<   2005年 03月 ( 13 )   > この月の画像一覧

Overnight Sensation / Raspberries

from album "Starting Over"

3/29

教えに行った生徒さん、ついさっきまで兄と大喧嘩をしていて、流血の事態。しかし、17,8の男ならある部分こういうこともあろう。私も十代の頃はよく兄弟と喧嘩した、血気盛んな男の子はそんなもんですよと、心配するお母様に伝える。

興奮した面持ちで、価値観が違うからと理不尽に暴力を振って来る兄に憤る生徒さんに、価値観が違って来るのは当たり前、それが普通の年頃なんやから、今は多少衝突があっても、これから大人としての兄弟のつき合い方というか、必要以上に干渉しない、互いを尊重した関係を作れるようになって行く、3,4年すればもう少し穏やかな関係になってると思うよ、となだめると、納得した様子。

実際、兄弟の互いの価値観が違って来るのは当たり前だ。と言うより、第一、最初から違う。同じ家で育ったがゆえにたとえ共通するところがあったとしても、実際は考え方、ものの見方において差異の方が大きいと思う。で、そのことに最初は無頓着だったのが、だんだん思春期になって脳が発達して来るとはっきりわかって来るだけなのだと思う。

だから、兄弟なのにどうしてわかり合えないのだと、お互いに対してある部分失望を覚えたりする事が、実は本当の意味での、大人としての人間関係構築の始まり、なのではないのだろうか。人間は正しい意味で、「わかりあえない」のが当たり前で、だから言葉という道具を発達させた。それでも、言葉という器に、自分の考え、感情、思いがその都度その都度ちゃんと乗る訳ではない。そもそも言葉は万能なものではない。ジェスチャーや目や表情を使っても、まだ十分ではない。たとえば外国語をやれば、自分の感情のある部分において、言い当てる言葉や表現が、ある言語で見つからないことを発見する。それはその言葉を母国語にする人達にとってはある種の灰色空間なのだ(若くしてそんなの当たり前、と言い切れる人は凄い。私はかつて、そこに言い様のない絶望感-世界との隔絶感を覚えた記憶がある)。

そしてそれより何より、自分自身が自分の揺れ動いて行くその時その時の感情を常に自分で把握出来ているのか。それがはなはだ疑わしい。また、「把握する」とはどういうことなのか。自分の脳内で翻訳され、納得したと判断した時に出る化学物質がそう思わせているだけなのかも...まるで養老先生みたいな話になって来ましたが(^^;)。

全ての人間が肉体によって隔絶されている個体である以上、「完全にわかり合える」というのはある種の幻想なのではないだろうか。しかし、そのもどかしさや無力感をふまえた上で、それでも一歩でも前進すべく努力を重ねるのが人間の、人間たるところではないかと。だから、無力感から踏み出そうとする勇気、気力こそが、結局人間を人間たらしめているのであり、失望感や無力感、もどかしさ、苦しさ...一般的に否定的に捉えられるこういったものは、実は人間だからこそ感じられる感情であり、その踏み出す行動に出るための絶好の機会なのだと思う。

それを日々、みずから意識するだけでなく、若い人と接することによって教えられる。これは良いことなのだ。

正直苦しい日々だが、こういうことを考えさせてもらえるだけでも、なんという僥倖、とも思うのもまた、正直なところ。

3/30

この日教えている生徒さんが部活の合宿でニュージーランドに行っているため、少し時間が出来た。一応完成したアルバム曲の別バージョンのようなものも作ってみたい、それもヒップホップミックスみたいな...それであれやこれやとやり始める。

ヒップホップというと、何だか大げさだが、こなぃだ送られて来たアメリカの女性シンガーソングライターのDana Shellmireのアルバムはアコースティック・パンク・ファンク・プログレッシブ・ソウルみたいな感じ(?)で、ヒップホップ的な味付けもあって
面白かったのだ。それに少しインスパイアされた部分もある。つまり音は生音で、歌詞はとてもパンク的(社会的、という意味)、しかしどこかにそういうヒップホップ的な面白い要素も見えかくれしているのだ。
この作品に関しては後日改めて。

ああ、いいなあ、面白いなあと、そういう素直に感化される部分を今は大事にしたい。

ラズベリーズの"Overnight Sensation"を聴く。ビートルズの、特にポールの曲をもっとメロウにしたような部分と、パワフルな演奏がとても好きな曲、もう20年ぐらい愛聴している。b0022069_1024261.gifだが、解散寸前だったとかで、歌詞は結構辛らつだったというおぼろげな記憶があった。で、歌詞のサイトで改めて読んでみる。とても興味深い。自己流で訳の大意を書いてみると...

妙にきこえるかもしれないけど
金のために一生懸命やってるわけじゃないんだ
名声なんていらない 本当さ
ショーのためにやってるんでもない

ヒットレコードがほしい
ラジオでききたいだけなんだ
大ヒットレコードがほしい
みんなが知ってるようなね


だけど番組ディレクターがかけなきゃ
お引き取り下さいということだ
だからバンドをラジオ局に呼べっていうんだ
そうすりゃ一晩でセンセーションになるのさ

歌詞を書こうとして来たよ
攻撃的なんじゃなくて皮肉を込めたものもね
もしそれを特等席につかせれば
そりゃお金になるにきまってるさ

良いメロディーに歌詞をピタッとはめた
しかし驚くほど成功とはほど遠かった、
ずーと、ずーっと長いあいだね
一日中デモを作ってた
それを書いてた夜 頭の中ではレコードが回ってたよ
その曲がかかってるのがきこえたんだ

ヒットレコード
ヒットレコードが欲しい
1位になるレコードが

jasracから色々言われるかも知れないけどもういいや。そんなこと気にしてたらこの感動が伝えられない。30年も前の曲とは思えない、ある部分は非常にわかる、というか染みる内容。

でも、今はもっと状況が悲惨なんだよな...。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-30 22:14 | 70年代

Cruel To Be Kind / Nick Lowe

from compilation "Basher: The Best of Nick Lowe"

3/24

終日仕事。前日の疲れでボーッとして色んなミスを連発。電車賃の間違い、飯屋に時計置き忘れ、単語が出て来ず...しかし、そういうボケボケで最低の一日だが、不思議と自己嫌悪さえおこらない。落ちるところまで落ちると、もう何の感情も湧いて来ないのか。

"Melt"、ギターを録音したはいいが、その後のアレンジが何も浮かばない。

3/25

甥っ子はベランダに出すとホントに表情豊かになる。外の風、空気、空の色や、陽の光、街の音、子供達の叫び声...世界にヴィヴィッドに反応している。何の歌かわからないが、自慢のノドも披露してくれる。

子供の頃は外の世界、自然に存分に触れて欲しいと思う。

仕事。なかなかハードルを超えられない生徒さんをひたすら励ます。
この歳になって改めて、17,8歳の頃の貴重さを思う。だから、一瞬一瞬を無駄にして欲しくないのだ。自分に出来なかったことを押し付けてるのではなくて、知恵を次世代に残すような感じかな。

なんと彼、私にそそのかされて(?)、ついにレコードプレイヤーを買っていた。レコード盤の大きさ、音が出るという不思議さに興奮している様子。彼ぐらいの歳だと、もうアナログのレコードを見たこともない、という子も多いのだ。驚いている様子にこちらも逆に新鮮な感動を覚える。

ニック・ロウの"Cruel To Be Kind"を聞かせてあげるとえらい興味を持つ彼。b0022069_10423635.gif
ふだんオアシス、オアシス、ないしはモッズ、モッズと言ってる子だが、実はこういうパブロックに流れて行った人達というのは、オリジナル・モッズだった人達も結構いたんだよと説明。それで、ブリンズリー・シュウォーツとかグレアム・パーカーなんかを説明。

