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My Favourite LPs + 12 inches (僕のお気に入りLPと12インチシングル) part 3

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 mixiでも公開したLPレコードと12インチコレクションの一部、第3弾、どうも何回やっても割と似た傾向になってるのは、出しやすいところに特に好きなものを置いていたのか、それとも、どこから引っぱり出しても結局おんなじようなコレクションになるのか・・・たぶん後者でしょうね(笑)。

 mixiとはリンク曲をだいぶ変えてあります。どっちも見ないとダメよ(苦笑)。

(左上から時計回りに)

・The Tradewinds "Excursions"(日本盤)
 ドリーミーな60'sサウンドが素晴らしい、いわゆるアンダース&ポンシアによるグループですね。この日本盤、帯の叩き文句が時代。「ビーチボーイズもビックリしたアンダース&ポンシアのニューヨーク・サーフ・サウンドはカイカン!」1982年(昭和57年)発売のレコードですから、ホントは「カ・イ・カ・ン・・・」なのでしょうけれど、おそらくスペースがなかったのだと思われます(笑)。

"New York's A Lonely Town"


・Red Guitars "Slow To Fade" (日本盤)
 この英国Hullの人達、好きでしたね。よくネオアコースティックの中に入れられますけれど、当時はそういうジャンル分けはきっかけ程度に過ぎませんで(昨今は細分化したカタログが多過ぎますし、そのせいで「カタログ的理解」が聴き手を不自由にしている弊害をあちこちで感じます)、私としてはただただ平凡ではない、誠実なポップミュージックを探して行くうちに出会ったという感じです。この多彩で不思議なギターサウンドと、ラフトレードとしてはずいぶんポップな音楽性(しかし、アズテック・カメラ、スミス、マイクロディズニーと、どんどんポップになりつつあったのですが)に惹かれました。Virginに移籍しての2ndアルバムではボーカリストが変わってしまって、まるで別のバンドになってしまったのが、悪くはないのですが少し残念でした。こういう音楽が普通に宝塚市内のレコード屋で買えた80年代日本のある意味での幸福を思い出します。

"Slow To Fade"


・The Comsat Angels "Land"
 彼らが活動していた80年代当時は余裕が無くてあまり入手出来ず。いくつかのアルバム、シングルを聴いただけでしたが、割と後年聴き出してハマったんですね。New Wave期のシェフィールドの人達で、エレポップ/ホワイトファンク系統が多いかの地にあって、基本はネオサイケデリックなトーンを基調とするギターバンド、ただしエレポップ的なニュアンスもあり・・・ある種ジャンルにきっちりはまらないグレーゾーンで音を鳴らすところがわかりにくい人達だったのかも知れませんけれど、それだけに多彩で深いとも言えます。何よりどんどん曲がポップになって行ったのが私好みで。これは83年のアルバムですが、彼らの作品はどれもジャケットのデザインが独特の色彩を放っていて好きなんですよね。

"Independence Day"


・Friends Again "Trapped And Unwrapped"
 最近また何度となく聴いてる彼らの音楽。やっぱり曲が良く出来てますよね。それと、この独特のボーカルスタイル。いつも若い頃のデヴィッド・ボウイに似ていると思ってしまうクリス・トムソンの歌唱、好き嫌いが分かれるかも知れませんが、実に個性的で私は好き。84年の1st&ラストアルバム。

"Sunkissed"


・The Icicle Works "Birds Fly (Whisper To A Scream)" (12 inch)
 今こういう音楽が少ないなぁとつくづく思います。ロックでポップでドラマチックで、重すぎず軽すぎず、人間的で自然な味わいがあって、全体として感動的に心を吹き抜けて行くような。聴いてる時間が愛おしくなるような。83年のシングル。




・The Hollies "The Hollies' Greatest Hits"
 ホリーズもまた大好きなんですよね。メンバー写真の掲載されてないベスト・・・そういうのって、60年代のバンドとしては珍しいと思うんです。そこがまた好きでもあるレコード。

"Pay You Back With Interest"


"Dear Eloise"


"Carrie-Anne"


