ソウル・ディーヴァあれこれ その10

Watanabe's Pop Picks 257
"Really Sayin' Something" - The Velvelettes (1965)

 ヴェルヴェレッツ - 彼女達もまたモータウン。ガールズ・グループとしては後発で、マーヴェレッツ、シュープリームスやマーサ&ザ・ヴァンデラスほどの知名度はないのですが、なかなか良い作品を残してるんです。ウェスターン・ミシガン大学での友達、そして姉妹、従妹などで結成され、メンバーのなかには上記ヴァンデラスに加入する人もいます。メンバー写真が5人だったり4人だったり、時には3人とメンバーの変動が激しく、圧倒的に個性的なシンガーを擁したというのではないので、ここでの「ディーヴァ」という主旨からは外れるかも知れませんが、全体としての実力はかなりしっかりしてますので、彼女達の場合は複数である種のディーヴァ・・・そう言ってもいいかも知れません。当時のモータウンらしい快活なポップR&Bは、活躍した時代もあって、60年代前半のやや匿名的な「ガールグループ」の時代から、60年代後半の個性を前に出した「ソウルシンガー」の時代への橋渡し的な要素が強いです。まずは1965年に全米64位を記録した一番好きな曲から。


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 私はこの曲もやはりオリジナルよりNew Wave系アーティストのカヴァーに先に出会ったのでした。イギリスの3人組、バナナラマによるカヴァー。PVには当時手を貸していたファン・ボーイ・スリーも出て来ます。

■"Really Sayin' Something" - Bananarama (1982)
 当時の彼女達のウリでもあったのですが、実にだるそうにカヴァーしてます(笑)。十代で出会った当時はイヤイヤやってるのかなぁ・・・とか思ったものでしたが、のちにイギリスの女の子らしさを強調してただけなんだとわかりました(笑)。あちらの女の子って、普通に喋っててもだるそうですもんね(笑)。




■"Needle In A Haystack" (1964)
 これも彼らのレパートリーの中で最も知られるひとつ。モータウン傘下のVIPからリリースし全米45位。当時はひとつのレーベル名で出してもなかなかDJも興味を持ってくれなかったので、レーベル名を色々変えることで興味を持たせ曲をかけてもらうという、そういう作戦だったようです。作戦といえば、このイントロのリズムも、作り方がなかなか斬新で面白く耳に残りやすい。こういうのも大事だったんでしょう。そういう理由もあってでしょうが、ブラックミュージックのリズムにおける革新性が、どれだけ英米の音楽に活力を与えて来ただろうかと思いますね。




■"Needle In A Haystack" - The Twilights (1966)
 こちらは当時のオーストラリアのバンド、トワイライツによるカヴァー。リードシンガーはのちのLittle River Bandの人だそうです。モンキーズみたいな爽やかポップチューンに変身してます。



他にもいくつか、気に入ったものを。

■"A Love So Deep Inside"
快活な、モータウンらしい佳曲。



■"Lonely Lonely Girl Am I" (1965)
 ともかくカッコいい。ミラクルズっぽい楽曲、アレンジに思えるのですが、彼らの曲ではないんですよね? スモーキー・ロビンソンが(タイトルの"Girl"を"Guy"にでも替えて)歌っててもおかしくないような。



■"These Things Will Keep Me Loving You" (1966)
あの典型的モータウン・ビートが良いですね。



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by penelox | 2010-02-16 15:39 | Pop Picks


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