この日は忘れたが、次はThe Jamの写真集を持って来ることを約束。

今やっている"Melt"のアイデアが、図らずもこの曲を聴いていて浮かんで来た。
基本は古い音楽を大事にしたものだが、この新鮮で鋭いソングライティングの感覚は、ちょっと最近の若いバンドではマネ出来ない、さりげない凄みを強く感じる。なんというか、悲しみも苦しみもやるせなさも入っていながらのこの軽快感、軽く聴けるが真面目な解釈も可能な器の大きさ。押し付けがましくないが忘れることも出来ない強い印象を残すポップソング。一回目より二回目に聴くとさらに良い感じに聴こえる、ある普遍さとマジカルさと...。このあたりがすごくインスピレーションを受けたところ。

3/26

今日も仕事。甲子園は凄い。生徒さんの家にまでセンバツ高校野球の応援がきこえて来る。これで巨人戦になったらどうなるのだろう。

オールウェイ氏に送ったカセット、どうも途中で紛失したようだ。
こちらの郵便局での送り方(ラベルやシールで、よく間違ったものを貼ることがあり、私がその場で注意することもある。金額が間違えてたこと、釣り銭間違えてたこともあるくらい)に不備がある場合もあるし、向こうにドロボーがいる場合もある。いずれにせよ、もう一度送ることにする。

どうも疲れが取れず。アタマも重くインスピレーションが湧かない。体力がないと録音には臨めない。

3/27

ボーカルアレンジをあれやこれやとやってみる。前作ったKbアレンジはなかなか良い感じだ。ギターも良くなったと思う。しかし、ボーカルが何か足りないような気がして、色々試す。しかし、結局聴いてみるとない方が良い感じなのだ。

色んな曲を聴く。やはりニック・ロウのあの曲が引っ掛かってくる。無駄なものがなく、シンプルにしていて、しかしさりげなくヒネっている。しかしそれは、わざとらしいヒネクレではない。いつしかたどりついてしまった世界なのだ。

自分もそれで目指そう。全く同じ、という訳には行かないけれど。

...で、ミックスに突入。
ようやく、1曲め"Melt"のミックスが完了。
ここに、全曲ミックスが終了! ! やっとここまで来ました。

まぁしかし、時間をおかないと見えて来ないことの方が多いので、これから、マスタリングの日まで、また悶々とすることになりそうだ。

ちょっとガクッと来そうなので、これから寝ます。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/


[PR]
by penelox | 2005-03-27 22:16 | New Wave

Overcome By Happiness / Pernice Brothers

from album "Overcome By Happiness"

3/20

一曲め"Melt"の「大手術」、つまりアレンジをベースとドラム、基本的なVo以外総入れ替え。もともとのアレンジは80's風の、厚塗りシンセの乗った80'sモータウン・ビートな(?)曲だった。だが、もう今はそういうのを特別面白いとも思えず(つまり、もう今までさんざんやった、ということ)、ゆえに最近の音楽などからのフィードバックを反映したものにしようと、悪戦苦闘しているのだ。それで何日間も、終日スタジオにこもり切り。

自分はダンスミュージックをとりわけ好んで聴く人間ではないし、自分の音楽がいわゆるダンス的なものとも思わないが、しかし今実にアイデア溢れることをゃっているのは、いわゆるダンス系に分類されている人達のような気がする。その手の音楽でも、売れまくっているものは、ともかく聴きやすくうまく整理されている訳だが、そこそこ知られていて、しかも鋭さゆえに評価が高い人達とかだと、ダンスミュージック、と簡単に言い切れない要素をかなり内包しているのだ。どちらかというとリズムに乗った音響彫刻、といった趣きである。

そういうのは自分も数年前結構やったりしていて(Peneloscopeというユニットがそういう方向性のもの。ただしあれはリズムも無視していたけれど)、そういう自由さをどうポップミュージックに取り入れ活性化させているのか、見てみたいというのがある。

しかし実際のところ、金が無い、というのも大きいかな(苦笑)。
生音を綺麗に録る、というのは、とても金がかかることで、つまり、たとえばアコースティック楽器などを使った伝統的なポップミュージックを自分でやろうとすると、自宅録音ではとても納得行くものにならないのだ。そうなると、ちゃんとしたスタジオでやらなければならないが、そこは一時間ナンボの世界だから、どうしても費用がかさむ。経験があるのだが、どうしても慌ててやる感じになるし、決してダラダラやりたい訳ではないが、色々インスピレーションを元に試してみる、ということはとても難しい。今はそこまでチャレンジ出来ない。

そういうことを考えると、今自分に出来るベスト、自分のやりたいベスト、としては最初のアレンジはちょっと古かった。適切なキーボードアレンジ、隙間を多くして、しかしどこか創造性にあふれた感じにしたいのだ。音響彫刻をうまくpenelopesの音楽にはめこみたいのだ。ギターももう少し音数自体はシンプル、しかしオブリガード的には細かい...説明が難しいが、そんな感じになるように、ボーカルの邪魔にならないように...。

...で、ごちゃごちゃやってるうちに夜中になってしまった。

3/21

で、二日目、さらにそれをまたあれやこれと手直し。それをもとに今度はギター録音へ。一日かけてギターカッティングまでなんとか終わる。あー、疲れた。

休憩にPernice Brothersというのを初めて聴く。"Overcome By Happiness"という曲、ちょっと前の曲のようだが、90's末のアメリカン・インディーポップとしてはかなり趣味が良いというか、出色の出来なのではないだろうか。疲れたアタマには凄まじく染みる。アメリカも捨てたもんじゃない。..いや、別に捨てた訳じゃないけれど、リアルタイムで興味深く聴ける音楽がこの20年ぐらいでずいぶん減ったもので...。
むしろああいう大きな国で、しかも自己主張しなきゃやっていけない土地柄だから、こういう控えめな歌は外になかなか届いて来ない、ということなのかも知れない。The Sea & Cakeとか、さっき聴いたKarateというバンド(名前と曲の渋さのギャップも凄い...)もそんな印象だった。この手の音楽を今全米チャート・トップ40なんかで聴ける、なんてことはまああり得ないことだし...。

考えてみれば、80'sにはあったREMに代表されるような米国音楽の良心的な部分が、90'sのグランジ/オルタナ以降、ずいぶん見えにくくなり、それが個人的にはアメリカ物にやや疎遠になってしまった原因だった。90'sは、たとえば、ポップだ、とかビートルズ、XTCぽいとか言われて聴いては裏切られ...いや、別に彼等が裏切った訳ではない。ただ、自分が求めるもの、たとえば「XTC的なるもの」に関して自分が勝手に持っている基準に関して、アメリカの人達とうまく折り合わなくなった、タイミングがズレ続けた、という感じかな。

パワーポップにしても、ビートルズ風ヒネクレポップにしても、はたまたカントリー/アメリカンロックにしても、どうも90's以降内向していたというか、伝統的と言えばそうだけど、作曲技術に新鮮なものを感じないと言うか、アレンジ的/内容的に悪い意味で国粋主義的というか、レッドネック的頑迷な保守主義と言うか、そういう排外的なものを感じ続けたのだ。それは、かつてREMの背後に聴き取ることが出来た60's後半から80'sのアメリカンNew Waveにあった(ユーモアも含めて)覚醒した知的風土とはかなり違うものだった。寛容で知的なアメリカ、と言うか。