ベストには入ってませんが好きな曲。

"You Need Love"



・The Left Banke "The History Of The Left Banke"
 60年代の素晴らしきオークポップ/バロックポップの代表格。この人達のRhinoからのベストも80年代半ばに、60年代サイケデリックにはまって行くなかで出会ったのでした。この時代の音楽にはまるきっかけが当時のRhinoリリースによる多くの編集盤であり、XTCの変名バンドThe Dukes Of Stratosphearであったというのは私達世代ではよくあったパターンかも。ストーン・ローゼズはDukesを聴いてジョン・レッキーにプロデュースを依頼して来たそうですからね。

"Pretty Ballerina"


・XTC "Black Sea"
 殆ど人生の一部となっているようなこのアルバムについて語り出すとキリがないけれど。今思うと十代終わりの頃、ヘヴィーメタル/ハードロックのカタルシスが必要なかったのは、この作品が私にとってのそれだったからだと思います。今聴くとこれより音圧の凄いレコードはいくらでもありますが、当時のこのドラムはもう本当に、圧倒的だった。

"Generals & Majors"


"Towers Of London"


"Sgt.Rock (Is Going To Help Me)"


"Travels In Nihilon"
 R.I.P. アラン・シリトー。アルバムの最後を飾るこの曲の、このドラムは強烈だったなしかし・・・30年近く経っても、いまだに心の奥底で鳴り止まない残響。


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by penelox | 2010-05-27 22:38 | 日々雑感

My Favourite LPs + 12 inches (僕のお気に入りLPと12インチシングル) part 2

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 数日前にmixiで公開した、私のLPレコードと12インチコレクションの一部、第二弾です。(上から時計回りに)

・The Walker Brothers "Hits"
 "Love Her"、"My Ship Is Coming In"、「太陽はもう輝かない」・・・鳥肌立ちまくりの名曲揃いのベストでした。

「太陽はもう輝かない」("The Sun Ain't Gonna Shine Anymore")



The Farmer's Boys "I Built the World" (12inch)
 これは2ndアルバム"With These Hands"からのシングル。カヴァー曲である"In the Country"ばかり言及されて彼らの音楽そのものがちゃんと評価されなかった「フリッパーズ効果」の負の面がいまだにあることが私は正直もどかしいです。


・Various Artists "Seeds I: POP"
 これは良い曲が一杯入ってましたね。私の原点。一度じっくり書いてみたいですね。
Fantastic Something "If She Doesn't Smile"

The Suede Crocodiles "Stop the Rain"

The Pastels "Heavens Above" (同じバージョンかわかりませんが。一曲目)

Hurrah! "The Sun Shines Here"

Protex "Don't Ring Me Up"

The Wild Flowers "Things Have Changed"(これ大好きでした)

Marine Girls "Don't Come Back" (トレーシー・ソーン・・・)

The Distractions "Time Goes By So Slow" (マンチェスター出身、ファクトリーからデビューして、アイランドに一枚アルバムを残した、何故かちゃんと語られない人達。アルバムをぜひCD化して欲しいもの)


・Mood Six "The Difference Is ......"
 ネオモッド〜ソフトロック/サイケといったあたりの範疇の音楽といったらわかるでしょうか。インナースリーヴに影響を受けた人達の名前(60年代文化を中心に映画関係者、音楽家、文学者など)がズラズラ書いてあったのも印象的でした。
"It's Your Life"


・Orange Juice "Rip It Up"
 ハイ・サウンド風味のギターポップなんて、今考えたらメチャメチャ渋いですよね。でも、だからこそ今でも色褪せないと信じてます。このアルバムで好きな曲というと、実はこれなんです。
"Mud In Your Eye"


・Electric Light Orchestra "ELO's Greatest Hits"
 何と言っても「オーロラの救世主」でしょうか。曲も最高に良いがタイトルも凄い。なんか意味不明だが救われたくなってくるのでした(笑)。
「オーロラの救世主」("Livin' Thing")


・Raspberries "Overnight Sensation The Very Best Of The Raspberries"
 こちらもどんだけ聴いたかわからない、私のなかではウィングス、ELO、バッドフィンガーとも並ぶ70年代の甘酸っぱ系ポップ。
"Let's Pretend"


