<   2005年 06月 ( 7 )   > この月の画像一覧

On A Magic Carpet Ride/ Rinaldi Sings

6/23

生徒さんが修学旅行のお土産にくれた六花亭北海道のバターサンドを食す。
これホント、冗談抜きでうまい。洋酒に浸したレーズンのアクセントが粋。何よりあんまり胃にもたれない...って、ベタ誉めですが、本当なのだから仕方ない。
まあ結構有名なお店なのだが。

地方型菓子好き(?)の私的には、ちんすこう(沖縄)、雷鳥の里(長野)と並ぶ印象。
大手の菓子会社じゃないけれど着実にファンがいる...考えてみればこういう地方のおいしいお菓子屋さんのあり方は理想。地方型インディー音楽、というのもこうでないと。大げさ?


6/24

Tangerine RecordsからいただいたRinaldi Singsのアルバム"What's It All About?"を聴く。b0022069_1637255.gifこのユニットは元MomentのSteve Rinaldiによるソロプロジェクト、というのは前に書きましたね。

クレジットを見ると、Paul Bevoirが共同でアレンジに加わっている他、1曲Rinaldi氏と共作もしている。元ジェットセットのAngus Nanan氏や、Ed Ball氏の名前もあり。2曲目となる上の曲が格別に好み...と思ったらKiki Deeの68年の曲のカヴァーのようだ。アルバム全体はモータウン度の高い、ラウンジ色ちょっと有りのブリティッシュ・モッド・ポップ、と形容するのがふさわしい。もうひとつド派手な曲があっても良い気もするが、好発進、と言えるのでは。NMEとかBBCに褒められている、これは良い兆しではないだろうか。

さーて、私に何が出来るのか、しばし思案中....。

6/25

まだ六月というのに、酷暑。しかし新しい人(自分と同世代! !)に英語を教えることになり、また忙しくなる。音楽関係がまた進まなくなるのは困りものだが、稼がなければならない、というのもあって断り切れない。


6/26

終日静養...のつもりだったがやる事色々あるのを思い出した...ので日記を早々に上げる。

BBSによく書き込みさせていただいているSEA BATさんのサイト"I'm Old Fashioned"から、"Music Baton"という企画をいただく。ありがとうございます!  (書き込み、ちょっとずつになりますがお待ち下さいね...)

"Music Baton"とは...

■ 概要
海外のブログに端を発する、音楽に関する企画。
音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、というルール。

■ 質問
* Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
* Song playing right now (今聞いている曲)
* The last CD I bought (最後に買ったCD)
* Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
* Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

...ということらしいのですが、正直よくわからない。渡さなかったら罰ゲームがあるとか、まさかそんなんじゃないですよね(笑)...。

という訳で、とりあえずここに書いてみますと...

★Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

321曲、1.06GB。
これはかなり少ないと思う。実際はMOに保管してる曲がだいぶあります。

★Song playing right now (今聞いている曲) b0022069_1623360.gif

Desse Alguem / Joao Gilberto
from album "Brasil"(1981)




★The last CD I bought (最後に買ったCD)

上記アルバム。(above album)

★Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

5曲で済んだらPure Pop Chartなんてやってないんですけれどね!

b0022069_1628054.gif1.Born Free / Matt Monro
マット・モンロー。身も蓋も無い言い方をすると「英国のシナトラ」。50年代英国を代表するグレート・シンガー、「007/ロシアより愛をこめて」の主題歌でよく知られる存在。まだロックに本格的に出会う前、14才くらいの自分が夢中になったのはこういうスタンダードポップでした。個人的にはフランク・シナトラのみならず、パット・ブーン、ヴィック・ダモン、トニー・ベネット、ペリー・コモ、ディーン・マーティン...50年代には素晴らしいスタンダード歌手がたくさんいた...その事実を知って欲しい、ということでこの曲。


b0022069_162906.gif2.What the World Needs Now / Sarah Vaughan
自分にとっての最初のジャズシンガー、最優先女性ボーカリストの、65年のポップカヴァー集。バカラックを好アレンジで料理、実に新鮮かつ普遍的に聴かせています。






b0022069_16294837.gif3.You Won't See Me / The Beatles
60年代の音楽と言えばやはりビートルズ。なかでもこの曲を収録した"Rubber Soul"(1965)や"Revolver"(1966)は、20世紀の音楽的ルネッサンスとも言うべき1967/68年の、特に英国ポップの輝きの予感に溢れている名作。80年代に60'sリヴァイバルを通してオリジナルに辿り着いた私達世代にとっての60'sの音楽、それは、そんな80'sの音と並行して聴くこととなったせいで比較対象化しながら多方向に重層的にその魅力を味わい得た、そう言えると思います。その後の90年代以降の聴き方とはまた違う、という意味で。


b0022069_16303114.gif4.Rocket From A Bottle / XTC
10代後半から20代はじめの音楽人生を彩ったのは、なんと言ってもXTC、コステロ、スクイーズ、ジャム、そしてたくさんの「ネオ・アコーステッィク」な音楽...。なかでもXTCは、音楽のある種のルールを書き換えてしまった人達、そう言えるのでは?
「ロックの組立図」無視で作ったポップで無骨な英国産音楽オブジェ...これぞ永遠の個人的「青春のアルバム」。



b0022069_1631208.gif5.Accidents Will Happen / Elvis Costello & The Attractions
音楽のある種のルールを書き換えたのがXTCとすると、ある種の古いルールにどれだけの輝きがあるかを再認識させた人がこのコステロでは。 名前は王者エルヴィス、バディー・ホリーをもっとコミカルにさえした眼鏡、スタンダードやルーツ音楽を前提に社会や人間への鋭い考察に溢れた曲を書く稀代のソングライター...。彼の登場をもってロックに新しいルールが書き加えられた、とも言えるのかも。


★Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

もし皆さんここを読まれてたら、ですが、ウチのベーシストであるmiyataさん、それにAutumn Leavesのfuruyamaさん、Delfloriaのshizuさん、いつもお世話になっているvelvet moonのchou chouさん(店長さんも知りたいんですけどネ...)、そしてcontaさん(ごぶさたしております。御覧いただいてますか?)。この5人の方にぜひバトンを渡したいです!