そういうものがまだ死んでいない(あるいは単に私が怠慢なだけ)、ということを何となくこのPernice BrothersやKarateに感じた。

3/22

アレンジがこれで良いのか、また迷う。うめいている。

MTVで海上自衛隊のコマーシャルが流されていた。自衛隊のイラク派遣が続くこの時期に、この局で流される以上、誰をターゲットにしてるのか考えるとすごく嫌な感じ。着々と憲法改正の地ならしをしている訳だな。こうやって若者をターゲットにして外堀から埋めて行こう、ということなのだな。世論を先に形成してしまおうと。

誰をひっかけようとしているのか。それを考えると暗澹たる思いにとらわれる。
もちろん、ものをじっくり考えない若者に決まっている。みんながみんなそうだなんて決して思わない。が、ギャングスタラップやレゲエ、パンクのエセ人生応援歌に励まされないと何も出来ない受動性、活字も読まない(だから論理的にモノを考えられない)、もちろん知的努力もしない、それでいてかっこよくだけは見られたい、MTVの主たる視聴者にはそんな若き消費者たちが多いのも事実だろう。そんな人たちを狙ってるのは明々白々。

10代のうちから日常がブランドに支配されているのにも気が付かず、群れたら強くなったような気になってるこういう子たちは本当に哀れだ。群集心理と個としての自分を区別出来ないことがどれだけ情けないかに気付かないほど幼稚で(昔はこういう手合いは単なる卑怯者で済んだのだが、残念ながら卑怯者を奨励する社会が出来てしまったのだ)、中に教養もそれをベースにした哲学も何も入ってないから簡単に洗脳できるのだ。

自分は男だからわかるのだが、教養とそれに裏打ちされた哲学の欠けた、男の権威/権力指向、支配欲ほど難儀なものはない。支配欲とは動物のオスとしての生きる活力でもあり、その点では否定するようなものではないが、単に動物としての本能的や先天的な性格、という部分だけでなく、単なるコンプレックス/劣等感がバネになっている場合がかなり多いのだ。しかもそれは、意外に実は視野を広く持てば内面で消化してしまえるレベルだったりするのだ、最初は。

実社会ではそもそも若い頃は何の力もない訳だから、力が欲しい、あればこんなイヤな思いしなくて済むのに、そう思うのも当然な部分はある。しかし、そんなところについ噴出する権力指向、支配願望を客観的に捉えることで、より豊かに生きることは出来る、と思うのだ。日本はコネや情実、世襲が強く、とてもフェアとは言い難い部分が強いから、無力感にとらわれるか、あるいは一発逆転で力を得たいと思うか、どっちかに偏ってしまうきらいがある。しかし本当はそんな現状を踏まえた上で、それでも誠実に自分の人生を見つめ、踏み止まることは出来るはずなのだ。しかしもちろん、そこから先は知性や想像力が必要で、決して楽な道ではないのだけれど。

その(思索的な意味で)何も考えずに済む楽な選択肢のひとつに、たとえば軍隊に入る、というのもある。軍隊に入るのにも色々事情があるだろうが、自分に自信がなく、やりたいこともみつからない、そんな若者にとっては、思考停止になるほど自分を徹底的にいたぶることによって、違う自分になってしまおう、というやり方が楽に思えるのは少しも不思議なことではない。無感覚な違う自己を確立することで前の自分を包み隠してしまえるのだ。現実の世界で高い地位を得る、というのとはまた違う力へのあくなき渇望が、そこにはある。しかも、客観的にみても悲惨そのものだ。本当の自分がわからない訳だから。
若い頃、私の周囲にもそういう生き方をを選ぼうとする人間が少なからずいたが、そこに、そんなプロセスが垣間見えて悲しかった。人間、そこまで想像力が働かないものなのか、そしてそこまで現実において不幸なのかと。

私には、そこまで常に権力を追い求めることが健全なこととは思えないのだが...。私は本能のぶっ壊れた人間なのだろうか。考えてみれば、世の中、権力にひたすらすり寄る人間の方がはるかに多い気がする。政治家なんて、権力欲、支配欲のみで突き動かされてるといっても差し支えない人達だし、そもそも国のてっぺんにいる人間からしてより強い権力に媚びていく以外の選択肢を考えてなさそうだからなぁ。
アメリカの傘に入ってれば日本は安全だなんて、何故そう言い切れるのだろう? 何故色んな国と、世界中の人達とうまくやれる方法が考えられない?
何故国境にそこまでこだわる? 対立して何か得られるものがあるのか...?

アタマが疲れてるせいか、ぐるぐる色んなとりとめのない考えが駆け巡る...。

その後、Kornのメンバーがキリスト教に入信するというニュースで更にガクッ。ドラッグがやめられなかったんだと。いつも思うのだが、「MTV News」って、なんでこういう(はっきり言って)無意味な情報ばかり流すのだろうか? ホントにNews番組やるのなら、30分ぐらいでちゃんとジャーナリスティックにやったらどうだろうか...。
今ちゃんと観て楽しめるのはMusic On TVというチャンネルのピーター・バラカン・ショーだけである...悲しいな。

こんなくだらないニュース流す時間があったら、もっと趣味の良い、センス溢れる音楽を流すべき。

3/23

さらにまたアレンジを煮詰める。もう何回やり直したのかわからない。結局、1曲目だから必要以上にナーバスになっているのかも知れないが。だが、だいたいリスナーの立場として考えてみても、一曲目がアルバムの印象をある程度決定づけてしまうことが
多いように思うのだ、良いことかどうかは別にして。

昔はよくありましたよね、ヒット曲を一曲目にもってきてるアルバム。で、そのあとがよくわからなかったりするという(^^;)。しかし当時はレコードだったので、まだ良い曲があるんじゃないかと、辛抱して最後まで聴いた。それで時間の無駄になったことも、
なくなかったけれど、しかし、おかげで我慢強く聴ける、というか(?)、色んなタイプの音楽の楽しみ方を覚えられたように思うのだ。

それに対して、CDの時代になってからは曲を飛ばせるようになったから、ちよっと聴きでつまらないと、もうダメな曲のレッテルを貼られてしまう。テクノロジーの発達で、結果的とはいえリスナーに辛抱強さが失われたというか、想像力の引き出し方が極端に
限られた風になってしまっている。

そういう現状を踏まえると、一曲目はどうしても印象深くならないといけない。良いことではないけれど1曲目に面白みを集中させないと聴いてもらえないのだ、なにしろ曲を知らない段階でいきなり4曲目から聴く人はあまりいませんからね!(^^;)

夜、ギターをまた録り直す。それをもとにエンディングにメロディーが浮かんだので、Voを少し加える。なんとなくだが、少し完成形の感じはつかめた気がする。大変だけど頑張ろう。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-23 23:02 | 90年代

Rock Soles Garden / The Penelopes

from forthcoming album

3/17

医学部志望の生徒さんに英語を教えているのだが、長文の問題演習がなかなか手強くて大変だ。授業が終わるとアタマが疲れてしまって音楽のことが考えられないほど消耗する。しかもこの日は帰宅途中に激しい腹痛に襲われ散々。しかし、今週末には11曲めを終わらさないとといけないのだ。焦らず、だらけず、ほどほどの緊張感と健康を大事にして万全にして望まないと...。

ミックスというのはある種格闘技だと思う、と言っても格闘技をやってる訳でもないのだから、実に勝手なたとえだが!