・Paul Quinn "Ain't That Always The Way" (12 inch)
 この曲は何でこんなレアなのか、何故?・・・という想いばかり先に立ってしまいますが、それくらい、沢山の方に聴いて欲しい歌。カントリーテイストの渋い楽曲(楽曲、ギターともに盟友エドウィン・コリンズ)をポール・クイン氏が艶やかに歌い上げる。ハタチの頃でしたが、実にシビレましたねえ。



・The Kinks "Ths Kinks Are the Village Green Preservation Society"
 これは人生の一枚、のひとつと言えますね。当時のレイ・デイヴィスはともかくメロディーメイカーとしての才、ストーリーテラーとしての意欲が尽きる事なく溢れ出て来る感じです。はじめから「古典」になることを意図して作られたかの様な、奇跡的名盤だと思っています。 このレコードも改めてじっくり語ってみたいもの。

"Animal Farm"

"Do You Remember Walter"

"Sitting By the Riverside"

"Village Green"

"Starstruck"

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by penelox | 2010-05-23 11:10 | 日々雑感

My Favourite LPs + 12 inches (僕のお気に入りLPと12インチシングル) part 1

 XTCの"The Big Express"のアナログレコード(円形ジャケ)に触発されて、また前に7インチでやったみたいに、今度は主にLPレコード(それと12インチ)を並べて写真に収めてみました。

 とは言え、あまりにレコード棚が未整理なため、取り留めなく色んなものが出て来たので、まとまりはあまりないと思いますが・・・

(上から時計回りに)
The Pale Fountains "...From Across the Kitchen Table" (日本盤)
XTC "This World Over" (12inch)
The Chills "Kaleidoscope World"
Simple Minds "New Gold Dream"
Robert Wyatt "Old Rotten Hat" (日本盤)
XTC "English Settlement"
The Bongos "The Beat Hotel"
Squeeze "East Side Story"
The Sound Barrier "The Suburbia Suite"
Aztec Camera "High Land, Hard Rain"
The Psychedelic Furs "Forever Now"

 割と後年購入したものもいくつかありますが、殆どが、ベタな言い方をすれば、いわば私の「青春のアルバム」(笑)。

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by penelox | 2010-05-18 00:26 | 日々雑感

Sunkissed


 あまりに心地良い天気なものだから、また写真をいくつか撮ってみました。先週の冷え込んだ日などは腰痛、肩凝りなどがかなり酷かった(歩くのも、仕事で坐ってるのも辛かった)のですが、気候が良いとだいぶ楽になりますね。

 できればこういう爽やかな気候がずっと続いて欲しいものです、ホント。


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by penelox | 2010-05-17 14:21 | 日々雑感

Watanabe's Pop Picks 269

"I Bought Myself A Liarbird" - XTC
from the album "The Big Express" (1984)

 このPop Picksというシリーズでも、なのかも知れませんが(苦笑)、XTCの作品を取り上げることが一番多かったと思います。しかし、そのなかでもまだあまり取り上げてない時代もありまして。それがこの、1984年の"The Big Express"の頃。

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 実はこの作品は、最初出会った10代終わりはこの円形ジャケットともども大好きで、とは言え歌詞で描かれた世界や心情はまだまだ未熟でよくわからないところもあり、他の作品にその後耽溺するようになってから少し遠くなった。それが、近年またその内容が何となくわかるようになり、良さを見直すようになった・・・そういう、時間の経過のなかで自分のなかでの位置づけが色々と変化して来た作品なのです。

 彼らの作品全体のなかでの位置づけを考えてみれば、ライブはもう二度としないという宣言を出してから最初のアルバムだったと記憶していて、その決意が音の濃密さに現れているように思えてなりません。要するに、スタジオ録音プロジェクトとしてXTCを定義づけた、そういう世間一般に流布されるような所謂ロックバンドの行動指針とは反対方向への決然さ(笑)が、キンクスにも通ずる英国的なヒネクレと市井の物語中心への作風転換の最初の明確なサインとして嬉しい作品で、そのことが音と一体になっているせいで評価もまた時代によって左右されやすかった作品ではなかったでしょうか。