ウチのBBSに公開していただいてもかまいませんし、もし、このpenelogで公開したい、というのでしたら原稿送っていただいても良いですし。

よろしくお願いします!
[PR]
by penelox | 2005-06-26 16:44 | Musical Baton

Theme from "Young Frankenstein" / John Morris

6/16

毎週のことだが木曜日はかなり疲弊する。

何故そんなに疲れるかと言えば、勉強を教える以外で受け止めてあげないといけないことがたくさんあるから。ある種人生の岐路に立っている、非常に繊細な若者の相談や悩みに、適当な受け答えなど出来ないのだ。もしそういう態度を取ったら、簡単に見抜かれてしまうから。

もちろん、その悩みにズバリ応えることなどは無理なのだが、最低限彼自身には自分がそうなっている原因、理由を考えるきっかけは与えてあげたい。たとえば親の子育ての仕方とか、本人が育って来た時代背景、兄弟の中でのポジションや親の職業などが与えている心理的影響とか...。色んな角度からヒントをあげたい。だから色んな本を読んで調べ、伝えている。ある種自分の人生のある部分を賭けて。そうしないと何も伝わらないから。

今読んでいる本で結構メゲている。
たとえば、書いてあったのが、子育てに(本質的なところで親の側からの)拒絶が入っていた場合、親子関係に強い絆が結ばれない、のだという事...。それが原因で心理的不安をずっと抱えたまま17,8になっている子も実際世の中にはたくさんいるらしい。いや、それで親になり、すでに同じ事を子育てで繰り返しているケースもまたたくさんあるんだろう。本人のせいではないのだが、結局、たとえば成績というのは、その人の評価のほんの一側面にすぎないけれど、その人の(善し悪しで評価できない)人格とは無関係ではないのだ。そしてその人格的な問題にはその親の幼少時における子育てが大きく影を落としているのも事実。そしてその親も実はそのまた親から受けた教育がある訳で。
とまあ、つまりこれはある意味何世代にも渡る問題で、そこには日本社会のあまりに急激な変容ともかかわりがあるのだろう。そういうことを考えるとどうしようもなく絶望的な気分になる。ひとりの人間の手におえるものではないな、と。


深夜、ジョアン・ジルベルト"Brasil"で少し生き返る。人間的暖かさを感じるなぁ〜。

6/17

Mark Jetとのコラボレーション用の曲作り。penelopesとも、他のプロジェクトとも違う、なおかつどういう方向性で行くかまだはっきりしない...ので取りあえず少し陰鬱めのエレクトロサウンドを組み立てる。ここではpenelopes的な音楽は一切封印しなくては。

この日の生徒、またしても宿題を全くやっていない。あいつ、あれでホンマに歯科大に行けると思ってるのだろうか。あの程度の長文問題さえ見る気が起きないんなら、もう次からは宿題を出すのはやめようか、とも思う。

仕事帰りの夜中、もう少しで車に轢かれそうになる。何と言う運転だ!こちらは塀にぴったりくっついて難を逃れたが、避けるどころか突っ込んで来やがった...最近はホント訳がわからない、理解出来ない行動を取る人間が多過ぎる...。

6/18
深夜、「ヤング・フランケンシュタイン」のDVD。
これもまた、歴史的名画、とかそういう類いではないが、昔から大好きな映画。b0022069_23223923.gif74年の映画だが、わざわざ白黒の50's風の画面にしてある一見古典的ホラー映画風、その実おマヌケなコメディー。監督・メル・ブルックス、主演・ジーン・ワイルダー、そして超個性的な目玉男・マーティー・フェルドマン。この頃のアメリカ映画は良い...誤解を恐れず言えば、品格があるのだ。b0022069_23321647.gif80年代以降、アメリカのコメディーもので面白いものって、個人的にはかなり少なくなってしまった...まあ、もうなくても良いのかも知れないが。というより、映画の芸術的黄金期というもの自体が、もう終わったものなんじゃないかな。質、というより、観客と作り手の幸福な関係、という意味で。それ考えたら音楽もそうなのかも知れないが。

このDVD、ひとつだけ残念なのが、なんで吹き替え版じゃないのか、って事。やはりジーン・ワイルダーといったら広川太一郎の意味不明なダジャレである。あれがないと盛り上がらない。マーティー・フェルドマンの声は熊倉一雄。これ常識。それだけが残念。

6/19

大阪のレコードショップVelvet Moonさんへ。レーべルに関してのミーティング...と言えばきこえが良いが、また「怪奇大作戦」がいかに素晴らしいか、という話をしてしまう。あと、岸田森の話。内田裕也の話に移って、彼の奥さんの樹木希林の最初の旦那さんが岸田森であることを伝えると爆笑される。岸田森のドラキュラDVDの新聞切り抜きを渡してさらに爆笑される。

chou chouさんから、フランス音楽の歴史に関して、興味深いレッスンを多々受ける。あとブラジルなどの南米音楽も。店長さんもホント、詳しいなぁ〜。b0022069_23393729.gifたぶん、タ○ーレコードやH○Vに行くよりはるかに濃密な音楽知識をいただけるはずですよ。
阪急京都線総持寺駅から徒歩5分、ぜひ遊びに行っては如何?
下記URLもご参照下さい。

http://www.velvet-moon.com/

タイトルの曲は上に書いた"Young Frankenstein"のテーマ曲。これがまた50年代風(いや30年代風?)で良い味を出しているのだ。
[PR]
by penelox | 2005-06-19 23:29 | Film /Film theme

Message To You Rudy / The Specials

6/13

昨晩は映画「えびボクサー」に爆笑。なんとも珍妙、奇抜なアイデアの作品。が、英国中部のダメ中年が若いカップルとロンドンで繰り広げる珍道中、という要素もある。b0022069_21383210.gif音楽好きとしては中部コベントリー出身のスペシャルズ("Message To You Rudy")をBGMに配していかにも主人公のおっさんが若き日々を過ごした時代なのであろう70's終わりの英国中部臭を匂わせ、しかし感傷に浸りそうなところで突き放すドライさ...これが英国らしくて心地良い。90's以降のブリット・ムーヴィーって、パンク以降の音楽の配し方がうまい、マニアックというか、趣味が良いというか。この映画の基本線は悪趣味だけども(苦笑)。

