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音楽を作るのは楽しい!


 mixiを御覧の方はおわかりと思いますが、このところつぶやきのところで、The Penelopesじゃなくて、The Trial Balloons(ザ・トライアル・バルーンズ/観測気球という意味)というユニット名で、いくつかスケッチを作っては聴いていただいています。The Penelopesとしてやっても良かったのですが、ある程度曲がプールに一杯になったというのもありました。それに、音楽活動をもう少し間口を広げるというか、緩やかなものにしときたいというのがありまして。ですから、これらの中からいくつかはまたThe Penelopesとして出て来る可能性もありますし、もしかしてこのままのユニット名で形にするかも知れませんし、他の方に歌っていただくかも知れません。そういうのも面白いかな、とか思ったりもするんですね。夢がありますでしょ。

 まあともあれ、ラフスケッチなんかの段階で聴いていただくのは、良いことなのか正直わかりません。なんだこの程度かい・・・と言われる可能性大ですし、のちに正式バージョンが出てくるまで興味を繋いでもらえるか、賭けではあるのですが。それでまあ、ユニット名も観測気球と(笑)。

 で、今回は、とりあえずは興味をもっていただける方に賭けたという訳です(笑)。

 でも、ああだこうだ書いてますが、結局のところはシンプルに、音楽作るのって、純粋に楽しい。それが今一番感じることです。そういう気持ちをこのラフスケッチから感じていだけたら嬉しいですね。

"The Trail Balloon"(6/23)
 観測気球というのは、政治家とか官僚なんかが様子見にメディアを使ってある意見を流してみて、世論の反応をうかがう、そういう時に使う言葉なんですが、当然そういうことをモロに歌おうと思ってる訳じゃなくて、人間関係にあてはめてみたんですよ。様子見の優柔不断さって男女関係にもないですかって・・・(笑)。そういう内容を、こういう楽曲に乗せるとどうなるかという感じです。


"Nearmisses"(6/25)
 心を広く持ったせいで誰かに裏切られた・・・そんな思いに囚われる・・・そういう経験って、ありませんか? そこからちよっと冷静になって誰かを(もちろん自分も)責めないようにしよう、ただ、もうがっかりさせないでおくれ・・・という、そんな歌ですね。


"Mellow Colours In the Sky"(6/25)
 "Penny Lane"でキンクスとXTCとエミット・ローズが待ち合わせしたような感じにしたかった(笑)。ふと空を見上げて、その穏やかさに圧倒されることってないですか。サビの「我々の小さな 無関心な目の前に 空の柔らかな色彩」・・・ここがとっても書きたかったところです。


"Vilolets In a Misty Morning"(6/25)
 宝塚での朝の一コマを絵画みたいに表現したものですね、これは。霧の朝の菫たちというのは、宝塚南口駅周辺でよく見かける音楽学校の生徒達のことをイメージしたんですね。なんだか現実味がないくらいの美しい生徒達たちが、いつも挨拶すべき先輩を探してキョロキョロしてる姿は、もうずっと前から、宝塚界隈でしか見られないものなんです。


"Uppermost"(6/26)
 夜中遅かったので、かなり抑え気味に歌ってます。サビの「君は最高 だけど不満がないと言うつもりはない・・・そうやって我々は成長し分別がついて行くのかな?」ここが結構書きたかったところではありますね。


"Let the Wildflower Be"(6/26)
 これは仕事で子供と接していていつも感じることを歌にしたといったところです。「そう、認めなきゃいけないよ 我々の未来が明るくないってことは でもこれは見逃しちゃいけない  未来は子供たちのものだということ もし野の花が奔放に伸びて行くのなら そのままにしておこうよ 立ち止まって考える時だよ 連帯感について」歌で世の中を変えることなんて出来ないんだけれど、人を少し立ち止まらせるぐらいは出来ますよね。それが歌を作る原動力になってるのも否定出来ないなって、思うんですよね。 


"Paradise In the Sands"(6/28)
 家の前に大昔に存在したダンスホールから色々と浮かんで来た物語を歌にしてみたというところです。セピア色になった古い写真、このカップルは誰? ときく子供に、君の曾祖父と曾祖母の若かりし頃だよって。「それが歴史だよ 無数の人々が作り上げた 勇敢なる一人の政治家でも 真面目くさった歴史家でもなく」というところがポイントですね。


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by penelox | 2010-06-28 22:40 | The Penelopes関連

My Favourite LPs + 12 inches (僕のお気に入りLPと12インチシングル) part 4

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 mixiにも公開して来ましたLPレコードと12インチコレクションの一部、第4弾です。いずれまた気が向いたらやってみますが、一応はここで一区切りさせて下さい。

