mixiでも公開したLPレコードと12インチコレクションの一部、第3弾、どうも何回やっても割と似た傾向になってるのは、出しやすいところに特に好きなものを置いていたのか、それとも、どこから引っぱり出しても結局おんなじようなコレクションになるのか・・・たぶん後者でしょうね(笑)。 mixiとはリンク曲をだいぶ変えてあります。どっちも見ないとダメよ(苦笑)。 (左上から時計回りに) ・The Tradewinds "Excursions"(日本盤) ドリーミーな60'sサウンドが素晴らしい、いわゆるアンダース&ポンシアによるグループですね。この日本盤、帯の叩き文句が時代。「ビーチボーイズもビックリしたアンダース&ポンシアのニューヨーク・サーフ・サウンドはカイカン!」1982年(昭和57年)発売のレコードですから、ホントは「カ・イ・カ・ン・・・」なのでしょうけれど、おそらくスペースがなかったのだと思われます(笑)。 "New York's A Lonely Town" ・Red Guitars "Slow To Fade" (日本盤) この英国Hullの人達、好きでしたね。よくネオアコースティックの中に入れられますけれど、当時はそういうジャンル分けはきっかけ程度に過ぎませんで(昨今は細分化したカタログが多過ぎますし、そのせいで「カタログ的理解」が聴き手を不自由にしている弊害をあちこちで感じます)、私としてはただただ平凡ではない、誠実なポップミュージックを探して行くうちに出会ったという感じです。この多彩で不思議なギターサウンドと、ラフトレードとしてはずいぶんポップな音楽性(しかし、アズテック・カメラ、スミス、マイクロディズニーと、どんどんポップになりつつあったのですが)に惹かれました。Virginに移籍しての2ndアルバムではボーカリストが変わってしまって、まるで別のバンドになってしまったのが、悪くはないのですが少し残念でした。こういう音楽が普通に宝塚市内のレコード屋で買えた80年代日本のある意味での幸福を思い出します。 "Slow To Fade" ・The Comsat Angels "Land" 彼らが活動していた80年代当時は余裕が無くてあまり入手出来ず。いくつかのアルバム、シングルを聴いただけでしたが、割と後年聴き出してハマったんですね。New Wave期のシェフィールドの人達で、エレポップ/ホワイトファンク系統が多いかの地にあって、基本はネオサイケデリックなトーンを基調とするギターバンド、ただしエレポップ的なニュアンスもあり・・・ある種ジャンルにきっちりはまらないグレーゾーンで音を鳴らすところがわかりにくい人達だったのかも知れませんけれど、それだけに多彩で深いとも言えます。何よりどんどん曲がポップになって行ったのが私好みで。これは83年のアルバムですが、彼らの作品はどれもジャケットのデザインが独特の色彩を放っていて好きなんですよね。 "Independence Day" ・Friends Again "Trapped And Unwrapped" 最近また何度となく聴いてる彼らの音楽。やっぱり曲が良く出来てますよね。それと、この独特のボーカルスタイル。いつも若い頃のデヴィッド・ボウイに似ていると思ってしまうクリス・トムソンの歌唱、好き嫌いが分かれるかも知れませんが、実に個性的で私は好き。84年の1st&ラストアルバム。 "Sunkissed" ・The Icicle Works "Birds Fly (Whisper To A Scream)" (12 inch) 今こういう音楽が少ないなぁとつくづく思います。ロックでポップでドラマチックで、重すぎず軽すぎず、人間的で自然な味わいがあって、全体として感動的に心を吹き抜けて行くような。聴いてる時間が愛おしくなるような。83年のシングル。 ・The Hollies "The Hollies' Greatest Hits" ホリーズもまた大好きなんですよね。メンバー写真の掲載されてないベスト・・・そういうのって、60年代のバンドとしては珍しいと思うんです。そこがまた好きでもあるレコード。 "Pay You Back With Interest" "Dear Eloise" "Carrie-Anne" ベストには入ってませんが好きな曲。 "You Need Love" ・The Left Banke "The History Of The Left Banke" 60年代の素晴らしきオークポップ/バロックポップの代表格。この人達のRhinoからのベストも80年代半ばに、60年代サイケデリックにはまって行くなかで出会ったのでした。この時代の音楽にはまるきっかけが当時のRhinoリリースによる多くの編集盤であり、XTCの変名バンドThe Dukes Of Stratosphearであったというのは私達世代ではよくあったパターンかも。ストーン・ローゼズはDukesを聴いてジョン・レッキーにプロデュースを依頼して来たそうですからね。 "Pretty Ballerina" ・XTC "Black Sea" 殆ど人生の一部となっているようなこのアルバムについて語り出すとキリがないけれど。今思うと十代終わりの頃、ヘヴィーメタル/ハードロックのカタルシスが必要なかったのは、この作品が私にとってのそれだったからだと思います。今聴くとこれより音圧の凄いレコードはいくらでもありますが、当時のこのドラムはもう本当に、圧倒的だった。 "Generals & Majors" "Towers Of London" "Sgt.Rock (Is Going To Help Me)" "Travels In Nihilon" R.I.P. アラン・シリトー。アルバムの最後を飾るこの曲の、このドラムは強烈だったなしかし・・・30年近く経っても、いまだに心の奥底で鳴り止まない残響。
by penelox
| 2010-05-27 22:38
| 日々雑感
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