大感動名画だなんて口が裂けても言えないが、奇抜なアイデアを使って、無骨でとことんダメダメな、そんなもうひとつの英国人臭さを演出。ドライなユーモアをちりばめつつ最後には(あくまで)軽くホロッとさせる...アメリカ映画と違い、あくまでルーザーのサクセスストーリーにはしないのも英国らしい。こんな作りにでもしないと大切なことを伝えられない、そんなシャイな英国が好きな方にはオオスメですね。


Speicalsについて言えば、若い世代だとスカコアファンにしか聴かれないのは不幸だと思う...全ての音楽ファンにオススメなんですけどね。b0022069_21381846.gif正直言って、昨今のその手の、ピーマンが嫌いとかナスビが食えないとか言ってるのと同レベルの、子どもの好き嫌い的なジャンルごとの棲み分けはなんだかなぁと思う。なんだって聴いて想像力を広げた方が音楽は面白いのに...。あとこういう音楽、パンクもそうだが、あまりに「ストリート・ワイズ」なイメージに違和感を覚えてしまう方もおありかと思うが、ワーキングクラス、あるいはロウワー・ミドルの側に「リアル」があり、自分はそっち側にいる、というポーズを取るのも英国社会のある種のパターンであり(つまり悪ぶってクールに見せよう、ということ)、こういうのは実はアメリカでもヨーロッパでも日本でも同じだと思うのだ。だが、音楽の中にある内容、その質は、その利用のされ方とは別の軸による評価が必要だろう。カタチから入ってばかりでは本質を見失うんじゃないかな。

夜中にウォーキング...ちょっとハマって来たかな?

6/14

疲れて何も浮かばない。何故かへとへと...こればっかり。みんな、ちゃんと宿題やってくれぇ〜(泣)。移動途中で買った本(「発達障害と子どもたち」山崎晃資著・講談社)を読み始めて余計重苦しい気分に。だったら読まなきゃいいのだが、気になっていることなので...。

読めば読むほど、実際に教えている生徒さんの色んなところが気になる。
16,7才なのに、まるで4,5才の子を相手にしているかのような徒労感を、ここ数年特に強く覚えるようになった。他人への想像力が極度に足りない子、何を話していても、途中から人の話をきかないモードに入る子、常識的なことをいちから指導しなきゃいけない子...勉強ができることとそういう問題点の有る無しは全く無関係になって来ているのだ。だから勉強以前に教えることが多すぎて...。

ここをのぞいて下さる方にはお子さんのいらっしゃる方も多いと思いますが、ぜひこの本は読んでみて欲しいです。成績がいいから、進学校に行ってるから、と安心などしてられないんですよ。

6/15

今日もどういう訳か疲れが取れない。体調、というより、何か全体に疲れている。バカンスに行きたい...がもちろん行けないので、ボサノバのCDを購入(^^;)。最近はラテンモードに入りつつあり、60'sアメリカ物は少しお休み。

もしかしてウォーキングのやり過ぎ?...そんな阿呆な。これぐらいでバテてたら駄目ですな。

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-06-15 21:35 | New Wave

Easy Walking / Lumeny

6/9

暑くてへとへと。バイトの移動時間、ここで既にバテ始める...。まだ初夏やのに...

医学部志望の生徒さん、だいぶ明るくなってホッとする。結局気持ちが大切なんだろうな。自分からやろうという気持ちを、誰かに強制されたりではなく本当に自分で思って、ある程度納得して取り組めてたら、そしてその都度その都度の結果がたとえ悪くても、その時の対策がうまく行けば、あんまりおかしなことにならないと思う。だから、その悪かった時のサポート役をうまくやらせてもらっていたら何も問題はないのだが...。

何が目的でそういうことをさせてるのか動機が不純(あるいは子にとって不明)な親の言動が、あまりに生徒さんの生活の中で支配的だったりすると...もう大変。結果だけに執着し、なかなかこちらに任せてくれない。まあ生徒さんの中にも、人と触れあう気がそもそもなさ過ぎる子とか、語彙が乏しすぎて自分の心を自分でコントロール出来ない子とかが近頃増えているのも事実だけれど。

6/10

今日もバテバテ...ダメ。ホント、急に暑くなった。
なので黒酢とはちみつの飲み物(名前忘れた)を試しに飲んでみる。酢は夏バテに効いた記憶があったので。

この数日のうちにアルバムのジャケットデザインに関して何か進展がありそうな...。そう言われたが、果たして...。なんとか今月中には欲しいのだが。このままだと夏のタイトルが付いてるのに冬のリリースになりそうで。まあ、それも有り、かも知れないけれど。

コンピに将来参加してもらえそうなロシアの某バンドからメールが来る。
しかし、英語がどうも不思議だ。わかりにくい、というより、論理の流れ、発想が独特と言うか。これは、ロシア語で考えてそれを英語に直している...それを日本語を母国語とする人間が理解しようとするから起こることなのかな。こういう、色んな国の人々とやり取りしていると、英語ってホント多種多様で、あれこれ悩む前にしゃべったり書いたりして慣れた方が得だなと思う。昔貿易の仕事をしてた時は、華僑の人々やアラブの方々の英語に触れて面喰らったことが多々あったが、そういうのともまた違うストレンジさ。だが、そこで悩むより、ああ、凄いなぁ、色んな人がいて...とオモロがった方が良いのだろう。

何より、自分が中高生の頃を考えたら、ロシアの人とやり取りできるなんて、夢みたいな時代なのだから。これがインターネットの凄いところ。

b0022069_1172540.gifちなみにこのバンド、Lumenyと言う。日本でabcdefg*レコードからアルバムもリリースしてます。興味のある方はぜひこちらも参照下さい。左がそのアルバム"Ordinary"。
http://www.abcdefg-record.net/a-g015.html






語学といえば、最近はフランス語とかスペイン語を勉強したくなって来ている。ラテンの濃厚な味、というのも、あれはあれで非常に興味深い。20代の頃はそのへんでなかなかとっかかりがなかったのだけれど、30代も終わりになって、妙に気になって来たのだ。

バテてたのがだいぶ元気になった。別に健康食品業界のまわし者ではないが、やっぱり黒酢は良いみたい。教えている子も結構体調悪そう。

6/11
今日は雨だからか体調がまたしてもイマイチ...なんで、移動途中(ウォーキングにあてている)にまた黒酢のナントカを飲む。やっぱり20代とか30代前半と30代終わりは体調がかなり違う。疲れやすいし、なかなか回復しない。それで時間が無駄になるのが悔しい。だから、基礎となる体力をつけといた方が良いんだろうな。

