ソウル・ディーヴァあれこれ その8

Watanabe's Pop Picks 255
"Every Little Bit Hurts " - Brenda Holloway (1964)

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 ブレンダ・ホロウェイもまたモータウンの黄金期を彩ったディーヴァのひとり。彼女といえば何と言ってもこの曲でしょうか。18になる寸前の女の子が歌うには渋過ぎにも思えますが!

Brenda Holloway is one of the divas who coloured the golden era of Motown Records.While this track is personally most impressive, the song style also seems too old for a 18 year young girl singer!





 この曲にはいくつかカヴァーバージョンがあります。私の場合は何といってもオリジナルより先に出会った、Spencer Davis Groupのこちらに尽きます。

Several good cover versions of this song exist, and one of the most memorable to me is by Spencer Davis Group. I heard this version in the mid 80's but strangely, at that time I thought I had heard the song before...maybe in my dream? Anyway the amazing thing was that Steve Winwood was only seveteen then...

■"Every Little Bit Hurts" - Spencer Davis Group (1965)
 80年代半ばに初めて聴いた時、どこかで聴いたような覚えがあったんですが・・・夢の中かも(笑)? ともかく、誰のオリジナルか当時は知りませんでしたが、懐かしいな、良い曲だなと感じ入ったものでした。この録音でスティーヴ・ウィンウッドはわずか17歳! ノドの早熟ぶりにはビックリしたものです。




以下の曲達も素晴らしい。

The following tunes sound all great.

■"When I'm Gone" (1965)

This is one of the songs Mary Wells had released already. I guess the label wanted Brenda to be a post Mary Wells. Her clearer, sharper vocal style provides with some impression of the new beginning of Motown in the mid 60's. Refreshing!

 彼女はメアリー・ウェルズの持ち歌をふたつカヴァーしてるのですが、これはそのひとつ。ウェルズとの契約が切れると同時に大々的に売り出して行くことからしても、モータウンとしては彼女のスタイルでいわば二匹目のどじょうを狙ったのだと思いますが、ウェルズ女史よりも鋭くクリアーな(線が細いとも言えますが)声は、より若々しさがあって、新しい時代と感じさせたのかも知れません。




■"All Your Love" (1965)
 モータウン・ビートに乗ってノリの良い歌唱が聴ける佳曲。彼女、この年のビートルズの全米ツアーの前座に起用され、ずいぶん気に入られたんだそうで。この年にはソウルミュージックの躍進をもじったタイトルである名盤"Rubber Soul"をリリースすることを考えますと、英国ロックとモータウンの繋がりもまた面白いです。

I really love this "Motown" beat. She was chosen as opening act for The Beatles' US tour in this year. And it was the year of "Rubber Soul". Cool!




■"Just Look What You've Done"(1967)
 溌剌としてて良いですね! しかしその舞台裏ではなかなか自分の思ったように活動出来ない辛さがあったようです。

She's keeping the groovyness!
But she may have had a hard time behind the scenes...Tired of being a puppet?




■"You've Made Me So Very Happy (1967)
 実は彼女もメアリー・ウェルズと同じく、自らがソングライターでもあったといいます。それゆえまた彼女もウェルズ同様モータウンのヒット量産システムにおいてはかなりアーティスト性を制限され、苦しい立場に追い込まれたように思えます。これは64年に既に録音されていたにもかかわらずリリースされず、数年後にやっとリリースを許されたという、数少ない自作(共作)シングル。

Like Mary Wells, she was originally a singer/songwriter. So maybe the label's policy restricted her ability too much.This single co-written by her took years to be released. Really good tune though.The ironic thing is that she retired from the business and then the song became a big hit by BS&T.



 やっぱり本人が書いた曲の方がのびのび歌えてると思うんですよ。しかし、モータウンは基本的にそういう方針で伸びて来たレコード会社ではなかったんですよね。

 残念な事にこのシングルを最後に68年、彼女はレーベルを離れ、結婚し音楽活動から引退してしまいます。ところがこの曲、皮肉な事に69年にブラッド・スウェット&ティアーズにカヴァーされるや、大ヒット(全米2位)を記録してしまうのです。1968年の段階で、モータウンのそれまでの、女性シンガーを操り人形のように使うシステムはもはや限界に来ていた・・・そう言えるのかも知れません。何とも変革の波は早かった。考えてみればこの年から少し経つともう、自作自演の女性アーティストも当たり前になる訳ですから。


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by penelox | 2010-02-13 08:53 | Pop Picks


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