 それにしてもpart4まで自分で見てても、まあ実にワンパターンだなぁと呆れてしまいますね・・・(笑)。とは言え、これらのビニール盤達が音楽活動の、特に精神面で大きな肥やしになったのは間違いないですね。と言うのも、CDを本格的に買い出すのは90年代になってからで、その頃はもうThe Penelopesを始めていましたから、どうしても客観的というか、チェックのために聴く、というニュアンスが強くなってたんですね。いわば技術面。ですから、本当の意味で私の「音楽への愛情に満ちあふれていた時代」「個人的音楽黄金期」を思い出すとなると、これらのレコードを引っぱり出すことになるんですよね。

 やっぱりレコードは永遠・・・。


(上から時計回りに)

XTC "The Meeting Place" (12 inch)
 これはピクチャーディスクも当時よく見かけたものです。もっとも当時は聴くことにばかり貪欲で、モノとしてのレコードの価値にはあんまり反応してなかったんですが、そっちを持ってた方が後々ネタにはなったかも知れません。コリン・ムールディングの楽曲のパストラルな魅力を示すシングル。マイミクのsolamameさんに頂いた「XTC: ソング・ストーリーズ」によれば、イントロのあの工場のような効果音には地元スウィンドンの街の歴史と変貌が込められているらしく、そんなエピソードもあってまたさらに好きになりましたね。

・Various Artists "The Idea Compendium 1988"
 これも前に上げたチェリーレッドの"Seeds"同様、好きな曲が沢山詰まったレコードでしたね。このIdeaというレーベルは、のちにXTCのアンディー・パートリッジが作った同名レーベルとは全く無関係だとは思いますが、この後どうなったんでしょう。ここにいくつか挙げたアーティストの単独作品はいくつか出てたような・・・。それはともかく、私にとってこの1988年のレコードは、ともかく懐かしい。思い入れなんでしょうが、良質さと誠実さを基点にギリギリのところで成立していた、豊かなる英国インディーポップミュージックの最後の煌めき、マンチェ/ブリットポップの大洪水が来る前の穏やかな土手に咲いていた可憐な花だったなという認識です。

The Wallflowers "Thank You"
 これはアンディー・パートリッジがプロデュースした曲だったんですが、当時はそんなこと知らなかった。まるでオレンジジュースのエドウィン・コリンズが若い頃にXTCの"Skylarking"をバックに歌ったような・・・漠然とそんなイメージが当時はあった、これもパストラルな佳曲でした。考えてみれば私、20代初めからこういう曲が好きだったんですね。

The Jack Rubies "Be With You"
 これは前に私が自分で作ったビデオ。好きなバンドでしたね。イメージ的にはC86の時代に出て来たシンプルマインズという感じ・・・つまりスケールの大きいギターバンドでした。英国にいた当時、ジョン・ピールが"Wrecker Of Engine"をかけたのが昨日のことのように思い出されます。もうそのピール氏もいないんだなぁ・・・


The Moss Poles "One Summer"
 こちらはプー・スティックスやスープドラゴンズあたりに近いC86的というか、可愛らしいガレージギターポップという印象でした。当時はまあ普通に好きだったという感じ。むしろデモテープを作り出していましたから、自分にも出来そうだという印象の方が強かったんですよ。88年頃になると、同じ年頃のアーティストもだいぶ増えて来て、ライバル心が芽生えて来たんですよね。だから共感と同時に物足りなさ、嫉妬(笑)・・・と、錯綜した感情をバンドに持つようになって来てたのを思い出します。それにしても、レコードは温かみがあるというか、当時の心境までフラッシュバックさせる力がCDより強いですね。

The Wolfhounds "Me"
キンクスやフォールの楽曲に立ち現れる意固地なまでの強い英国臭・・・そういう要素をこの時期に持っていたギターバンドでした。

Playing At Trains "Playing At Trains"
 久しぶりに聴いたけれど、良いですね。ロックというよりポップ、バンドといよりユニット/プロジェクト、そういう佇まいが顕著だった80年代を象徴するような音楽ですが、自分がそういう時代の空気を吸い、影響を受けていたこともまた、今となってはよくわかります。


Graham Fellows "Denise From Doncaster"
これも久しぶりに聴きましたが、キンクスの流れを汲んでますね。


・The Creation "How Does It Feel To Feel"
 82年にEdselから出たベスト。結構丁寧なインナースリーヴが入ってまして、当時のシングル、写真、記事が、白黒ですがLPサイズですからかなり見応えがあります。モッズ的な音楽を愛する向き以外には、あまり知られてないのかも知れませんが、たとえばクリエーション(レーベルの方)が好きな方は、レーベルのルーツがわかるんでぜひチェックして欲しいですね。彼らの楽曲タイトルは、いくつかのバンド名になってます。たとえば。
"Making Time"

こちらは同曲のTV出演バージョン。オアシスのギャラガー兄弟みたいなルックスで驚きますが、まあ彼らが影響されてるんでしょう。

そして何よりこれ。
"Biff Bang Pow"