教えに行った子、何故か包帯をしている。妹と喧嘩して、ハラが立つあまり机に八つ当たりして負傷したとか。まあ誰だって色々あります。

Tangerine RecordsのHunt氏よりメール有り。彼等のところのRinaldi SingsのコンピCD参加の打診。しかし、もうCD収録が一杯なんで今回は現段階では難しいと伝える。シリーズにしたいので次でどうか、と。

良い音楽、だけど世間に知られてない...そんな音楽は山ほどある。紹介したい音楽も山ほど。でも売れている音楽というのは、本当にほんの、ほんの一握りだ。それは、質が良いものがほんのひと握りだから? そんなことはない。現に私がここで紹介したりPPCで挙げたりする音楽は、日本ではなかなか知られるチャンスがない。でも本当に掛け値なしに良い音楽である。それだけ、良質の音楽を聴いてもらえるようにすることは難しい。やりがいも、あると言えばあるけれど...。

だから、Hunt氏、あんまりプロモーション効果を期待しないで欲しいな...


6/12
ウォーキングを一時間ほど。かつて通った中学のあたりまで。坂が急勾配でかなりこたえる。

最近聴いてる60'sもの、アメリカ編の続きを書こうと思っているのですが、なかなかまとまらないので次回に持ち越します。ゴメンなさい!

http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-06-12 21:40 | 2000年代

In the Past / The Chocolate Watchband

6/6

ようやくコンピレーション用の新しい曲のアイデアがある程度整理出来た。なんとか構成をまとめてみる。

今度の曲は、ピアノを使っている。今度出すアルバムにはピアノを使った曲は殆どなかったし、ちょっと毛色の違うもの、しかもその次のアルバムの布石になるもの...というのが狙い。今の段階では会心の出来、までは行ってないけれど。

ちよっと聴きオーソドックス、その実何か仕掛けが入っている...そういうのが聴いていて一番興味深いものだし、作っていてもそこを意識した作品にしたいのだが、今後ボーカルやギターが入って来てからどうなるか...。

Age Of JetsのMark氏から連絡があり、今週都合が悪くなったとの旨、録音の日程を変更することとなる。一緒にやろうとしているユニットは、「シンセポップ」を一応狙っているが、彼曰く"Darker"なものにしたい、との事。彼の定義する"Darker"がどういうものなのかが手探りなので、具体的なアーティストをまたメールで教えてくれと言う。そういえばpenelopesの前作"Eternal Spring"の何曲かを彼は"Darker"で良かった、と言っていた。ちなみに私がバックの音を作るのである。

まあこの、手探りで進めて行くところが、人と一緒にモノを作る醍醐味、であるからして。色々煮詰まっている時は人との共同作業からインスピレーションを得るのも大事。



昼間は暑かったが、夜中のウォーキングは涼しくて気持ち良い。ホトトギスの鳴き声...もう夏。

6/7

気になっているフランスの音楽にも最近ちよこちょこ手を出す。知らないこと、知りたいことがたくさんあるのだが...またいずれ何か書ければ。


ネット配信に関して、ひとつ決まりそうな話がひとつ。お誘いありがとうございます!
インディー音楽(インディー「ズ」、と「ズ」を付けるのはあまり好みではないので)を紹介して下さるサイトはたくさんあり、それはとてもありがたいこと。
けれど、インディーなら何でも一緒くた、てな具合のところも多く、ある種のセンスでセレクトしているサイトがあまり多くないのは、少し残念である。もちろんそうなる理由もわかっているのだけれど。

しかし、こういうインディーというのは、本来はある意味、「街の手作り/こだわりパン屋さん」(誤解なきように、非常に良い意味です)であるべきで、メジャーの2軍などではないのだ、もちろん実態としてはそうなってますが。だから、大事なのはセンスであると、常々思っていて。なんでインディーにいてB'zやらサイコ・ル・シェム(よく浮かんだな!)の亜流なんかやるのか...その心根を問いたい訳で。

センス溢れる良質のセレクトショップ、ある種の美意識というか哲学を分かち合える方々と仕事をしたい...そんな願いがある限り落ち込んでいられない。


夜、仕事でまたもがく。
成績が悪いのはまあ今は仕方ないとしても、彼の周りの環境が...うーん、微妙過ぎるなぁ...。だいたい、そろそろ家庭教師変えろって親に指図して来る学校って...何?? あんたら生徒さんに何ひとつアドバイスしないで良い訳?責任転嫁とは思わんの?

...あ、そうか、それが唯一のアドバイスなんやね。で、それを平気で出来るから「受験校」ブランドを守れる訳か。なるほどね。

しかしひとりぐらい(せめて成績がいまひとつの子たちを集めて)もう少しフォローしてやるゆとりはどう見ても教師にはあると思うのだが。少なくともそれぐらいはやってあげよう、とか思わないの? それをする時間とエネルギーはないけれど「ブランド」社交に興じている、あるいは趣味に興じている時間とエネルギーはたっぷりあると。
これが所謂関西に名立たる「名門校」の実態。


おまけに本人が全くどこ吹く風で...。いや、勉強できるできないが問題なのではない。問題なのは彼の心のほう。電車内でヤンキーにどつかれたことを「ネタに出来るからラッキー」「非日常」として喜んでるって、どういう神経よ。君がどつかれたんやで。そんなもん周りに笑ってもらうネタにするって、悔しく無いのか?理不尽には立ち向かえよ! とついつい怒ってしまう。この覇気のなさ、楽するための言い訳としての負け犬根性がふがいない...。この彼の、反発心の異様なまでの欠如が、さらなる何かを誘発しそうで恐いのである。

いや、彼の名誉のために言えば、ここには書かないが、その反発心や自信、人間としての尊厳さえ奪いかねないような環境がある訳で、だからこそひたすら現実から逃げようとしてしまうのだろうが...だから私もなるたけ追い込みたく無いのだが。地に足をつけて自分をしっかり見つめられる環境を、なんとか整えてあげたいのだが。そうしないと、成績どころじゃないのだから。

