"Ball and Chain"
from "English Settlement" (1982)
アルバム"English Settlement"におけるコリンの作品でもっとも有名というときっとこの曲でしょう。地元Swindonの旧市街の再開発、都市計画の名のもとでの古い街並の破壊への抗議がテーマになっていて、彼が主に確立して行くことになるパーナルな作風、というよりはむしろ大きな社会的テーマゆえか、自身一番好きではない曲のひとつのようです。
でも、作った本人には悪いのですが、私にとってはこの曲は特別。"Runaways"が霧のなかに消えて行くのに併せて鮮やかなイントロでフェイドインし、ブリティッシュロック的ニュアンスの力強いリズムに彼らしい素朴なメロディーが導かれ、チャントのような分かりやすいコーラスで完結して行くという展開、今でも悪い印象はまるでなく、彼のベストを作ったら絶対外せない歌なのです。この曲の魅力が分かる人はもちろん周りにもいて、シングルカットもされています。残念ながら全英58位どまりではありましたが。
7インチシングルを持っていますが、裏はビートルズのレコード、特にアルバム"Rubber Soul"へのオマージュかなと思うのですが、如何でしょうか。ビートルズといえば、曲のイントロも"Getting Better"の影響だとアンディーは言ってますね。
■Promotion Video
■Audio
■TV番組"Swapshop"(1981)より
■Live in Philadelphia, April 17th 1981