生徒さんの家からの帰り道に元阪神の湯舟氏が経営している焼き肉屋さんがある。しかし、名前が「牛若丸」とはこれいかに。だって牛若丸って、元阪神監督のムッシュ吉田こと、吉田義男氏の現役時代のニックネームではないか。いや、阪神つながりと言えばそうだけど、湯舟氏と直接どういう関係があるのかが気になる...。

...って、もしかして、牛肉だから?
湯舟投手のルックスから義経は浮かばないしな...阪神を追われたから? まさかね、それやっらたわざわざ駅に広告をデカデカと出さないですよね(^^;)。
う〜ん、わからん。あんまり意味ないのかな?
..まあミックスが終わったら一度食べに行きたいな! それで店員にきいてみよう。

3/18

甥っ子と今日はうまく遊べた、と言っても毎回違うから、なかなか難しいが。鏡のところでライトをつけたり消したりを繰りかえす。で、つくと彼の腕を使って、私振り付けによる「電気ついた」音頭を踊らせる(^^)。何度もこちらから「やったぁ〜、ついた! ついた! ついた! ついたった!」こういうのを20分ぐらいやる。次第に彼にも嬉しさが乗り移って来て、自分でもついた、ついたと言い始める。鏡に映っているのが自分であるのもわかっていて、嬉しさの表情を自分で確認している。本で読んだのだが、自分の行為の確認、というのはとても大切らしい。子供が大人の前で言葉を発するのも、言葉を口に出して様子をうかがい確認しているのだと。だから、こちらからあまり先回りしない方が良いのだとか。

あとはずう〜っとプロレス、だいぶ表情が豊かになってきたことが確認出来て良かった。

その後また仕事。この日の生徒さんは、イギリスの音楽が好きなので色々教えている。モッズの歴史も色々説明したりしてね。Cookie Sceneもこれから定期購読するようだ。次はThe JamやSmall Facesの写真集を貸す予定。今日行くと、何とベスパのカタログを買っていた。早くスクーターに乗りたくて仕方ない模様、それを私が色々言って止めてるようなものである。

そろそろ自分もちょっと色々教え過ぎかなぁと、ちょっと反省している。しかし、危ないことにかぶれて学校に行かなくなるよりは、音楽に夢中になって、それで仲間を増やしたり、世界に視野を広げて行けるのは素晴らしいことではないか...そうも思う。

自分自身も彼に刺激されて最近パソコンに音楽を色々ダウンロード出来るようになり、また少し面白い音楽探究が出来ている。最近の気になっているバンドも面白いが、80'sに好きだった、あるいは聴きたいのになかなかチャンスがなかった、聴いたけどしっかり聴けてなかったetc...そういう、自分にとっての10代の頃にあたる80'sの音楽に触れる機会が多い。特に良かったというと....

Sound Barrier "Mornington Crescent"(タイトル間違ってるかも。前シングル持ってた気がするのだが、あれどうしたっけなぁ...)
Fiction Factory "Feels Like Heaven"(いやぁ、久々に聴いた。良い曲!)
Farmer's Boys "In The Country"(これも改めて良い曲)
A Flock Of Seaguls "Space Age Love Song"(ああ、このバンドも興味は尽きないな)
Mighty Wah! "Story Of The Blues"(これもずっと聴きたかった曲)
Silver Apples "Oscillations"(Mark Jet氏とデュオをやるんならこんな感じか)

こんなところ。あと、子供の頃馴染んだ60's特撮/SF関係も。パソコンで各種マーチをバンバン聴くのもまた楽し。

MATのテーマ(いわゆる「ワンダバ」。「帰ってきたウルトラマン」の音楽)
ウルトラ警備隊の歌(「ウルトラセブン」)
宇宙マーチ(「キャプテンウルトラ」の曲。これも好きな曲)
仮面の忍者赤影(イントロ、エンディングがとてもかっこいい)
ジャイアントロボ(これのアレンジも好き)
スタートレック
スタートレック・ネクストジェネレーション
サンダーバード(これの転調のところが好き)
ミラーマン(これもアレンジが良いと思う)
シルバー仮面(こういう和風なのも良い。しかしこのドラマ、子供番組の形を借りた実験番組に見えて仕方ないのだが)

このへんはみーんな好きですわ...。

3/19

11曲めのミックス。いくつかのバッキングVoの後、慎重に進めて行く。なんとか完成するが、どこがどう、という訳ではないがどうも満足しない。しかし、曲の良いところが今あまりよく見えてない精神状態なので、どうやったって気に入らないのだ。そして、やればやるほどドツボにハマるのもわかっている。とりあえず、これでおいておこう。

一応これで全曲ミックスを一通り終了。しかしまた明日以降、1曲めのアレンジし直しとミックスをやるのだ。全く気を抜いていられない。

あと、アルバムリリースに向けてやらなくてはならないことが色々。休みだというのに、色んなかたがたにメールを送る。申し訳ありません。しかし、最近やたらやり取りしてるのは結局Mike Alway氏、Mark Jet氏というふたりの英国人ばかりで、あとRhythm Fantasyのマリリンも含めると、英語のメールばかりで、日本語で何かやり取りした、というのが殆どない。考えてみればベーシストのmiyataだけだ。これって、良いことなんだろうか...ちょっと考えてしまう。

どうも日本人どうしで、モノ作りを巡ってインスピレーションあふれる会話を交わすというのがなかなか起こらない。何故なんだろう?Mike氏にしろMark氏にしろ、真面目に音楽の話、そしてそこから広げて色んなことを熱く語る。これ、イギリス人で音楽好きだったらごく普通で、みんなそうなのだ。別に彼等に限らずみんなそういうところがある。私はこと音楽に関して熱い人間だと言われることがあるけれど、ホントはこういうイギリス人の音楽好き、そして社会への冷静な観察眼、考察にいつも舌を巻くというか、すげえなぁ...っていつも思い、ついていってるだけなのだ。翻って日本人というのは、自分のことなのに、自分にとっての大事なものについて話す時、必要以上に自信なさげというか、謙虚を通り越して卑屈になってる人が多い気がする。どこにもない幻想の「世間」の視線に自分の行動がからめ取られて過ぎているというか...。

これに関しては、阿部謹也という人の「世間論」だったかという本に面白い考察が載っていた。結構有名な本だったと思うけれど...。この人の結論だと、たとえば外国に出た時に日本人が感じる開放感、それを必ずしも肯定的には捉えてなかったような...
どうだったかな?つまり、日本社会をより風通しの良いものにするためには、海外に開放感を覚えているだけではだめだと、そういうことではなかったかな? ..うーん、もういっぺんちゃんと読まないといけません。

私が思うに、日本の社会や教育というのは、ある空気や閉息したムードを打ち破る勇気を育てるのに邪魔をしている部分が多分にあって、それは特に父親(の役割)不在の家庭教育や、陰惨な事件が相次いでいるがゆえのある種健全な勇気や攻撃性の発露への否定的ムード、役所主義あるいは金儲け主義が過ぎる学校の閉鎖性-いじめの現場で見てみぬふりが当たり前になっていて、むしろそれを存在しないかのようにみなしたり、また子供たちも現状を変革可能と受け止めないまま育てられたりするがゆえの受動性の促進...うまくまとまりませんが、そんなこんなで、ほんとは社会の隅々に浸透しているべき民主主義が自粛によって声を上げないがゆえに骨抜きになっている。それがアートに関しても根深く巣食っていて、結局自虐的なヘラヘラ阿呆トークに終始せざるを得ない理由ではないかと、そういうことだ。

...とまぁ、また長々とやっちまいましたが(^^;)。
しかし、音楽やってる人達がこれぐらいの話は普通にするのがイギリス人だったりするので、日本人はホント音楽好きなのかな? また、音楽から色んなことを語ろうとか思わないのかな? とかすごく気になってしまう。今日見てたAlway氏のDVD(MTVによる彼のドキュメンタリー)なんて、ホントAlway氏とMr.Wright氏、Angella氏の関係が大学教授と学生という感じで、その熱い会話ぶりが実に羨ましかったのだ。

今日ミックスした曲は"Rock Soles Garden"(イワガレイの庭)というタイトル。もちろんロックやソウルに掛けてます(いや、賭けてます、と言ってもいいや^^;)。どれだけ深い海の底、イワガレイの庭にいても悲しむな、必ず君の歌声は届くから...そんな歌。

もっともっと音楽から色んなこと話しましょうよ、皆さん!