ああ、どうすりゃいいんだろうなぁ...。

結局教育の場にも、ある危険な流れが凄まじい勢いで浸透しているのを確認せざるを得ないのだ。つまりそれは、「自由競争」という名の利己主義の台頭。そして乗り遅れまいとしてさらにその流れを加速させている人々。そのおかげで競争は過熱する一方な訳だ。

日本に関して言えば、かつての「受験戦争」は高度経済成長、アメリカに追い付き追い越せ、の国家的目標の一部だった訳だが、これがなくなった今、今度は市場万能主義的なグローバル化の一環としての「コスモポリタン・エリート/コスモクラット」を頂点とする新たな階級制度の完成がその「新・受験戦争」の目的に変わった、ということなのか。勝ち組、負け組、とかね...。色んなことが悪い流れになりつつあるなぁ...。

「自由が至高の価値だという思想は、政治的英知の名において、人間の利己主義に迎合した、もっとも欺瞞に満ちた主張の一つだ」

「我々は忘れているのか? 社会という名称そのものに、それが単に競争ではなく、強者の力を抑制し、弱者の寄る辺なさを保護することによって、すべての者の公益を推進するという意味が含まれていることを」

以上はまだ読了してない「働くということ」(ロナルド・ドーア/中央公論新社)にあった、 トーマス・アーノルド(1795-1842/イギリス、英ラグビー校の校長もつとめた)の言葉。ぜひ読んでみて下さい。

日本の教育に、こういう視座が著しく欠落していることがよくわかる今日この頃...



しかし、久々にメールを下さるのはありがたいけれど、なんで皆さん決まって同じ時期なんだろうか、偶然とは言え...。同じ日に違うとこから突然ドバッと来る...つまりは私を思い出して下さるのも同時期なんだろうか。何かそういうバイオリズムというか、巡り合わせのような何かがあるのだろうか。不思議だ。


6/8

我が弟satoshiからの連絡。上海のクリスティーズで彼の作品が落札されたとのこと。結構な額になったらしくて、いやぁ良かったね。

彼の許可のもと、ここにその作品を大公開(小さい画像ですけれどお許しを)。
b0022069_2325992.gif

b0022069_23252367.gif











これらの絵、原物を見るとその芸の細かさに驚くこと請け合いです。よろしければまた個展などあると思いますので足を運んで下さいまし。


最近聴いてる60'sもの、アメリカ編の続き。

In the Past / The Chocolate Watchband
これは完全に、イッちゃってる世界で鳴らされている音...なんていうと危険に聞こえるかも知れないが、(薬物が絡んでるんだろうけれど)音楽だけ取ってみれば、実に美しい音楽。意外とポップセンスがあるというか...この人達、実は粗雑な音で攻める、っていうだけでもないのかも知れない。元Four Prepsで、Standellsの"Dirty Water"(のち英パブロックの雄Inmatesがカヴァーしたバージョンは有名)の作曲者Ed Cobbがかかわっていたらしいのだが、もうひとつ実体がつかめないバンド...。Rolling Stonesがよく引き合いに出されるけれど。

You Burn Me Up and Down / We The People
上のChocolate Watchbandの曲はそもそもこのバンドのバージョンを先に聴いていた。...で、We the Peopleのがオリジナルだったのか?このバンドはそうすると、かなり幅広いポップセンスを持っていたと言える。何しろこの代表曲はワイルドなガレージパンクの名曲なのだから。

この方面の名曲というのも、なんだかんだ言っても結局ポップセンスがないと面白くない。ポップセンスという言い方もわかりにくいかも知れないが、具体的に言えばこんなところか...メロディーセンス、楽器のアンサンブルも含めたリズム、イメージ(見た目)...このへんの要素の混じり具合。そういう意味では、彼等の音楽的引き出しの多さゆえの曲作りの巧さは特筆すべきでは。地元フロリダでの成功にとどまったためあまり知られていない不遇なバンド。なおメンバーのTommy TaltonはのちCowboyというサザンロックバンドで活躍したそうな。

Mr. Pharmacist / The Other Half
このサンフランシスコのバンドもガレージファンを除くとあまり知られていないけれど、結構ポップなんですよ。ガレージって言ってもCount FiveやElectric Prunesと並べたいサイケポップな側面が強い感じ。もうちょっとオッサン臭いけれど。メンバーはその後Blue Cheerに行ったそうだ。

When Love Comes Knockin' At Your Door / The Monkees
所謂「ガレージ」のポップ寄り3曲の次に彼等を持って来るのは奇妙にみえるかも知れないけれど、自分の中ではMonkeesの中にあるガレージ性やそのアメリカンポップの甘酸っぱさは、別に並べておかしいものではないので。

Ding Dong! The Witch Is Dead / The Fifth Estate
この「オズの魔法使い」の歌で知られる彼等だが、デッチ上げプロジェクトではなく、ブリティッシュ・インヴェイジョンに影響を受けたバンドthe D-Menがその前身だそうな。ほお〜...。


A Kind Of Drag / The Buckinghams
ブラス・ポップっていうと必ず出て来るバンドだけれど、割と甘酸っぱいポップバンドという印象。Tommy James & The ShondellsとかAmerican Breed、上のMonkeesとかのある部分を煮しめた感じ、かな? そんなにガレージっぽさはないですね。

まだまだ聴いていますがまた後日。


さっきの話で、勝ち組...負け組...と来たらブサイク組が浮かんでしまう....うーん、「ベティ・愛と裏切りの秘書室」の見過ぎ...。

しかしあの「ブサイク組」の人達の掛け合いはホント面白い。実際は役者さんは全然不細工ではないのだが、ともかく個性が強烈。考えてみれば、他のキャラクターもそうだ。何かというと唄い出すメールボーイのフレディー・コントレラスとか、良い奴で幼馴染みのニコラス、堅物過ぎて笑えるベティーの父、おかまのデザイナーetc...みんな良い味出してる。それにラテンの血なのか、みんなよくしゃべる、よく食べる。みんな自分勝手なのだが憎めない、えげつないのだがカラッとしてるこのドラマ、とてもわかりやすいのでぜひ御覧あれ。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-06-08 23:42 | 60年代