これも好きな曲でした。
"Try and Stop Me"


・Silent Running "Shades Of Liberty"
 この80年代の北アイルランドのバンドのデビューアルバム、好きでしたねぇ。たとえて言うとコンパクトなシンプルマインズという感じでしょうか。瑞々しいロマンチシズムを湛える楽曲、エモーショナルなVo、かの地の当時の厳しい政治状況を踏まえての、だからこそのポジティヴな歌詞、ネオサイケデリックな響きのギター、夢幻のように広がるカラフルなシンセ・・・・スケールではシンプルマインズには負けますが、メロディアスさでは上という。彼らやU2に通ずる音だった事が却って不利に働いたのかも知れませんが、この1stは彼ら一世一代の名作だったと今でも思ってます。もともとこれのアメリカ盤"(Emotional Warfare"というタイトルで、同じ構成のジャケットながら黒だった)を持っていたのですが、兄貴に持って行かれたまま帰って来ず(苦笑)、それで買い直した英国盤がこれ。

"Home Is Where the Hearts Is"

"Sticks and Stones"


"Crimson Days"

"Emotional Warfare"


"Young Hearts"



・The Kinks "Something Else"
 またしてもキンクス。XTCとキンクスのレコードばっかり持ってるように見えるかも知れませんが、んなこたぁないんですよ(笑)。何故かすぐ出て来ただけでして・・・(汗)

 しかしこのレコードも名盤です。また個人的ですが、聴く度に、英国に暮らした頃のこと、地方都市の街並、人々の顔、どうということのない昼下がりを思い出して胸が切なくなるんですよね・・・。

"David Watts"

"Death Of A Clown"
この曲を聴くと「夏の思い出」を思い出すのは私だけ? (笑)

"Harry Rag"

"Lazy Old Sun"

"Situation Vacant"

"Afternoon Tea"

"Waterloo Sunset"

"Tin Soldier Man"

"Two Sisters"

"End Of the Season"


・The Sneetches "Sometimes That's All We Have"
 このレコードも素晴らしかった。米サンフランシスコのスニーチズの89年1のstフルアルバム。Aliasというレーベルから出てたんですが、イギリスではクリエイションからのリリースだったんですよね。このレコードはそのクリエイション盤。60年代と80年代の良質面がアメリカ西海岸で上手く出会ったという感じのセンスの良いギターポップ。当時としてはアメリカ人らしからぬ捻くれたというか、どこか醒めた感覚がキンクスやモノクロームセットとも通じて、なかなかに独特でした。気に入ってるとメンバーに手紙を書いたら、それが縁で93年に来日した時に前座を務めるという光栄に浴することとなったんですよね。懐かしい思い出です。のちに、当時のラインナップだとドラマーの英国人は元Cortinas(パンク期のバンド)で、ベースで加入する人はStingraysにいたとか。その前のメンバーにはあのChris Von Sneidernもいたりして、そういうところもなかなか興味深い人達だったことを知りましたね。

 何故かこのアルバムの曲は見つからないので。
"A Good Thing"

ゾンビーズのカヴァー。これは誰が歌ってたんでしたっけ?
"Care Of Cell 44"


The Room "New Dreams For Old" (12 inch)
 このレコード、というより、このバンドの情報自体、当時はホントに少なかったですねえ。私にとって当時唯一こういう音楽の情報源だったのは、輸入盤レビューを多数載せるフールズ・メイトだけだったから、そのせいで今となってはずいぶん偏ったイメージが出来上がってしまったんじゃないかと思います。彼らのこの曲はペイル・ファウンテンズに似てるという、そういう評価しかなくて、で、それで血眼になって(笑)探したんでした。彼らの音楽を色々聴いての実態はというと、60'sサイケデリックに影響を受けていた人達という部分は似てましたが、爽やかというよりも、もうちょっとアクの強い、エグい音(?)を出す人達でしたね。この曲だけが突発的に爽やかに聞こえた・・・私にはそう思えましたね。もちろん大好きな曲でしたが。


・XTC "Skylarking"
このレコードもまた思い出深いアルバムで、書き出したらキリがないのです。世間的にも彼らの作品中、もっとも評価の高いもののひとつですよね。
A面の後半の3曲の流れが一番好きなので、こちら。

"Ballet For A Rainy Day"
 このビデオでは音が妙にステレオぽく加工してあるのと、エンディングをいじってあるようです。モノラルっぽいレンジの狭さや曲が繋がっているがゆえにやはりオリジナルの方が好きですけれど、ともあれ、ラジオで初めて聴いた時の目の前の光景が鮮やかに甦る名曲。


"1000 Umbrellas"


"Season Cycle"
 これはもう、いわずもがなの名曲ではないでしょうか。

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by penelox | 2010-06-09 13:13 | 日々雑感