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-19 23:40 | The Penelopes関連

God Put A Smile Upon Your Face/ Coldplay

from album "A Rush Of Blood To The Head"

3/14

朝から頭痛がひどい。皆様、体調管理にお気をつけ下さい、なんて言ってる矢先にこれである。言う資格なしですな!

そもそも家族の中で、どういう訳か私だけが幼少時からず〜っと頭痛に悩まされている気がする(兄貴はどうやったかいな?)。弟なんて、肩が凝ったことさえないというのである。両親も頭痛というものの経験がないらしいのだ。ホンマかいな。おかしいっすよね。私なんて毎月必ず最低でも一日は頭痛に苦しむのにな。俺だけおかしいのか。俺だけ橋の下から拾われて来たとか...(^^;)。

まあどっちでもええけどね(^^)。

いやまぁ、苦しんでいると思うのさえ悔しいし、第一おおげさだから、ふだんはあんまり考えないようにしているのだが。しかし痛い。

頭痛にも数パターンあって

(a)疲労系、なんとなしに痛い。忘れてるうちに直る軽いやつ。
(b)片頭痛。頭の片方だけ痛い。花粉症の時多い。酒が摂取可能量を越えたり、タバコとかの臭いとかでなる場合もある。肩凝りもあったりする。
(c)冷えのぼせ系。冬に多いパターン。生活に支障をきたす痛さ。頭の芯から痛い。肩凝りもひどい。血行が悪い感じ。
(d)風邪かインフルエンザが原因。耐えられない痛さ。肩凝りとかは関係ない。(b)と似た片頭痛の場合もあるので紛らわしい。

このうち、

頭痛薬を飲むと絶対直るのは(a)、(b)。(c)は場合による。(d)は絶対頭痛薬でも効かない。これは仕方ない。(c)は緑茶を飲みまくっていると一日の終わりには直ることが多い。頭や首、肩のマッサージで直ることもある。が、それでも直らない場合もあって、直すのに一日まるまる無駄になる場合がある。今回は(c)。11曲めのアレンジを進めて行ったのだが、あまりに痛くて耐えられず、結局頭痛薬を買いに行った。ふだんは携帯しているのだが、既に切れていた。あんまり頭痛薬を飲むと次第に効かなくなる、それがいやなので出来るだけ飲まないようにはしてるのだが、それでも冬は(c)になりやすい。早く暖かくなって欲しいものだ、全く。

それがコールドプレイと何の関係があるかというと、全く何の関係もないのだが、前にエコー&ザ・バニーメンの最近のインタビューでイアン・マッカロクが彼等をとても評価していたのが興味深い、というのを思い出したのだ、ただそれだけ(^^;)。なんかプロモとか見ていると、バニーメンのある要素の発展型に見えてきたのだ。そこまで個性的な音、とまでは言わないけれど。

コールドプレイというのはコードプレイ(Chord Play, つまりギターのコード弾き)に掛けてるのかも知れないが、b0022069_23323373.gifとにかく知っている限りの2枚のアルバムからのどの曲を思い出しても(1stだったら"Yellow"とか"Shiver"、"Don't Panic"、2ndだったら上の曲 とか"Clocks"、"In My Place")芸の細かい凝った曲展開や演奏、というのは感じない。それよりもギターのフレーズやピアノによる浮遊感のあるフレーズの繰り返しによるシンプルな演奏(まるでコードプレイから楽曲が出来たかのような)が印象に残る。それと、物凄く朴訥なメロディーを奏でるボーカル。b0022069_23324829.gif聴いているとバニーメンの"Ocean Rain"を引き継いだような感じがするのだがどうだろう。バニーメンがあそこ以降ちょっと失速しちゃった感じがあるので、余計に。

ここまでそぎ落としてシンプルにしていると、次どうするんだろうと、ちょっとそっちの方が気になる、というのもあるけれど。

コールドプレイみたいなギターメインの音を聴いた後だと、自分が今格闘している10曲めや11曲めのシンセアレンジに逆に違和感を覚えたりする。なんだかいじり過ぎというか、忙しい音に聞こえる。またしても迷い始めている。

今回は前よりもさらに窓を開いた状態にして録音に取り組む、という風にしている。つまり、今流行っている音楽をリアルタイムで聴いて刺激を受けながら作る、というやり方。それでどうなるのか見てみたいから。それが結果的に、色んな迷いを生むのはわかっているのだが、その迷いの中でどういうものになるのか、見てみたい、というのもあって。迷いを肯定的に捉える、というか。

まあたぶん、マスタリングまではさんざん悩むんだろうなあ。

3/15

大阪の某スタジオに連絡し、マスタリングの日時を決定。ここはもう10数年使っているスタジオ。1stアルバムのミックスからだから、もうかなりのつき合いである。マスタリングの日を決めるとまた改めて頑張ろうという気になる。たぶん今月中には最後の11曲めのミックスも終わる。それでもう一度最初の1曲めをどうするか考えよう。

11曲めのアレンジ。ギターを試しに色々入れてみるが、どれもしっくり来ない。トラック数も無いし、難しいところ...。

時間があると来週のPure Pop Chartの原稿をちょこちょこ書く。次回はネオアコースティックのバンドの思い入れあるアーティストをふたつ入れる予定。最近はちょっとごぶさたしていたが、今後はもう少し入って来ると思う。最近は英国ではNew Waveのリバイバルが著しいので、そういった側面からまた発見してもらえることを祈りつつ。

Cookie Scene誌の伊藤氏よりお知らせメールが。伊藤さんとはもう何年のつき合いになるのだろうか。1stの録音の前からだから13年か...。

また詳しく書かせていただきたいけれど(もし伊藤さんがここを万が一読まれていたら、妙なことは書きませんので念のため!)、伊藤さんは戦友というか、同志のような意識をこちらでは勝手に持っている。最初にライブをやった頃、言われたことがすごく印象に残っているのだ。音楽的に色々見抜かれてた、というのもあるし、自分の兄とおない歳だからというのもあるのだろう、それ以降何かいつも、わかってもらえるかなぁ、今回は...みたいなところが正直あるのだ...とまあ、健全なアーティストと音楽雑誌編集長の関係としては本当はあるべきではない、日本的な、ウェットな談合体制樹立への提案を、少しふってみたりしてね(苦笑)。

3/16

どうも最後の曲と最初の曲がうまく行かない...。マスタリング日が決まると余計に焦りも出て来る。とりあえず今週中に最後の"Rock"はミックスしようと思う。それでその後また1曲めをやり直そう。

色んな音楽を聴くと余計迷う。恐ろしくシンプルで堂々としている音楽に出会うと特に。今日はDovesやBritish Sea Power、Chameleonsに焦る。阿呆か、俺は。

かと言って、最近刺激を受けるヒップホップなんかは、よく聴くとかなり複雑な作業を繰り返しているはずなんだよな...。どっちが正しいも何もなく、ただ自分が自分の音楽に納得すればいいことなのだ。

前作は、精神的にも体力的にもエネルギーが続かなくて、アレンジで中途半端になってしまったなぁ...という曲が正直言うといくつかあった。だから今回は15曲から11曲に絞ったのだ。それなのに1曲めから納得行かないようではダメだな。今回は収録順に録音、ミックスをやっていってる。だから、後ろになればなるほど最近の音楽の影響が出ていて、最初の曲なんかはモロ昔のpenelopesなのだ。それではいけない。

仕事していても集中出来ない。

...あ〜ダメだダメだ! ! もう終わり! !