I Will Always Think About You / The New Colony Six

6/2

体力、精神の消耗が激しくてなかなか色々なことが停滞中。教えてる子のほぼ全員が大学入試を控えている。進む方向も、レベルも、家庭環境も、性格もみんな違う。ゆえに悩みもそれぞれ違う。そんな人達のある種支えになれている/ならなくてはと思う、このことだけが自分にとっての許しになっている気がする。あとは全部自分で許せない。だから仕事が終わると疲弊して何もする気がなくなってしまう。音楽関係で色々やらないといけないのだが、壁にぶつかっているのもわかっている。そして、今度の壁は正直突き破れる自信がない。と言うより、突き破ったところでどうにもならない...という無力感に打ち勝つ自信がないのだ。年齢的なものもあるのか...。そんな奴が人にあれやこれやとアドバイス...自己嫌悪になる理由はそこなのだな。

6/3

しかし、日本の音楽番組って、何でこうセンスが悪いのだろうか。地上波は言うに及ばずだが、ケーブルでさえも最近は見るに耐えない。特に、日本で制作しているMTVの余りにアメリカ属国根性丸出しな貧相な作りにはもう何とも言い様がない。この流れはどこまで進むのか、ある意味見物である。

ひとつ意味があるとしたら、日本がさらに属国化して行くプロセスとして貴重な資料になるだろうということ。

誤解を招くかも知れないので書いておくと、アメリカが嫌いなのではない。ホイホイと無批判に超大国の(世界中でやっている)文化植民地化を受け入れて行く日本の露骨な属国根性/思考停止が嫌なだけ。そして、その反動で捏造の「伝統」なんぞを持ち出して来る輩がいるのも不快なのだ(思うにあらゆる国のナショナリズム勃興は、事実として「被害」にあってるかどうかどうかを別として、「被害者意識」が要因として大きいと思う)。英語で音楽をやっているので多々誤解を招くが私はアメリカ人みたくなりたいから英語でやっているのではない(イギリス人になりたいというのも全くない)。取り入れたい部分は色々あるけれど、自分を広げる一環であって、他の誰かみたいになりたい、というのは全くない。だから、若い子の英語イコールかっこいい、だからしゃべれるようになりたい、歌いたい、なんて考え方は、特に(これから自分を確立する)高校生とか教えているとしょっちゅう出会うし理解はするが、まあそこでとまっていては可能性が閉ざされてしまうと思うのでそうはっきり言う。人と比べてばっかりいないで自分のやれること、目の前の乗り越えるべきことに注視せよ、と。そうじゃないとつまらないコンプレックスで自分の可能性を自分で閉ざすことになるからだ。

自分が音楽を始めた頃思ったのは、世界中には英語でやり取りできる場所が少なくとも日本語よりははるかに多いし(その理由はもちろん言うまでもないし、その是非はこの際問題ではない)、またありとあらゆる英語が存在する(これは留学して思い知らされた事。自分のいた大学はアフリカやアジアの留学生をたくさん受け入れていたから、様々な英語に触れる機会があったのだ)。結局色んな国にいる人々に届けようとしたら英語がてっとり早い。それははっきり見えていること、ということだった(日本語が美しい言葉であるとかはこの際別問題である)。それを踏まえて否定的に、仕方なしに...ではなく、それなら前向きに...というチャレンジスピリットというか、積極的な姿勢で始めた訳だ。それがたまたま当時の日本のネオアコ、的なムードの中に入れられた途端、色々興味深いことを言われるようになった。そこで、日本という国の閉鎖性、排他性、思考停止の部分に改めて直面した。だから、(自分も含めて)そういう低レベルの英語コンプレックスにさいなまれている限りどうしようもないだろう、というのが出発点としてある。

MTVをみていて醜悪に思うのは、今だにそういう英語コンプレックスゆえにあこがれと反発の堂々巡りを繰り返す多くの日本人を狙った作り、というのが露骨だからである。それは番組のタイトルからどんなVJを選ぶか、CMの作り、煽り文句...総てに染み渡っている。

たとえば英語がしゃべれるだけで有利な立場におかれる、ある種のアメリカ化としてのグローバル化は間違っている。だからそこは徹底して糾弾すべきだ。しかしそれを日本語で、日本の中だけでゃっても少しも広がらない。それにもっと世界中で手に手を取ってやれることはあるはずではないか...だから、価値観の多様化を、なしくずし的に新たな階級を作るためのプロセスとして受け入れるのではなく、積極的に、もっと様々な人々がお互いを尊重し理解し想像力を使い合える世の中にするためのプロセスとしてうまく活用すべきなのだと思う。だが、全くそういう意識がMTVの作り手には感じられない...あるのは物欲を刺激するだけの、いわばあの不快な市場万能主義のひとつに過ぎないのだ。


そのことに対しての批判意識が少しでも広がったら、もう少しマシな世の中になると...たかが音楽かも知れませんがね。


6/5

また1時間ほどウォーキング。実にすがすがしくて良い気分。なつかしい場所、あまり踏み入れない場所。自分の地元でも、旅行は簡単に出来る...そのことを思い知る。


最近聴いてる60'sもの、アメリカ編。

I Will Always Think About You / New Colony Six
シカゴのグループ。ファーストアルバムは結構ビートバンドの雰囲気もあったのだが、バンド全体としては、とてもメロウなバラードのイメージが強いという、もうひとつ実体がつかみづらいバンド...という印象で、昔はそれほど興味なかった。しかし、ブラックミュージック、シカゴソウル、70's前半のノーザンソウルなんかを通過してから聴くと、これがやたら気持ち良かったりして。そのあたりの同時代の黒人音楽への意識が実は結構強かったんじゃないだろうか。ラブソングに徹した楽曲、ストリングスやホーンを配した美しいアレンジ、優しい曲調...(シカゴソウルじゃないけれど)Blue Magicなんかを連想する柔らかさ。ブルーアイド・ソウル、までは行かないかも知れないけれど、当時の良質AORと言っていいのではないかな。

http://www.newcolonysix.com/

Traces / Classics IV
このジョージア州のグループもブリティッシュ・インヴェイジョンへの対抗勢力としてのビートバンドというより、実力派のAORバラードグループという感じで、実に気持ち良い。有名な"Spooky"も良いんですけれど、あれだけじゃないですね。メンバーはのち70'sのAtlanta Rhythm Sectionに参加した人もいたらしい。ハスキーなVoゆえNew Colony SixよりはAOR的ブルーアイドソウル、というくくりがしっくり来る気もする。自分の最近の興味のせいもあるが、ちょっと見直しましたというバンド。

http://crystalhorizon.com/Classics_IV/Home.htm

I Met Her In Church / The Box Tops
アレックス・チルトンの...と言えばわかるでしょうか。地元メンフィスの南部ソウルを基軸に展開される彼等の音楽、"The Letter"なんかは、手堅い演奏をバックにした荒くれアイドルっぽい(?)雰囲気がある(当時チルトンは16才らしい)けれど、この曲は(自分の中ではBig Starの中にもある気がする)湿気や暖かみ(暑さ)をたっぷり含んだ、ソウルフルな熱唱が良い感じ。まあ彼主導のグループではなかったようだが、ブルーアイドソウル度高し。でもやっぱり、イギリスのたとえば、Spencer Davis GroupやAnimals、はたまた(北アイルランドの)Themなんかともソウルの解釈が違う。程度の違いではなくて質の違いというか..それがまた面白い。

