■8/26
フランスのpowerpop系のラジオ局からCDを送ってくれないかとの話。送ったらそれをオークションに出していた・・・なんてことがないことを祈るが(過去に実際あった)、こういう申し出があるだけでも有り難いのは事実。日本からはそんな申し出、あった試しもないから。本当に情けないというか、本当はもう情けないも通り越しているのだけれど。
それにしても、スミスの懐かしいベストアルバムじゃないが、"World Won't Listen"(世間は聴く耳持たない)という状況はいつになったら変わるのであろうか。各地にたくさんのコミュニティーFMなど出来てはいるけれど、私が知らないだけなのか、現在進行形の良質のポップミュージックを懸命に調べ、光を当てる個性的なセレクションで耳目を引く音楽番組・・・などといった話は聞いたこともない。自分の音楽がそんなに良質だなどと言う気はないけれど、所謂メジャーなFM局に出来ないことはきっとあるはずなのに、現場の人間は何をしてるのだろう? と思ってしまう。地元を中心にあちこち送ったりしても、何の反応もない。欧米でアマチュアリズムの延長線上で切り開いて行く、「動」の姿勢がしっかり根付いているのを見るにつけ、日本ではいつも「静」というか「待ち」というか、他人まかせ的な姿勢が多くて、本当に歯がゆい。音楽というのは本当は、人間が作り出すその喜びとクリエイティヴィティー(創造性)の祝祭なのに、コネとカネがすべてに優先か? みんな生活習慣病でおかしくなってるんじゃないのか? 皆実はそんなに音楽が好きじゃないのかな?
それとも、どうしようもない自公政権が終われば、ちよっとぐらい世間の空気が前向きに、動的になるのだろうか? もちろんそうなって欲しいとは思いますが。