit more interesting, intelligent, artistic and romantic, so that the world will be easier for us to live..."

「私には夢がある。いつの日か世界中のピュア・ポップ理想主義者たちが、出会い、刺激し合い、音楽業界をもう少し面白く、知的でアーティスティック、ロマンティックなものにしてくれるような日が来るという夢が。そうなれば、世界はきっともう少し住みやすくなるだろう」

(マーティン・ルーサー・キング牧師風に。^^;)

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-20 19:02 | The Penelopes関連

Take It Away / The Penelopes

from album "Inner Light"

2/18

弟の渡辺聡の作品が展示されている神戸の兵庫県立美術館へ。阪神・岩屋から徒歩数分。海のすぐそばにあるので、寒いのなんの...。正直、場所的には前の近代美術館のあった阪急・王子公園の方がよかったなぁ。

最近神戸の湾岸地域がかくも再開発されているのか、というのを目の当たりにする。
阪神沿線も、もう昔みたいな阪神工業地帯や古い住宅街の雰囲気は薄らいでいて、高層マンションと観光誘致目的のハコモノ行政の象徴、って感じになって来ていると痛感。

高名な建築家や神戸ブランドを利用して立派なハコを整備、客集めを狙う...まずそんなマーケティングありき、の割には、思ったほど効果を上げているとは、とても思えない。しかし、既得権益を守りたい立場の人間からすると結局それしかできることがないのだろう、というのも想像に難くない。何か新しいことを始める時に、本当の意味でのクリエイティヴィティーとはある意味危険なものだ。それによって何かを変えられてしまうこと、既得権益を失うことはある立場の人間からすれば絶対に避けなければならない。クリエイディヴィティーとは、そんな守旧派にとっての利益になるかどうかとは無関係に存在するものだからだ。だから、そんなリスクは避けるに限る。しかし、先例にならい、リスクを避ければ避けるほど、出来ることは限られて来る。だから、どんどん同じものになって行く。個性も面白みもなくなって、ますますジリ貧になる。なればなるほど権威づけをしようとしてまたブランドに頼る。

そもそもが、まず既得権益だけを守ったところでスタートしている訳で、悪循環に陥るのは自然の摂理なのだ、そのことに、一体いつになったら気付くのだろう...ましてアートは、まずスポンティニアス(spontaneous: 自然発生的、自発的、と言うべきか)であるべきという前提がないと。それは、ハコモノ行政だけではいかんともしがたく、たとえば教育の現場から始まらないとどうにもならない。ハコを作ったら終わり、の土建屋国家的発想からひとっつも脱却してないのが、むなしいし悲しい。

TVや雑誌などマスメディアによるブランドの権威化でしかアートの浸透が達成されないなんて、悲しいね。しかもそれは、本当の意味でアートが身近なもの、リアルなものになるやり方ではないのだ。従順な消費者を大量生産する以上の方法論がない今の状況、ダメになるところまで落ちるしかないのかな...。

...とまぁ、悲観的な言葉はさておき。

今回の作品展、世界中の約8000点から選ばれた101点の作品を展示していて、そのひとつが彼の作品という訳です。2/20までなのでもう終わってしまいますが。

弟の作品はgoogleかyahooでイメージ検索をすると結構見つかります。ここに参考までにふたつ、作品を上げておきましょう。これはネットで見つかる絵だから、別にここで紹介しても良いだろう。

b0022069_2103933.gifb0022069_2105564.gif
(左)「ルーブル美術館」 "Le Musee' du Louvre" (2000)
(右)"residual"(2004)


渡邊聡の簡単な経歴を。

1987-91 京都精華大学 洋画専攻 (BA)
1992-93 Glasgow School of Art (PG)
1993-95 Glasgow School of Art (MA)
2002-03 文化庁芸術家在外研修員としてニューヨークに滞在。

個展
2004 TARO NASU GALLERY、東京 (also 1999, 2001)
2001 三鷹市芸術文化センター、東京
1998 オンギャラリー、大阪 (also 1999)
1996 コオジオグラギャラリー、名古屋 (also 2000)

グループ展
2003 "JAPAN RISING", The Palm Beach ICA, Florida
絵画新世紀」広島市現代美術館、広島
2000「方法としての絵画 システミック・ペインティング」、文房堂ギャラリー、 東京
「フィリップモリスアワード2000」、恵比寿ガーデンプレイス
「VOCA 2000」、上野の森美術館、東京
1999「Compact Disc V.A.,」、 神戸アートヴィレッジセンター、兵庫
1998「The Field of Vision」、京都四条ギャラリー、京都
1995 "SBC European Art Competition", Smith's Galleries, ロンドン
"Cluster", Collective Gallery, エディンバラ