Public Execution / Mouse & The Traps
ボブ・ディランが好き...この思いがともかく全編に漂っている曲。
バーズが、ディランの曲に(偶発的かも知れないけれど)別の要素を持ち込むことによってフォークロックを誕生させたのに比べると、この人らは当時のアメリカ各地にいた典型的なバンド-ブリティッシュ・インベイジョンとアメリカン・フォークロックの流れに影響された人達-にディラン好きのVoがいた...という感じだろうか。歌い方がそのまんま。

Kicks / Paul Revere & The Raiders
60'sにチャートインした曲の数から考えたら、何でこんなに知られてないのか不思議な、バブルガムならぬバブルガレージな(?)バンド。ミリタリールックで60's後半にワイルドなポップヒットを連発、これもそのひとつ。昔はそのイメージだけででっち上げのプロジェクトなのかな、と勝手に思い込んでいたのだが、意外と活動歴の長いバンドだった模様。

http://www.paulrevereraiders.com/

Ain't Got Nothing Yet / The Blues Magoos
そのバブルガレージ、という言葉がもっと似合うバンド。チープなオルガン、ワイルドな演奏によるフリーク・ビート...というよりも、若さゆえの勢い、と言った方がこの可愛らしさには合う気がする。The Moveのカヴァー"I Can Hear The Grass Grow"も好きだった。

Zig Zag Wanderer / Captain Beefheart & The Magic Band
こちらは若さゆえの蒼さは全くない、テクニック的にはしっかりしているブルース・パンクというべきか。しかしそこにビーフハート氏のバカボンのパパ(初代)風Vo(?)が炸裂して、何とも独特のプリミティヴな変態音楽になっている。これが入ってるデビュー作"Safe As Milk"では、この曲はかなりオーソドックスな方、他は結構奇妙なのであんまり60'sポップ好きには薦めできないが。

まだまだ色々聴いていますが、文章がまとまらないのでまたいずれ。


関係ないが、千葉ロッテの応援スタイルに馴染めない私は所詮旧世代の人間なのだろうか...しかし馴染めない理由もわかっている。サッカーの応援に酷似していること、そしてそのサッカーのサポーターというものの持つ文化が自分には甚だ不自然だからだ。要するにJリーグというものが出来た時のある違和感がぬぐい去れないんですね。サッカー自体は好きだが、色んな文化が突如として輸入され、まるでこれが当たり前、とでもいわんばかりに意図的に根付いているかのようにされていったのを覚えているから気持ち悪いのだ。自然発生的というにはあまりにまだ歴史が浅いからだろうか。自分の人生の夢のある部分をスポーツ選手のプレーに託す、というスタイルなら阪神ファンの方が歴史が深く重層的だし。たとえ阪神尼崎駅前の屋台のおっさんとか、テレンスリーみたいな子連れ酒焼けハッピオヤジ(残念ながら同年代...)がファッション的に共感出来なくとも、私自身ははるかに信頼できるのだ、そのバックグラウンドや、生きて来た時代のある部分を共有しているからかも知れないが。



http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-06-05 21:05 | 60年代

That's Why I'm Crying / The Ivy League

5/31

ある生徒さんから、学校内で「いじりキャラ」に回るか「いじられキャラ」に回るかについて、いじられる側に回るのがいかに得か、またそのテクニックについての話を熱く語られる。あんまり熱く語るので、何がそんなに大事なん? とききかえす。どっちに回ってもええやん、別にそんなこと、と。びっくりして、わかってへんなぁ、先生...てな顔をされる。そういうもんなのかなぁ...。

学校で生き抜いて行くための知恵。
そういうのって、実際その年齢の頃は、考えるのが嫌だった。そうまでして技術に執着して「生き抜く」ことのしょうもなさ、空しさに耐えられなかったのだ。高校生ぐらいになると、露骨にそういうしょうもない駆け引きをしてる奴は確かにいて、そんな奴は自分の中にポリシーがない様に映ったものだ。それがホントみっともなくて軽蔑してた。そこまでして嘘っぱちの(笑)人間関係を保つ奴の気が知れなかったのだ。そんなの友達でも何でもないだろう....って。だから、そんなんで友達が減るんなら勝手に減ればええねんと...タカをくくっていた。確かにそれで減ったけどね(苦笑)。まあある意味ストイックだけれど、純情だったのだ。

自分は高校は大嫌いだったが、そこのところが冷静に見極められてたことは収穫だったと思っている。そのことが今の自分を作っている訳だし。それに、まだ世の中全般にそういう人間も生きていけるゆとりはあった気がする。みっともなさの基準がわかる奴というか...違うかな?