 私自身は今聴くと、小さな街スウィンドンで、日常の普遍的なことを歌っていこうという意識的なものが凄くうかがえて、作る側として参考になるのみならず、当時の自分自身の心も映し出される分、とっても懐かしくもあり、鮮やかな印象があります。一番好きな"(Everyday Story 0f )Smalltown"がYouTubeでは見つかりませんが、このあたりは今の方がよく聴きます。

 まずこの日記のタイトルになっているこの曲は、マネージャーに宛てた内容が大変物議を醸したのか醸さなかったのか・・・(笑)、ともかく彼らの解説本には必ず紹介されない(笑)、だけど間違いなくアルバムのカラーを代表する名曲。



"You're The Wish You Are I Had"

■"All You Pretty Girls"
シングルの邦題は「僕のプリティ・ガール」でしたね。




 このふたつはコリンの曲。彼の牧歌性は前作"Mummer"で大いに開花したと思いますが、このアルバムではアンディーに付き合って、元気な曲もいくつかあります。しかし"Black Sea"の頃よりも明らかに濃密になって来ているのがわかりますね。

"Wake Up"

"I Remember the Sun"


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by penelox | 2010-05-17 00:11 | Pop Picks

Watanabe's Pop Picks 268

"This Is Zero" - TV21 (1981)
from the compilation "Snakes And Ladders - Almost Complete: 1980-82" (2010)

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 実はこのTV21については、mixiで以前取り上げていました。その際にはこの曲を演奏した当時の音楽番組"Old Grey Whistle Test"での映像を紹介したのですが、その後どなたかが正式音源のオーディオファイルをYouTubeに挙げてらしたり、かつ待望のベスト盤"Snakes And Ladders"が遂にリリースされたということもありましたので、それを元にまた書いてみます。
 まずはその前回も紹介しました"This Is Zero"のスタジオバージョンから。




 ベスト盤にある細かい記述を元に彼らの事を書いておきますと、1979年にスコットランドのプレストウィックの学校で友人であったノーマン・ロジャー(Vo/G)とアリー・パーマー(G)を中心に、いくつかのバンド活動を経てエジンバラで結成。自ら立ち上げたPowbeatからトロイ・テイト(レジロス、当時はシェイクのメンバーで、のちティアドロップ・エクスプローズにも在籍)制作によるシングル"Playing With Fire"を80年にリリース。その後Demonからシングル、そしてDeramと契約し1stアルバム"A Thin Red Line"をイアン・ブロウディーの制作により81年にリリース。残念ながらこのアルバム一枚と数枚のシングルを残して82年には方向性の違いにより解散しています。このコンピレーションはアルバムまるまる一枚と、そのシングルからの楽曲のいくつかを収録。


■"Ideal Way Of Life"




 このコンピを聴いて全体的な音楽性を捉えてみれば、やはりパワーポップ、ネオサイケデリックと称されるようなジャンルの両方にまたがる要素を有しているということが浮かび上がって来ます。バンド名から窺える60年代英国文化への愛情、社会にコミットした歌詞を親しみやすいメロディーに乗せて歌う部分はある意味当時のパワーポップ的(コステロ、スクイーズ、ジャム、XTC、ブームタウンラッツ、アンダートーンズといった人達。当時ジャムのポール・ウェラーが高く評価していたというのも頷ける話)で、管楽器や鋭角的なギターサウンドで緊張感ある音像を作り上げる部分はティアドロップ・エクスプローズのようなリヴァプール・ネオサイケを連想させる・・・という訳です。もちろん情熱的なボーカル、楽曲の歌心はスコティッシュならではという印象。細かく見れば、初期のシングルではギターサウンドやダブ的な処理にXTCにも通ずるポストパンク・ギターバンド的ニュアンスが感じられる(アルバム収録バージョンと相当違う"Ticking Away"や"This Is Zero")のが、次第にパーカッションが複雑に変化(ファンカラティーナの時代の空気もあるでしょう)し、ラストシングル"All Join Hands"ではエレクトロ/アンビエントに到達。当時としては決して不自然な変化ではないのですが、今となっては実に挑戦的に思えます。