まだまだこういう日々が続くのだろうな...。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-16 23:40 | 2000年代

We Can Be Brave Again/ The Armoury Show

from album "Waiting For The Floods"

3/12

午後は仕事で西宮市は甲子園へ。ちょうどオープン戦をやっていて、誠に賑やか。大してお客さんは来てないのに結構応援がきこえる。これがシーズンに入ると、地響きになるんだよなあ。地鳴りがして、金本の一発。ウワァーッと、とてつもない歓声が駅からでもきこえる。これぞ、甲子園。非常に楽しみである。

全く音楽と関係ないが、今年は阪神、かなりイケると思う。ただケガ人が妙に多いのが心配。なんで的場選手はこう毎年ケガをするのだろうか。人の事なのに悔しくて仕方ない。毎年この時期に大怪我をしてしまう彼の不運さを思うと、なんとも言えない気持ちになる。ガンバレ、的場! !

的場、桜井、浜中、このあたりが常に金本、桧山、赤星の外野陣を脅かせる存在で控えていたら...ホント凄いチームなのだが。

...にしても、寒い。春が待ち遠しい。

こないだまでの春めいた穏やかな天気から一転して、また真冬に逆戻りしたかのような寒さになってしまいましたね。北のみならず、九州の果てまで雪が降る相当な寒さの模様、皆様、3月だからと油断せず、体調管理には十分お気をつけ下さい。

深夜、スタジオワークに専念。10曲めの"Sweets" にサンプリングやキーボードによる色んな味付けをやって行く。音を重ねるとは言え、出来るだけすっきり聴ける感じにしたい。そう思ってああでもない、こうでもないと格闘。

ようやく、あとバッキングVoをもうひとつ重ねればある程度の形になるところまで漕ぎ着けた。だいぶコンテンポラリーな味付けになったとは思う。やっぱりOutkastとか、ウニョウニョ・シンセを使った最近のバンドなんかの影響がそこかしこに出ているなあ。こないだ来たMark Jet氏のAge Of Jetsの最新音源にあった初期ロキシーみたいな「飛び道具シンセ」的な使い方、今回はあそこまではいかないが、ああいうのとオーソドックスなギターポップの出会いみたいな感じであろうか。

...根をつめ過ぎたのか、結構ガクッと来た。

3/13

朝起きると肩や背中が凝って痛くて仕方ない。しかしこの時期(季節の変わり目)はよくあっちこっちが痛くなるんでまあ気にしない。神経の入れ替え期か更新期、とか(^^)、そんなところだろう。だいたい30台はじめの頃の腰痛がなくなった(軽くなった?油断はしてはいかんのだが)だけでも今はだいぶマシである。

10曲め"Sweets"、なんとか残りのバッキングVoを録音、そしてあれやこれややって、ミックスを終了。いよいよ残り1曲となった。まあまあ良い感じ、ではないだろうか?
またしばらくおいてみる。

昔よりは自分の声が嫌いとか違和感、みたいなのがだいぶ少なくなった、と思う。歌い方というか声質に関しては、(曲にもよるけれど)リチャード・ジョブソンやニール・フィンなんかを少し目標にしている。ジョブソン氏はかなりダイナミックというかドラマティックというか、人によっては大げさな歌い方と取る人もいるだろうけれど、血湧き肉踊るような大げさなのが好きなもんで(^^;)。私にはここまでのパワフルさはとてもないが、甘さとパンチ力のバランス、そしてそこはかとない知的な雰囲気が実に良いのだ。

ジョブソン氏のボーカルのダイナミックさ、かっこよさが味わえると言ったらこのThe Armoury Show(アーモリー・ショー)であろう(左は上の曲のシングル)。b0022069_19564855.gifスキッズ解散後、同じスキッズのベーシストであったRussell Webb(この方、確かSlik(スリック)とZones(ゾーンズ)に在籍していたと思う。スリックとは、ミッジ・ユーロを中心としたベイ・シティー・ローラーズ的なスコティッシュ・ティーニー・パワーポップバンド。ユーロが抜け、これがゾーンズに発展したんじゃなかったかな?)、それに元Magazine(マガジン)のJohn Mcgeoch(G)、John Doyle(Dr)で結成した、当時ニューウェーブ界の「スーパーバンド」と呼ばれたグループです。

スキッズよりさらに分かりやすい、ドラマテッィクな(大げさな)ネオサイケデリック系ギターサウンドで、b0022069_16504233.gif"War"のU2やエコー&ザ・バニーメンの"Porcupine"、さらにシンプルマインズの"Sparkle In The Rain"、そして元同僚によるビッグ・カントリーの"The Crossing"にも負けないスペクタクルサウンド。80'sにおけるイギリス北部やスコットランドのニューウェーブの底力をまざまざと見せつけ...って大げさかな? 書いてる方もつい大げさになりますわ(^^;)。1985年のデビューアルバムこれ一枚で終わったのが実にもったいなかった。

...まあ80's育ちとしてはぜひオススメしたいギターロックバンドです。このあたりのギターサウンドは、80's後半以降に日本のいわゆるビジュアル系がさんざんパクッたので、今の若い方がどう取るのかはまた興味深いところです。

バテたんでこれからちょいと寝ます(^^;)。それにしても雪、激しくなって来た。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-13 17:04 | New Wave

Masquerade/ The SKids

from album "Days In Europa"

今日はリズム・ファンタシーのマリリンが、参加する3曲目"Rock"のバッキングVo録りに宝塚に来た。今回のアルバムに関してはまだ試し試しの要素が強く、ゆえにスキャット的なVoが殆んどだったが、結構思ったよりうまく行ったと思う。次に参加してもらう時はもう少し突っ込んだ形になるだろう。

こうやってちょっとずつ前に進む、変えて行くというのは、あんまり目につかないとは思うが、微妙にわかって下さる方にはわかっていただけるのでは。ただし、そういう方がたの応援は、ホントありがたいけれど、殆ど虫眼鏡で拡大して(あるいは顕微鏡?)
マニアックに見て下さっている、ということを忘れてはいけない。遠めに見た人も引っ掛かって来るようなモノにしないとなかなか聴いて下さる方を増やすことが出来ないのだ。そのへんのバランスを意識して色々考えて作って来たが、9曲が終了、ミックスはあと2曲となった。他の人の録音は一応終了。

さて、残りの2曲、マスタリングの4月までなんとか頑張ろう! !


こないだBe Bop Deluxe(ビー・バップ・デラックス)のある部分を引き継いだと書いたSkids(スキッズ)。何が近いのかと言えば、変態ポップ的なぶっ飛び具合よりも、ハードロックとエレポップの融合的斬新さ、汎ヨーロッパ的な感性、耽美的な美意識あたりであろうか。彼等の独自性は、それに加えてパンクの流れを汲むニューウェーブ的パワーポップとしてのキレの良さ、独特のスコットランド民謡的なつかしさのあるメロディーラインやバグパイプ的音色のギターサウンド...あたり。正直言えば、まだその独自の世界が完成する前に分裂してしまった感は否めないので、そのせいで評価が分かれるのかも知れない。

私は彼等の音楽好きが高じて地元まで行った人間である、これぐらいは書かないと失礼にあたる。

1977年にスコットランドのダンファームリン(ダンファームライン?)でリチャード・ジョブソン(Vo)、スチュアート・アダムソン(G)を中心に結成される。


"Scared To Dance"(1979)...1stアルバム。b0022069_23474998.gifまだシンセサイザーの導入はないが、ギターアレンジは早くも独自のもの。J.P.サルトルの言葉が何故か引用されている。未完成さが結果的に変態ポップさとなっている感じ。

b0022069_23484687.gif"Days In Europa"(1979)...これは2ndのオリジナルバージョン。これ、実は聴いたことないんですよ!