以上、Taro Nasu Galleryからの転載でした。
http://www.taronasugallery.com/index.html

The Penelopesとの関連を書くと、デビューまでの初期はずっと手伝ってもらっていて、93年の1stアルバム"In A Big Golden Cage"では"Evergreen"、"Love Without Radar"でギターを弾いています。その後、4thアルバム"A Place In The Sun"では"Today"、5th"Inner Light"では"Take It Away"でそれぞれリードVoを取っています。

(左)In A Big Golden Cage / The Penelopes (1993)
(中)A Place In The Sun / THe Penelopes (1997)
(右)Inner Light / The Penelopes (1999)

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彼の好きな音楽はPaul Weller、R.E.M.、Edwyn Collins、The Smithsあたりではないかと。あと、Lou Reed、Long Ryders、Lloyd Coleなんかも。このへんに関しては私より聴き込んでいたと思う。ギタースタイルは、Peter Buck(R.E.M.)やPaul Wellerに近く(が、最近は殆ど触ってないらしい)、ボーカルスタイルは、Edwyn CollinsやRay Davies(The Kinks)をほうふつとさせる、というのが個人的印象。

下は2001年、三鷹の芸術文化センターでの、ワークショップの模様。子供たちに、シールで絵を描かせた模様。
b0022069_2154758.gif

http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/recom/0104/tokyo/araki.html

こんな感じで現代美術シーンで活動中の我が弟。音楽でまた今後何か一緒に出来ればな、と私watanabeは思っている次第です。ご興味ありましたら、またいずれどこかで展覧会、個展などがありますので観に行ってやって下さい! !

2/19

ベース録音再開。結構バタバタだったですが(ね、miyataさん^^;)、"Light"、"87"の2曲が終了。3月一杯でなんとかミックスは終わらせたいな。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-19 21:18 | The Penelopes関連

Maybe Not / Paul Bevoir

from album "Dumb Angel"

昨日の続き、Paul Bevoir氏のソロ編です。

The Jetset、Smalltown Paradeでは当然バンドスタイルになるBevoir氏の音楽ですが、ソロになると、やっぱり「ソングライター」なのだなぁということを改めて実感させる。彼のHPにもあるように、The Jetsetは事実上Paul Bultitudeのアイデアによる架空のバンドみたいなプロジェクトだったし、Smalltown Paradeは、自分のソロ作品を作っているうちにバンド名をきかれ、ライブをやらなきゃいけなくなって、バンドの形を急ごしらえで作ったらしいし。

だから、バックメンバーは次第にどうしても手伝ってるだけ...みたいに思ってしまって熱が入らず、次第にメンバーが流動的になる。強いソングライター指向があるのだったらバンドスタイルで行かなければ良いのだ、そんな意見もあるだろう。でも、そんな簡単なもんじゃないのだ。曲を書きたい...そう思ってやってみたら書けてしまったのだ。それもバンドを前提とした曲が。それにバンド、というものへの憧れもある...。これは矛盾してるようだが個人的には非常にわかる。それは、この手のバンドの最高の、夢の物語は、リヴァプール出身のあの、3人もソングライターを抱えたバンドだからだ。みんなでパーツを持ち寄って曲になる、というのも良いけれど、ソングライターがいるバンド、というのはこの手の音楽ではある種の理想なのである。

それに、シンガーソングライターというイメージは、なんか重たい、世界の苦悩を全部背負い込んでるみたいで...(大げさ)。だからバンドスタイルを選ぶ、というのでもないが、しかし自分ひとりに焦点が集中しないで、もう少し大きな器になっている方が面白いし、よりクリエイティヴな創作が可能になるのだ、と思う。いや、Bevoir氏がそういうこと考えてやってたかはわからないが、私はそう思うのですよ...比べてしまって恐縮ですが(^^;)。

しかし、たとえばTot Taylorみたいに(こちらはこちらで興味深いが)音楽的にあんまり高尚な方向へ行かず、バンドでも出来そうな感じ、しかもシンガロングなバブルガムポップさを常に残しているところは、やはりバンドがやるポップロック、というスタイルに消えることのない愛情があるという証拠で、「タレ目の英国人ポール」は生粋のポップソングライターなのだな。業なのだな。

タレ目のポールのうち、世界一の金持ちのひとりである60'sに登場したポールのポップ度もかなりのものだけれど、80'sに登場した我らがポールは今まで2枚ソロアルバムを出していて、こちらも相当ポップである。