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■"Ticking Away"




 要はこのベスト盤、たった2,3年というわずかな期間での彼らの急速な変化/進化を一枚で見せてくれる、とても興味深い作品になっているのです。また、ブックレットも読めば、意外な繋がり(実は意外ではないのですが、日本にいるとこういう情報は殆ど入って来ませんでしたから)、たとえばアンダートーンズからの影響、アナザー・プリティー・フェイス(ウォーターボーイズのマイク・スコットがスコットランドにいた頃やっていたバンド)やスキッズとの交流が見えて来て、ポスト・パンク期におけるスコットランド音楽シーンの豊かさの一端を垣間みることが出来ます。


 ひとつだけ残念なのは、 プラケース並びにデータべースでの曲表記の順番が間違っていること(ですからiTunesでも間違った曲順が出ます。amazonでも間違えたまま試聴されています。下手したらダウンロード販売も間違えたままかも知れません)。実はブックレットの裏表紙は正しいので、ここにも書いておきますと、8曲目に"Snakes And Ladders"とありますが、これは実は13曲目。9-13曲目までが実は8-12と前にずれこみます。また、14曲目の"What's Going On?と15曲目の"Something's Wrong"が逆になっています。こうなった理由を考えてみますと、そもそもは1-7曲目にレアなシングルが並び、8から18がアルバム全曲をLP時代同様に入れて19でラストシングルと、そういう時代順の構成なのですが、13がシングルにもなったので、もしかしたら当初はシングルを並べるつもりで13や19も前に置こうという計画があったんじゃないでしょうか。しかしながら、実は13はアルバムバージョンと変わりないので、それならばアルバムの構成は崩さない方がいいという結論になって元の13曲目に位置に戻したのだが、プラケースのデザインの段階で上手く伝わらずミスをしたのではないかと。14と15があべこべになっているのは単なる校正ミスかなと(苦笑)。まぁ、これらはすべて私の憶測ですが、そう思えるのです。自分でもCDを作って来ましたから、デザイン制作時のあれこれから想像出来るとは言え、こういうのは聴き手にとっても、アーティストにとっても残念なことです。アーティストがきっちり関わってたのかどうかわからないので何とも言えませんが、これだけがマイナス点。しかし総合的には、大変喜ばしい初CD化であるのは間違いない作品。

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by penelox | 2010-05-10 22:39 | Pop Picks

冬のような4月から突然風薫るGWまで・・・近況


 なかなかブログが更新出来ませんで、またしてもごぶさたしてしまってますね。すみません。それにしても、最近はブログを更新する時は毎度毎度この決まり文句が必ず頭にくっついてしまってる気がします。mixi、twitter、マイスペにこのブログ。どれもある程度均等に更新して行けたら良いな・・・そう思いつつ、どうしても偏りますね。


・The Penelopes(音楽活動)>

 肝心なMIDIキーボードがようやく届いて、さあ、これから本格的に! と考えていたのですが、GWに全然まとまった時間が取れないまま終わってしまったので、まあ、これからといったところです。


 その他、結構小さなその時の気分や興味などはちょこちょことmixiに書いたりしてますので、ここではそれらをまとめて書いてみます。


・携帯写真

 mixiを御覧になる方はよくわかると思いますが、最近はやたらと写真を撮ってますね。それも花が多い(笑)。たぶん、音楽創作とつなげようという、無意識がそうさせているというか、写真を通じて自然の事物からインスパイアされたいというのがあるんですね。人間観察は普段かなりやってますので、自然観察に少しシフトしてるといったところですね。それと、持ってるレコードを眺めては、創作意欲を高めるつもりで写真にしてみたり・・・結局何かインスパイアされようと一生懸命にはなっています。肝心の音楽作りそのものは滞ってますが(苦笑)。