そこへ行くと、最近の子は、そういうこざかしい計算ばっかりで、何か空しい。そうでもしないと、この一見多様な価値観-その実同じ行動ばかり強制する、今の非寛容な子供社会の難しさに適応できないのかも知れないけれど。

まあその子は一人っ子だから、そもそも計算が立ちやすいのかも知れない。一人っ子というのは実際問題として、兄弟の関係がない。家でそういう同世代の子とのコミュニケーションの「リハーサル」がないため、学校が同世代の子と衝突しつき合い方を学ぶはじめての場になりがちである。しかも大人だらけの家では、その応用や復習が経験しにくい。自然と大人への媚び方ばかり身に付けて....ゆえに学校では適応するための計算ばかり先に立つ、そんな子に育ちがち...みんながみんなそうだとは思わないし、だから悪い、なんて断ずるつもりも全くないが、経験上、そんなプロセスが読み取れるのだ。
...あ、だが最近は一人っ子が多いものなぁ。

何十人も見て来て、やっぱり最近の子供は自分たちの頃とはずいぶん変わったと思う。それは、上に書いた一人っ子特有の事情に加えて、取り巻く環境の変化もあるだろう。バブル以降の母親の見栄/ブランド指向に引っ張られたお受験/習い事の洗礼で物心つく頃から育っていること、一人っ子が多い上に個室を与えられていて、人とのコミュニケーションが極端に不足していること、生まれた頃からゲーム、ケータイに囲まれていること...などなど、本人の資質より環境の変化が大きくて、まるで別世界の別の生き物みたいに捉えるべきではないのだが、しかし気になることは多い。

それに、「いじり」とか「いじられ」とかいう概念も、「キャラ」という言葉も、ここ数年で定着したものなのだ。そうやって様々な人とのやり取りを「ハウ・トゥー」ものみたくテクニカルに捉えるのはおかしい、と思わずにはいられないのだ...まあそこまで指摘はしないでおいたが。

ともかく、あんまりそういう技術に一生懸命になるなよ、人との関係性をあんまりお笑い番組的切り口だけで考えるなよ、とか言いたい気持ちは湧いて来る。しかしあんまり言うと傷付きそうで...かと言ってあんまり幼稚だと指摘してやらんと気付かないみたいだし...難しいな。バラエティー番組とかお笑いタレントがいかに頭を必要とするものかをわかった上で、しかしそれでも、日常がTVサイズに歪曲、もしくは矮小化されてる気がしてしまう。

...とまあ、ちょっと思ってみたりした。

6/1

ここのところの60's聴き捲り大会、前回の続き、英国編。

That's Why I'm Crying / The Ivy League
英国のハーモニー・ポップの代表格、と言われるアイヴィー・リーグは、しかし意外に渋いブリティッシュ・ポップセンスをもっている、と前から思っていて、これなんかはその良い見本。

Have I the Right / The Honeycombs
まさに64年の音。
それでいて、ズンドコ女性ドラムと、妙に力んだVo、ヘナヘナしたギター...よく聴くとなんかちょっと微妙に変わった音なのだ。偶然なのだろうが、その珍妙さは日本のGSにある唐突な和風ぽさ(悪い意味ではない)を感じる。しかしこのバンド、実はかのプロデューサーJoe Meek絡みのプロジェクト的な要素が強いらしいのだが、真相は如何に...。

MIchelle / The Overlanders
もちろんビートルズのカヴァー。原曲の方が好きですが、それは原曲が好き過ぎるゆえ。これも素晴らしいアレンジ。ピーター&ゴードン、チャド&ジェレミーといった人達(フォークデュオ)に近い感触。フォーク/スキッフル系の人達なのだろうか?

Jesamine / The Casuals
イントロが"Strawberry Fields .."にちょこっとインスパイアされたと思しき、68/69年型ビートレスク・バブルガムポップ。

Here It Comes Again / The Fortunes
Holliesにも通じる目が覚めるような爽やかなハーモニーと、ソフトロック的なストリングアレンジのソフトポップ。もっと色々聴いてみたい。

I Can't Let Maggie Go / Honeybus
この69-70年頃の曲もビートルズのサイケ期がベースにある、そういう意味でThe Casualsと同じタイプかな。

Concrete & Clay / Unit 4 + 2
ラテンパーカッションとアコギが良い味を出している。なかなか渋い佳曲。

How We Were Before / The Zombies
ゾンビーズって、アルバム未収録で良い曲が多いのだ。枯れ葉を踏みしめるような声(良い意味です)のコリン・ブランストーンの良さが出ている、これも20年聴き続けの曲。

Sitting On A Fence / Twice As Much
あまり知られていないデュオ、かわいらしい曲...しかしストーンズのカヴァー。オリジナルは未聴。この曲の選択はストーンズのマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムの"Immediate"からデビューだから、ということなのでしょう。

My Baby Loves Lovin' / White Plains
誰もが聴いたことがあるであろう、後述のThe Love Affairと並ぶ69年以降1,2年のあいだのビートレスク・バブルガムポップ。もちろん深い味わいとかは求めるべくもないけれど、たまに食べるとおいしい甘〜いお菓子、って感じですかね。

From the Underworld / The Herd
67-68年的サイケポップ...というより、ピーター・フランプトンがいたバンドの方が通りが良いのかも知れない。曲自体はそんなに複雑なものではないけれど、クラシカルなアレンジがまさに時代。ゆえに非常に好み。意外にエルが好きな方とかもいけるかも。

Lullaby / Grapefruit
68年の曲。モロに67年のビートルズ、レノン的作風の佳曲。しかしこの時期の英国は多いなぁ、こういうバンド。で、たいてい一発屋という印象を植え付けられている。しかし、どれも好きだったりするのだが...。

Everlasting Love / The Love Affair
誰かカヴァーしてましたよね? 69年のいわゆるビートレスクな商業ポップ、というとこういうアレンジのバブルガムポップになる。もう少しコード進行にひねりがあったら...と思わせるところは、90'sのブリットポップにそのまま受け継がれた気もする。

Build Me Up Buttercup / The Foundations
ビートルズの"Got To Get You Into My Life"ならびに、モッズ流れのポップロックとして良い感じ。Penelopes(私のバンドです、ハイ)の"If You Need Somebody To Love"、 "When Tomorrow Comes"、"Golden Summer"なんかはこういう曲の影響下にある。

Reflections of My Life / Marmalade
69年の曲、またしても、69/70年型ビートルズ。
こういうの聴くと、この手のビートレスク・バブルガムポップはグラムロックの一部に受け継がれ、New Wave以降消えていたのが、90'sのブリットポップで復活したんだな、という意をさらに強くする。こういうのとか、70'sのスモーキーなんか、オアシスあたりが歌っても全然違和感がない。そういえば最新のオアシスの曲はまるでスレイドやあの頃のグリッターロックではないか。

Love Is All Around / The Troggs
REMもカヴァーしていた曲。"Wild Thing"でお馴染みだけれど、この曲とか"With A Girl Like You"、"HI Hi Hizel"なんかの方が好み。


http://www.jttk.zaq.ne.jp/penelopes/
[PR]
by penelox | 2005-06-01 23:40 | 60年代