"Days In Europa"(Remixed)(1980)...はじめて手にしたのがこの2ndアルバム、20年ぐらい前の話。b0022069_23493953.gifやっぱりジャケットはこちらの方が好きですね。ビル・ネルソンが参加しています。ゆえにやはりエレポなハードギター・アルバム(^^;)、という趣き。

"The Absolute Game"(1980)...最高傑作。これはさらに前作を押し進めた路線。プラス、スコットランド民謡ぽさも増す。b0022069_23502646.gifこの作品や初期シンプルマインズを語らないでスコットランドNew Waveを語ることは出来ないと思いますよ。歌詞も相当深そうである。

"Joy"(1981)...アダムソン脱退(のちBig Country結成)後のアルバム。正直元気はない。が、そのぶんスコットランド、ヨーロッパぽさが増した。のちのジョブソンのクレプスキュールでの朗読アルバムと通ずる雰囲気もある。b0022069_23511640.gifヴァージニア・アストレイ、マイク・オールドフィールド参加。のちEndgamesを結成する元ゾーンズのメンバーも入っていた。


Skidsはベスト盤、たくさん出てますが、最近になればなるほどダサいジャケで(^^;)残念。当時の彼等の雰囲気がまるで伝わって来ないのですよ。

"Fanfare"(1981)... (右)何と言っても一番好きなデザイン。曲はベストといえるかは別ですが。b0022069_2352349.gif

b0022069_23525910.gif"Dunfermline"(1987)...( 左)これもまあ良いと思います。

"The Very Best Of ..."(下)一番新しいベストの模様。しかしジャケで正直汎ヨーロッパ的な雰囲気が伝わって来ないんで残念。b0022069_2354206.gif

なお、バンド名のSkidsは、Schiz(読み方は同じ。ただし、精神分裂症患者の意)に掛けているのだろう。またデザインでわかるように、Kid(子供)をカミナリマークではさんでいる、というのも、何か意味ありげである。

彼等については、ここに詳しくあります。

http://www.geocities.com/intothevalley/itv.html

また、これはTV出演時。カリスマティックな貴公子風リードシンガー、リチャード・ジョブソン。のちモデル、詩人、司会者として活躍。現在映画監督でもある模様。

http://www.punk77.co.uk/groups/skidsintothevalley.htm

メンバーのその後は、また後日。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-11 23:56 | New Wave

Robotman / Age Of Jets

from album "Go Go Gadget Pop"

今日はウチのHPにもリンクしているAge Of JetsというバンドのリードシンガーであるMark Jet氏が、ゲストとしてバッキングVoとキーボードソロを録音するため、我がスタジオに来た。Age Of Jets(エイジ・オブ・ジェッツ)はイギリス北部Hull(ハル)のバンドで、昨年Damaged Goodsというイギリスのレーベルからデビューアルバム"Go Go Gadget Pop"(下)を昨年リリースした。彼等のウェブサイトは以下の通り。

http://www.ageofjets.co.uk/

b0022069_2120360.gif

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001VOP6I/qid=1110356836/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-3658755-1201847

英国ではヒューマン・リーグ(1979年の!)やブラーにたとえられ、ラジオでも結構かかって話題になったようだ。BBCラジオでは名物DJのスティーヴ・ラマックのお気に入りで、またトム・ロビンソン(そう、あの、"2-4-6-8 Motorway"のトム・ロビンソンです。BBCでDJをやっているのです)も気に入ってかけてくれていたそう。彼等のCDは上記Amazon.co.jpでも買えますので聴いてみて下さい。

音楽的には今書いた通り、80'sエレポップ/シンセポップの色が非常に濃いサウンドで、その前身たるKid Samsonがブラーやスーパー・ファリー・アニマルズ的なインディーギターポップ色が強かったのに比べ、ヒューマン・リーグやディーボ、クラフトワークをほうふつとさせる音楽に変化している。この1stアルバムはそのKid Samson時代のレパートリーも収録しているのでやや過渡期的な印象もある。が、今日聞かせてもらった次回作向けの音は、さらに進化していて(いや退化?ディーボだけに...^^;)、デッド・オア・アライヴか、デュラン・デュラン、はたまた初期ロキシーミュージックか、ってな感じまで出ていて、大変面白かった。うまく行けばその2ndアルバム、フィアス・パンダ(Fierce Panda)から出せそうな模様。

で、なんでそういうバンドが私のところに来るのかというと、このMark氏、大阪に住んでいるのだ。昨年夏来日し、以後大阪で学校の先生をしているのである。と言っても、もうバンドはやめた、とかではなく、「Age Of Jets 日本支部」を立ち上げた、という意識のようなのだ。全く凄い時代になったものだ。英国ポップバンドはもしかしたらあなたの隣にいる、のかも知れないのだから(^^;)。

それにしても、目を輝かせてビーバップ・デラックスや初期シンプルマインズの変態New WaveなCDを私からしこたま借りて行く英国人、そんな男が大阪市立の中学校や小学校で英語を教えていて良いのだろうか、非常に心配である(^^;)。

まあ冗談はともかくとして、彼はこちらでの活動も展開させようとしていて、さらに私watanabeと連絡を密にしている、という訳だ。彼と私での(私がシンセを弾く!)シンセポップ/ニューロマ風デュオとか、まあ色々笑えるアイデアを考え中である(カジャグーグーみたいな髪型で写真撮ってみようかな)が、今日は同じく考え中の新レーベルのこと(コンピCDが出せたらAge Of Jetsにも入ってもらう)を話し合いつつ、penelopesの10曲め"Sweets"のサビのバッキングVoと、シンセソロで手伝ってもらった。録音し慣れているのか、パッパッパッとこちらの指示を理解し、さらに独特のメロディーラインでMark Jet色も出してくれた。さすが!

"Mark Jet's Carpet Bombing on Takarazuka From K-Layer"

b0022069_21201998.gif


すなわち、マーク型ジェット爆撃機、K層(キーボード層)より宝塚をじゅうたん爆撃、の図。


Markさん、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました!

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-09 21:40 | 2000年代

Sleep That Burns/ Be Bop Deluxe

from album "Sunburst Finish"

3/6

9曲目の"That's Why"のミックスを終了。不満は色々あるが、これもまた寝かせてみないとわからない。

3/7

仕事の合間にデザインを担当するエル・グラフィックのマイク・オールウェイに曲の完成バージョンほぽ全部を送る準備。その最中に何とオールウェイ氏よりDVDが届く。前に言っていたMTVでのドキュメンタリー番組のようだ。観るのが楽しみ。Velvet Moonさんにも今度持って行こう。

しかし、こういうものまでいただくと、余計自分の立場が心苦しい。自分が良いと思う音楽がちっとも人目につかないというこの悲しい現実を、どこまで変えることが出来るか、ということだ。

愚痴にきこえてしまうのがツラいのだが、世の中、金かけて綺麗に作った、という印象以上のものが何も残らない音楽が溢れ過ぎていると思う。クリエイティブさが感じられない歌詞とか、過去の音楽あるいは今流行っている音楽の再構成の仕方、取り上げ方の中に良質の知性が見えないというか。きつい言い方にきこえたら申し訳ないが、正直、考察の薄い恋愛の歌や、アタマの悪い人生応援歌なんて聴きたくない。 そんなもん聴かされた日にゃ、癒されるどころか、狭い袋小路か窓のない収容所にでも入れられたような気分になる。創造的に生きようとするのには全くの邪魔。ここや私のHPをよく訪れて下さる方、penelopesの音楽を好んで聴いて下さる方はきっとそう感じられていると思う、選民思想的な意味でなく。