 MySpaceとか、mixiで色々公開してますけれど、前回の更新以降撮ったものをいくつか一番下に載せましたのでよろしければ御覧下さい。


・twitterでは呟いてる暇がない

 twitterを使い出して、ようやく少し慣れて来ましたが、やっていて思うのは、こういうのに向いている文体とそうでないのとがあるなあ、ということ。やっぱり短い文章でズバッというのが得意な人は面白い。長い文章であれこれと随想するようなタイプは向いてない。要するに私などはtwitterで呟くのには向いてないなと。だけど、自分が呟かなくても、かなり面白いのは事実なんですよね。特に最近は、沖縄普天間基地問題や、野中氏の官房機密費に関する発言などで、大変興味深い発言や事実を見つけることが多く、刺激的なんです。だから、しばらくはあんまり自分では呟かず、ほお! これは面白い、というのをどんどんリツイートしている状態です。たぶんフォローして下さる方のなかにはうっとおしく感じる向きもあるとは思いますが、こういう視点も面白いよとか、そんなつもりでどんどんリツイートしてるに過ぎませんで、こちらの意見を押し付けてるつもりは全くありませんのでお許し下さいね。ともあれ、twitterでは呟いてる暇がない。されど、リツイートするネタは無数にあり! といったところでしょうか。


・新しい生徒さんとか

 4月が猛烈に寒くて、体調も悪く、どうなるんだろうと思ってましたが、連休に入るや青空と爽やかな空気が広がるようになって、奇妙な天の帳尻合わせというか(?)、不思議な感じがしたものです(連休明けると途端に天気が悪くなるのもまた不思議)。4月はそれで、腰は悪いは、風邪がなかなか完治しないは、体調管理が難しかったですね。しかしそんな中でも、ひとり生徒が終わっては、またひとり新しい生徒が始まったりと、新鮮な気持ちで臨めています。人助けの仕事ですので、求められるのは有り難いし張り合いも出ます。
 やっぱり改めて思うのは、年を取って行きますから、当然毎年中高生と年齢が離れて行きますが、だからそう感じるのかも知れないけれど、どんな物事でも、それについて感じているものの距離です。感覚がずいぶん違う。それは、もしかしたら自分も15、6の時そうだったのかもしれないけれど、もはやそれがあまりに遠過ぎるわからないのか・・・これがはっきりしないのですが、それでも面白いのは、自分の変化。今では否定的な感情は殆ど湧いて来ず、むしろ微笑ましいというか、もうさすがに高校三年生でも私とは26,7違うからというのもあるかも知れませんが、親子みたいな感覚になって来ているんですよね。だから、無茶苦茶だったり非常識だったり頓珍漢だったりする子も多いのだけれど、まあそれもご愛嬌で、昔みたいに腹も立たなくなっていて、かといって諦めたり見捨てたりしているのでもなく、話をきいてあげて、少しずつこちらの言う方に歩み寄らせるよう、心の柔軟性、弾力性をつけさせてあげたいというか。よく価値観が違う云々を言う子は多いのですが、大切なのは想像力や歩み寄りですからね。違うのは当たり前、だからこそ歩み寄らなきゃって。そのあたりをあれぐらいの年齢の子に伝えるのはとっても貴重で、だからどう伝えられるかが大事だなぁとよく思います。もちろんこっちも弾力性を与えられるんですけどね、学校のことや友人達のこと、カードゲームやアニメ、アイドルなど、普段全く触れる事のない最近の子供達の世界の情報をやたらきかされたりしてる訳ですから(笑)。 

 まあそういうのもあって、昔よりはこうやってものを教えたりするというのが楽しくなっているのもあります。だから、ますます音楽創作が遠くなるのかも知れませんけれど。


・買った本、読んでる本とか

 最近はそういう訳で、なかなかまとまった時間が取れないので、移動時間に本を読みたくて、ちょっと古本屋があるとすぐ漁ってしまうのですが(笑)、こんなのを買いましたね。

■「喜怒哀楽のうた」佐高信(徳間文庫)
 これは冒頭の俳優の故・成田三樹夫の箇所が面白いのです。佐高氏の高校の先輩にあたるこの怪優、私などは子供の頃は悪役だけのイメージだったのが、その後様々な作品に触れるにつれて、大変興味を持つようになったのですが、氏の弟が佐高氏と同級生で卓球部のダブルスを組んでいたというのもあって、より身近な話がきけたのでしょう、興味深かった。

