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Vostok Lake Pier オープンのお知らせ


 以前よりお知らせしております新レーベル"Vostok Sound Organization"。10月のコンピレーションCDリリースに向けて動いておりますが、その情報をお知らせする場所として、"Vostok Lake Pier"(ヴォストーク・レイク・ピアー)なるブログをスタートさせました。

こちらです。

まずは各アーティストの紹介から開始しております。今後はインタビューなども予定しております。

ぜひご覧下さいませ。

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by penelox | 2008-05-25 05:15 | Vostokコンピ関連

One Mississippi - Brendan Benson (1996)

 ジェリー・フィッシュ、ジェイソン・フォークナーに世代的な親近感は感じこそすれ,新鮮さという意味では感動はしなかった私(彼ら以降歴史が塗り替えられたみたいにメディアが過大評価しているのが噓臭くて嫌だったのだ。本人たちの才能はそれなりに評価するものの)。ゆえに、やっぱりこのアルバムも既視感(既聴感)が強い。上述の人たちの70年代半ば的ブリティッシュポップ(10cc、ELO、クイーン)オマージュ感と、90年代的屈託なさ感/雑食的落ち着きなさ感に彩られたシンガーソングライター。

 そのNew Wave薄め(実際は新しい時代に合わせた意図的なものだったと思う)感が、逆に当時の若い世代には自分たち世代の音として歓迎されたんだろうなと、どうも客観的になってしまう。同じ宅録的な流れという意味ではこの作品を手伝った(多くの曲を共作している)フォークナーよりは少年ぽいVoともどもお気楽で神経質さがない。その割にはスカッとした名曲、新鮮なメロディーが見つからないのだが、これは聞き方が悪いのだろうか。あまりに各所での絶賛が多かったので天の邪鬼になってしまっているのか、私がこういう音楽の良い聞き手でないからなのか、聞き込みが足りないのか、聴いたタイミングが悪いのか・・・自分でもまだ評価のポイントがはっきりしない。1曲目"Tea"が大変良い曲なのに飽きっぽい人なのかこういうのが長続きしないのが非常に残念。09 "Emma J"、12 "House In Virginia"も良い感じなのだが、アルバムの主旋律にはするつもりはなかったようだ。デビュー作ゆえなのだろうが、まだまだ自分なりのものを探して、あっちへウロウロ、こっちへウロウロと忙しい。13 "Cherries"の幻想感はフォークナーの1stを連想した。シークレットトラックの14が一番出来が良いと思うのだが、これは良いことなのか(苦笑)。なおこの方、現在はWhite StripesのJack Whiteとのバンド、Raconteursのメンバーとして知られるようだ。
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by penelox | 2008-05-08 14:16 | CD備忘録

Nest - Odds (1996)

 カナダはヴァンクーバー出身の4人組、オッズ。変な奴ら、なんて自分から名乗るぐらいだから、よっぽどひねくれた音楽をやっているかと思いきや、ちょっと聴きには90年代のストレートなアメリカン・オルタナティヴ・ハード・ポップ(パワー・ポップのハード寄りなタイプ)。しかしながらじっくり聴いて行くと、そのアメリカ風ギターサウンドの皮膜の下に、イギリス風の繊細なメロディーと、実に意味ありげな歌詞が隠れている。このあたりの一筋縄で行かない組み合わせが実は彼等なりのひねくれ方なのかな、なかなか興味深い・・・と思ったら、これが4枚目のラストアルバムだった模様。99年に解散、その後2007年にNew Oddsとして復活し、新作が間もなく、という状況らしい。

 冒頭の曲"Someone Who's Cool"はドラマ「フレンズ」のサウンドトラックのために書かれ、収録曲のひとつ"Eat My Brain"はカナダのTV番組"Kids In the Hall"のために作られたという。それ以前から結構関わりがあったようだけれど、この番組、カナダのコント番組(スケッチショー)だったと記憶している。日本の英語教育番組でやってたのだ。そんな番組と関わるぐらいだから、やはり相当ヒネくれているのかも知れない。余談だが"Kids In the Hall"、モンティ・パイソン以降のコメディー、アメリカの"Mad TV"なんかにも似ていた記憶があるけれど、隣国アメリカを小馬鹿にしたようなところが多々あって、カナダ人の複雑なアイデンティティーを見いだせたこともまた印象に残っている。
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by penelox | 2008-05-08 13:50 | CD備忘録

New Boy - The Connells (1994)


 アルバム"Ring"からのシングル"New Boy"に未発表曲やライブなどで構成した6曲入りEP。彼等らしいのどかで土臭いサザン・パワーポップ/USカレッジギターサウンドが楽しめる。彼等の活動の初期における顛末/奮闘ぶりを描いたのが96年のジョン・シュルツ監督による映画「バンドワゴン」なのだそうだが、これを機に日本でブレイクした・・・なんて話は全くきかない(苦笑)。これはアメリカ南部のバンドの多くが日本でさほど成功しない理由と通ずるのも知れない。戦後の日本人の多くにとってのアメリカへの憧れというものが、都会への憧れ、それでなくても西海岸か東海岸の白人中流階級による心地よさげな郊外生活に偏っていて、アメリカの田舎の生活に対するものではなかった・・・この辺りに起因するのだろうと思う。しかしこの、初期REMほど鋭くはないけれど、人懐っこさが伝わって来る彼等の音楽のグルーヴは本当にほのぼのしていて、聴いてるとそんなことどうでもよくなって来る。
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by penelox | 2008-05-04 00:01 | CD備忘録

Dutch April - George Usher (1998)


 しつこめのちょっとゴツい声質に、かなり捻ったメロディー、ブックレット裏側の不気味なイラストといい、のどかでコワいゴシック感覚もどこかにしのばせている気がするフォークロック。陽光降り注ぐ爽やかな12弦ギターサウンド・・・というのとはまた違う手応えのアーティスト。元ビートロデオ、元ボンゴズでもあるらしい。そう言えばリチャード・バローンのソロアルバムに彼との共作があった筈。03 "You Better Let It Go"が出色。アメリカンポップが好きなら誰でも・・・とお薦めは出来ないけれど、アメリカンロックの草の根をより極めたい向きには聴いてみていただきたい人。
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by penelox | 2008-05-03 23:55 | CD備忘録

Rock'n Soul Part 1 - Daryl Hall and John Oates (1983)


 まさしく80年代な音! 確かにそうなのだけれど、今になってみればノーザンソウル(デトロイト、フィラデルフィア、シカゴ)の感覚を当時のポップロックのフォーマットで彼等なりに消化し展開していたというのがよくわかる、瑞々しいロックン・ソウル。曲によってはさすがにアレンジが当時のブラコン的古さもあるけれど、01、05、07、10、11などは今聴いても実に若々しく新鮮。彼等のソウルミュージックへの愛情がダイレクトに伝わって来る。25年も前に出たとは思えないベスト。正直言えば、今の年齢で一番やりたいタイプの音楽ではある。
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by penelox | 2008-05-03 23:51 | CD備忘録