そういう意味で、私自身は特定の「ジャンル」と目されるものにはあまり興味がない。どの「ジャンル」でも、上記のような創造性や知性を感じない音楽には、たとえばアレンジだけの興味は湧いても、根本的にはあまり惹かれない。逆に言えば、感じられるアーティスト、曲だと、「ジャンル」とは関係なく興味をそそられる。

だから、もしちゃんと新レーベルを起こせたら、声をかけたい人が結構いるのだが、みんなジャンルは微妙に違う。しかしそれでも一本筋を通すことは出来る、そう確信している。というのは、もともと音楽には本当は物理的にジャンルなどなく、あるとすれば人間の心にあるだけであって、それは作る側、聴く側が双方で作り上げている幻想であろう、そう思うからだ。と言うことは、想像次第では、それを一応導入部としては便利だけれど、いつでも改変可能で柔軟な、あくまである種の一時的な道具、ぐらいにすることも可能、ということなのではないだろうか。

これは、モノを売る上でのマーケティング、という発想とは相容れない部分もあるから、常に両者の間での妥協点というか、落とし所を模索して行くしかないのだが。まあしかし、これがそもそもないとアートは常に効率の良い利潤追求の側に一方的に引き摺りこまれて終わってしまう(いや、事実そんなもんだ、と言われたら身も蓋もないが。しかし、抵抗の余地はまだある、そう思うから)。ストレスのたまることではあるが、音楽を売る、というのは、そういうせめぎあいがあって然るべきだと思う。

penelopesに関しては、そういう姿勢で作って来たのが今回はある程度結実しつつあるのではないかと...。まあ、聴いていただいてないのにあれこれ言っても何の説得力もないが! だいたい今テープを作っていて、改めて聴いて余計落ち込んでしまった。これで良いのか? ホンマに良いのか...? まあいつもこの時期になると出て来る感情だが。

色んな「ジャンル」を横断してしまうがゆえに、わかりやすい評価を得られない筆頭と言えば、何と言ってもこのBe Bop Deluxeであろう。たとえば、初期Roxy Musicが"Re-Make Re-Model"と、方法論をはっきりとマニフェストしてしまうのと違って、BBDはあくまでビル・ネルソンの内面宇宙のぶっ飛び具合が整理されないまま散らばっているところが特徴で、それゆえ面白いとも、冗長とも取れる、微妙なバンドなのである。

このぶっ飛び具合のある局面は初期XTCに、またある局面はスキッズに引き継がれたと思うのだが、如何だろうか。いずれにせよ、ニューウェーブよりほんの数年早かったがゆえに今や若い世代が触れる機会が極端に少ない知性派ロックバンド。ぜひチェックしてみて欲しいですね。

"Sunburst Finish"...3rdにして、彼等の最高傑作。b0022069_22173929.gifハードロック+変態ブリティッシュポップ+SF趣味。ジャンルで聴く人にとってはしんどいかも知れませんが、さらに面白い音楽探索への入り口だ思って下さい。きっとさらにオモロイ世界が待っています。

"Drastic Plastic"..ラストアルバム。テクノポップ風味、パンク風味、ロマンティックなサウンドスケープも加味され、さらにぶっ飛んでいる。b0022069_2218173.gif一枚のアルバムに1曲ごとに違うジャンルのバンドが入っている感じ。この後ネルソンはテクノパンク的なレッドノイズを結成、そして解散後ソロに。その助走とも言うべき雑多な音楽要素が入っていて、まさにジャンル分けは不要/不毛。

b0022069_22181670.gif最後は彼等のベスト。ベストは多数出てますんで、ぜひお試しを。

彼のプロデュース作としては、スキッズ(Skids)の2nd "A Day In Europa"、あとはフロック・オブ・シーガルズも最初はネルソン主宰のCocteau Recordsから出ていたはずなんで、プロデュースもしていたかも、です。それにマンチェスター勢のモック・タートルズの"Magic Boomerang"が彼のプロデュースだったはずです。このへんの名前で、だいたい彼の美意識がわかるのでは。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-07 22:28 | 70年代

January/ Pilot

from compilation "Greatest Hits"

10曲目"Sweets"と11曲目の"Rock"の2曲をベース録音。miyataは風邪で体調が悪かったようだが、なんとか頑張って仕上げてくれた。
これで、一応アルバムの全収録曲のベース録音が終了。曲に彼女の色が加わって、アルバム全体がより重層的な、Penelopes的な色になったと思う。
ホント、お疲れさまでした!

途中、ブックレットに使う写真の選考をする。私watanabeとmiyataの写真と、あと録音風景とかギターの写真とかを使う予定。前に書いた、曲ごとのイラスト、というのは、間に合わない、プラス経済的にフルカラーは難しいかも知れない。まあそういう場合は、HPに全イラストを挙げようと思う。どうしても気に入っている絵がふたつあって、ひとつは、我らが本拠地、阪神間の目印である甲山(かぶとやま)を中心とした風景、それと、地球が孤独に宇宙を回っている図。
このふたつはとても気に入っている。自分の立ち位置を、図らずも象徴している気がするのだ。

2月まで教えていた高校生の子が、見事京都の某大学に合格との連絡。良かった! !
何故か結果を何も言ってこない子がひとりいるが、別に私は君の進路を否定的に捉えてはいないよ。また教えてくれなっ。

最後の"Rock"は、結構Badfingerに似ていると思う。モロ、と言うより、ああいう甘酸っぱさがあると思う。いや、そういう意味では、PilotやRaspberriesに似ているのかも知れない。b0022069_23113181.gifPilotの"January"とか、ELOの"It's A Livin' Thing"とか、はたまたRaspberriesの"Let's Pretend"とか。あるいはWingsの"Band On The Run"とか。b0022069_23114542.gif

このへんの70's前半から半ばは、甘酸っぱいポップロックが全盛だった。30前後ぐらいから下の方だと、b0022069_23115821.gif90'sのアメリカのパワーポップ勢が結構このあたりを紹介する役割になったのかも知れないですね。私にとってこのへんの70'sブリテッィシュポップは、ビートルズぽい、ということもあってか、時系列はズレるのだがなんか中3の頃(1980年)を思い出してしまう。ジョン・レノンが射殺されて、クラスで話題になったりとか、あとポールが麻薬で羽田で捕まったとかね。b0022069_231296.gifそういう、ビートルズ・ドリームがまだあった時代なのだ。それに同級生にクイーンが大好きな女の子がいましてね。学校でもよくかかっててたんです、そういう70'sな音。ビリー・ジョエルとか。そんな感傷的な色んなことを思い出す音な訳です、ハイ。b0022069_23181488.gif
しかしそれはやっぱり、3月だから、ということとも無縁ではあるまい。

3月というのは別れの時で、甘酸っぱかったり、感傷的になったりすることが多々ありますよね。私なんて、学校をもうずいぶん前に出ているのに、この時期はいまだに学生時代の夢を見る。

しかしその内容が、宿題忘れたとか、持って来るもの忘れたとか、教室間違えてひとりぼっちとか...なんかそんなんがやたら多いのは、どういうことであろうか(^^;)。

"Rock"は、中学や高校と直結するような内容ではないのだが、しかし青春の傷つきやすさをなだめるようなところは、暗にその時代を歌っているとも言える。曲というのは、自分の気付かないところで裏の意味を持って醸造されてくることが多々ある。自分の無意識下のメッセージというか。それを意識でこねくり回してつまらないものにしてしまうことがよくあるので、慎重になる。

ミックスは慎重に、無意識下のメッセージを大事にすること...これを肝に命じねば。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-03-05 23:23 | 70年代