■「ヒコクミン入門」島田雅彦(集英社文庫)
 この方の小説は殆ど読んだ事がないのだけれど、エッセイにおける都会的でドライで、かつ自虐性(これが大事)も含んでいる文壇貴公子芸というか、独特のポジショニングは割と好きで、何かと言うとウェットで感情過多な成り上がり/叩き上げ風か、ユーモアの欠けたナルシストになりがちな日本の精神風土から遊離しているところがある意味安心して読める(安心して読んでいいのかわからないけれど)。
 でも、これでも元はもう20年前に出た本なので、なんだか時代が懐かしい。

■「大衆への反逆」西部邁(PHP文庫)
 昔だったら西部氏にはもっと偏見があったと思うのだけれど、この一年ぐらい彼と上の佐高氏の「学問のすすめ」を観てましたから、彼の言う「保守」というものに対して、かなり武装解除が出来たというか、それどころか、自分もある部分はかなり保守だなあと、最近すごく思うようになりまして、手にとってみた次第。日本的な国家主義と一体になった保守というのではなく、英国流の、漸進的な進歩のなかで地域社会の大切な価値観を守りつつ、という保守ですね。そういえば、愛読しているこちらのブログの最新エントリー(池田香代子ブログ「保守主義の島 沖縄」池田さんは『世界がもし100人の村だったら』シリーズの著述で知られる方)が、まさに私の思う保守とピタリと合うのでした。まあそんなこんなで、彼の思想にもう少し触れてみたいなと思っていたところで、たまたま古本屋で発見した次第。

■「不安の世紀から」辺見庸(角川文庫)
 この方のこの本もまだ読んでなかったけれど、たぶんいくつかはTVで観た記憶があります。90年代後半に、著者が海外の学者、作家、映画監督と来るべき21世紀について語り合った本。

■「天才 勝新太郎」春日太一(文春文庫)
 時代劇に関する資料性の高い本を近年相次いで出している著者による、勝新の生涯を追ったおそらく最新書。「座頭市」シリーズのみならず、「不知火検校」「悪名」「兵隊やくざ」といった作品も今でも楽しんでいるけれど、その裏話が色々読めて面白い。私の父と同い年である勝新に関しては、近年あるような、あまり例の薬物と借金のことばかりを元にワルとか無茶苦茶な人みたいなイメージを貼っても実態は見えて来ないと思う。戦中/焼け跡派であり、戦後の復興の中で溌剌とした志で立ち、苦しみながらも芸に生きたピュアな人・・・色々読めば読むほどそう思えるんですよね。そう言えば、上に貼った池田香代子さんのブログにも勝新が独房で描いた絵の話が出て来るんですよ。こちら。元々は南風椎さんのブログのこの記事です。絵もありますのでぜひ御覧下さい。

■「ふたりの山小屋だより」岸田衿子・岸田今日子(文春文庫)
 これはmixiのボイスでも呟いたのですが、この姉妹によるエッセイも興味深いのです。妹さんの女優・今日子氏は既に故人。もちろん個性的な名優としても知られますし、自分の子供時代に限って言えば、ムーミンの声でよく覚えています。で、姉の衿子氏は絵本作家で、以前(昨年の12月末)絵本を色々紹介した時には書けなかった、私の子供の頃の愛読本「かばくん」で知られる方。でも、この方が同時にあの「アルプスの少女ハイジ」の主題歌とエンディングの作詞をしていたと知って驚いたんですよね(「アルプスの少女ハイジ」OP同EDテーマ )。本を読めば読むほど、この歌詞は軽井沢での少女時代と関係があるのかなあという気がして来たんです。勝新もそうですが、この方々は私の両親と同じ昭和一桁、いわゆる戦中世代。この世代の作り上げた文化は、再発見したり見直したりしたくなる豊かな源泉だなぁと改めて思う今日この頃なのです。


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by penelox | 2010-05-07 10:58 | 日々雑感