(左)"The Happiest Days Of Your Life"(1985)
(右)"Dumb Angel"(1994)
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簡単な形容があんまり良いとは思わないけれど、最初のソロは、The Jetset活動中のもので、ゆえに、ひとりガジェットポップサイケ、みたいな雰囲気もある。クレイジーな感じはしないけれど、チープで楽しいポップ。バックバンドがThe Family Way"というのも、洒落ている。

2枚目のソロは、さらに落ち着きを増し、ストリングスやピアノを中心としたシンガーソングライターというニュアンスが強い。上の曲はその良さが出ている佳曲。

考えてみれば、ふたりのPaul、毒気満載とか、辛口な言葉が並ぶ、とかがないのも似ている。違うところを探すと、Bevoir氏の音楽は、McCartney氏と違いもろロックンロール!みたいなのはない。どちらかというとソフトな曲が多く、そしてもっとアメリカンポップぽいところがある。言葉や楽器の使い方はモロに英国風なのだが、曲風がティン・パン・アレイ(Tin Pan Alley:もともとはシアター産業に音楽を供給するビジネスの総称。今では伝統的なアメリカン産業ポップの古き良き部分を称えてそう呼んでますね)寄りというか。これはMonkeesの影響なのか...?
一度本人にきいてみないといけませんな。

その後、ソロアルバムを録音していたBevoir氏でしたが、一旦リリースまで行った?かはわからないのですが、気に入らなかったようで結局オクラ入りにし、また新たに作り始めた模様です。現在7,8曲終わったらしく、たぶん今年中にはリリースするようです。

こちらでも今後何かお手伝い出来れば、とか考えています。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-17 22:48 | New Wave

Vaudeville Park / The Jetset

from album "Vaudeville Park"

Paul Bevoir氏(元The Jetset, 元Smalltown Parade)にメール。新レーベルでのコンピレーション参加を打診したところ凄い乗り気。もしMike AlwayとPaul BevoirがおんなじCDに収録されるなんてことになったら...ううーん、目眩を起こしそう(^^;)。

Paul Bevoir氏の経歴の簡単な説明をしますと...(ホントは以下のウェブサイトにそのまま書いてありますが。http://www.paulbevoir.co.uk/)

1981年、Mari WilsonのWilsationsに参加。同年脱退しメンバーだったMelvin JとともにThe Jetsetを結成。Mari Wilsonは、当時の英国の60'sリヴァイヴァルでも特にセンシディヴかつマニアックに展開していたTot Taylor(元Advertising)のコンパクト・オーガニゼイションから出たモータウン/シュープリームス的スタイルの女性歌手で、83年にアルバム"Showpeople"が大ヒットし一躍スターに。彼女のビーハイブ・ヘアーはすごく印象的でした。コンパクト・オーガニゼイションは、60'sにとどまらないジャズ/ラウンジ/映画音楽といったノスタルジックな世界にエレポップ風味という独特さが斬新で、当時ハタチ前の青二才だった私にはまだまだ背景的にわからないことが多過ぎる(^^;)ハイセンス度でした。聴いた中ではサウンド・バリアーとヴァーナ・リンドのシングルが好きでした。まあ今の歳の方がもっと楽しめそうな気がしますね。(下)Mari Wilson "Showpeople"(1983)
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...いや、今日はBevoir氏の話だった(^^;)。

The JetsetはPaul Bultitudeのダンスネットワークからデビュー、「英国のモンキーズ」と評されるカラフルな60'sポップスタイルで話題をさらう(ちなみにBultitudeも元Advertising)。The Jetsetは88年の"Five"で解散するまで、5枚のアルバムをリリース。その後Bevoir氏は新バンドSmalltown Paradeを結成、2枚のアルバムをリリース。またソロ活動、他のアーティストへの曲の提供、プロデュースも並行して行なっています。有名どころでは日本のパフィーの大貫亜美に「ただいま」(TVアニメ「はれときとぎぶた」のエンディングテーマ)を提供してましたね。

私が好きな彼等のアルバムというと、なんと言ってもこの2枚。
"Go Bananas!"(1986)
"Vaudeville Park"(1987)
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"Go Bananas"(左)の何が良いって、まずこのジャケットの脱力加減。
言うまでもなく右のVelvet Undergroundのアルバムが下敷きになっている訳ですが。いや、下敷きなんて大げさですな。(時に硬直しがちな)「ロックの伝説」をさりげなくおちょくりつつリスペクトしている...これぞパンクでありインディーでありD.I.Y.スピリットと思うのだが、如何? チャレンジングな愛情溢れるパロディーと言うか。昔初めてこのレコードを発見した時は思わず吹き出しそうになったものだ。大好きなウディー・アレン初期のドタバタコメディー(タイトルは奇しくも「Bananas!」)、もしくはモンティー・パイソンにも通ずる英国ユーモア感覚が感じられるのてすよ。

で、音楽はというと、ビートルズを筆頭とするブリティッシュポップとモンキーズ的バブルガムポップの合わせ技、b0022069_2324866.gifで、曲の合間にジングルや喋りを入れるという、まるでThe Whoの"Sell Out"(左)みたいな作りなのである。

その後に出たこの"Vaudeville Park"は、その名の通り、ヴォードヴィル的と言うか、ミュージックホール的な音楽が増えている。クラリネットやチェロなんかも使われていて、ノスタルジックにブリティシュ・ポップのひとつの源流に少し触れてみたような感覚。ビートルズの"Sgt.Pepper's"、キンクスの60年代後半の名曲の数々、それにボンゾ・ドッグ・バンドなんかも思い起こさせる。ウチのレーベル名「ヴォードヴィルパーク」はもちろん、ここから来ています。b0022069_23243935.gif

90年代には彼等の全作品が日本でCD化され、ベスト盤も出ていましたが、それらは廃盤になってるみたいです。たぶん中古屋をマメに回ると見つかるハズです。

で、数年前に決定版的2枚組ベスト"Jetsetmania!"が出ました。
左が92年に出たベスト盤のvol.1(vol.2もあります)。右が2000年に出た2枚組ベスト。現在発売中のこれはお買得なのでは?b0022069_2325992.gifb0022069_23254020.gif

とにかくこれでもかと言うぐらいに60'sスタイルのポップソングを繰り出して来るBevoir氏。彼のソロアルバムについてはまた後日。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/



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by penelox | 2005-02-16 23:37 | New Wave

Back Of Love / Echo & The Bunnymen

from album "Porcupine"

今日は朝から花粉の飛散が悲惨(^^;一応洒落です)な気がしました。
花粉症歴30年の身体は、覚えているのだ。この、頭痛、肩凝り、関節の痛み、鼻水、意味も無くたまる痰(汚くてすみません)、そして真っ白に霞んでみえる外....これは花粉が飛びまくっている証拠だ。

毎年この時期は仕方ないと、もうあきらめているのだが、何か飛散量が去年の50倍とか、言うじゃないですか。想像もつきませんね。

Bloc PartyとThe Departure。

MTVを観ていて、ここ最近凄く気になったUK新人バンドである。彼等がどんな音を出して来るか、というのは非常に楽しみなのだ。ガレージ系がひと段落して、さてどう行くのかと思ったら...。

So Here We Are / Bloc Party(デビューアルバム"Silent Alarm"(左)に収録)
Be My Enemy / The Departure(シングル。右)

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なんと、Echo & The Bunnymen、The Chameleons、The Mighty Lemon Dropsの初期みたくなっているではないか...。若い方はウザい、と思われるかも知れないけれど、この辺の音に興味を持たれたら、ぜひエコバニ(な、なつかしい響き...)にトライして欲しいもの。特にこのあたりの80'sのギターサウンドはかつて「ネオサイケ」と呼ばれたもので、それはこのエコバニの特に最初の3枚に顕著。またドラミングのこのバタバタ加減(?)もエコバニのトレードマークでした(もっと機械的で攻撃的でしたが。むしろこのドラミングのおカズの過剰な多さはThe Icicle Worksの1st、あるいはRideの初期と比較されるであろうか)。

彼等はもちろん2005年の音楽らしく、90's以後の要素もふんだんに取り入れているとは思うが、この直線的なポストパンク的ギターサウンドはバニーメンの最初の2枚"Crocodiles"、"Heaven Up Here"をどうしたって思い浮かべる。ここから、3枚目の"Porcupine"までのぼりつめ(これやU2の"War"はある意味ポストパンクのギターサウンドの頂点のひとつだと思う)るか、その後"Ocean Rain"のように枯れた味わいに行くか、はたまたU2のようにアメリカ音楽探究の旅へと行くのか、それとも...。
彼等若いバンドがどういうベクトルに伸びて行くのか、今後がとても楽しみだ。

b0022069_20555429.gifb0022069_20561459.gifb0022069_20563398.gifEcho & THe Bunnymenの、特に好きなアルバムと言うと、この最初の4枚になると思う。曲の出来という意味では4枚目の"Ocean Rain"、b0022069_20565086.gifポストパンクなギターサウンドとしては最初の3枚がオススメだが、凄まじい一大スペクタクルな音の壁、という意味で(表現力不足ですが)3枚目"Porcupine"を特に推します。また、音にぴったりなジャケット写真も素晴らしいと思いませんか? アイスランドかどこかで撮影したんですよ、確か。
ちなみにこの後彼等は数年沈黙。久々の5枚目"Echo & The Bunnymen"は、リヴァプール・ポップ・ロックとしてよく出来た作品だが、どこか元気のなさを感じてしまう。その後ドラマーが事故死、さらに低迷期に入ってしまうので、余計そういう印象があるのかも知れないが。その後はVoのイアン・マッカロク抜きでやったりもしたが、結局現在はイアンとGのウィル・サージェントで継続中の模様。そちらは聴いてないので何とも言えません。

関係ないけれど、The Penelopesの"Twinkle In The Rain"(アルバム"Eternal Spring"収録)はこの辺の「ネオサイケ」な音楽へのある種のオマージュなのです。

今日はMike Alway氏にメールでいくつかの質問。彼の興味深い音楽的影響を解剖したいのである。

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by penelox | 2005-02-14 21:08 | New Wave

ウルトラマンA(エース)/ 冬木透 (BGM)

今日は2曲ベース録音、の予定だったがmiyataが体調不良で急遽中止。
miyataさん、まだまだ寒い日が続きます。お大事に。

あいた時間でDVDを観る。去年完結した「ウルトラマンA(エース)」のリマスタードDVD。昭和47年(1972年)に放送されていたとは思えない、恐ろしいほど美しい画像に修正されている。昔でもこんな画面はテレビでは技術的に観られなかったのだから、凄い時代になったものだと感慨しきり。

この「ウルトラマンエース」は、男女合体変身(やらしい意味じゃなく!)が斬新で、設定もレギュラーの敵「「ヤプール人」が送り込む(怪獣ではない)超獣との闘い、しかもこのヤプールというのが実体がなく、人間の悪意や邪念、妄想がつくり出した存在、というところが(あくまで最初の設定だが)独特で、子供の時は全然意識してなかったが、今観ると大変興味深いもので、結局数年前から全部ビデオで借りて来て見直してしまった。それで、去年のDVD発売で熱が再燃(^^;)。ほぼ全部揃えてしまったのだった。特にシリーズ後半では、南夕子隊員を演じた星光子さんがインタビューや対談で30数年ぶりに姿を見せたのが特典映像で収録されたので、つられて昔はあんまり印象に残ってなかったそのあたりのシリーズ後半のDVDも購入してしまった。でも今観ると、彼女が出演してないこのあたりのエピソードも面白いんですけどね。

今日観たのは、前半でもとても好きな「怪談・ほたるケ原の鬼女」と「鳩を返せ!」。
b0022069_21382873.gifエースは、特に夏を舞台にしたファンタジックな話に味があると思う。この2本は、初夏の緑が画面によく出ていて、美しい。
72年の夏とは、私にとっては小学校1年の夏で、どうしたって色々と思い出す楽しい時代なのだ。そういえば「怪談・牛神男」にしても「黒い蟹の呪い」にしても、大林宣彦の尾道を舞台にした児童ファンタジー風映画の趣きがどこかあった、偶然かも知れないけれど。

今日観た2本も、話自体は別にロマンチックではなく、それどころかむしろ悲しいのだが、もうひとつ好きな「天女の幻を見た!」の中の隊長のセリフ「これは夏の夜の夢なんだ....」に集約されるような、せつないほど一瞬ゆえの永遠が、どこかにある。寒い冬に観ると余計その夏の永遠感が増幅される気がします。
あとやっぱり、真船禎監督の映像の強烈さ(帰ってきたウルトラマンでもそうだったが)が好み、というのもあるかも知れない。この人の作品には、昨今の説明過多な映像にはない、絵のパワーで押し切ってしまう凄さがあるのだ。

音楽に関して言うと、「エース」の戦闘テーマをゆったりとしたストリングスでやる時が非常に良い感じ。特にエースでは女性隊員の比重が高いからか、柔らかい曲調に良いのが多いと思う。左のCDは今は入手困難だったので、思わずアナログで右の楽曲集を買ったぐらい。怪獣番組と侮るなかれ、クラシックなアレンジによる品格ある楽曲の数々、他にもいくつかのスローな曲に素晴らしいのがあります。さすが冬木透氏。いつか歌詞を乗せてカヴァーしたいものである。

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これから8曲目"87"、ブリッジ部分などの細かい録音など。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
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by penelox | 2005-02-13 21:46 | 懐かしいテレビ番組/主題歌など