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My Reflections On XTC (3)

on 4 CD box set "Transistor Blast"(1998)

1/2

CD1 BBC Radio Sessions 02. Life Begins At the Hop (Kid Jensen session)

今年も相変わらず変わりばえしない音楽日記、何卒よろしくお願いいたします。


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新年、弟夫婦は超多忙で来れず、兄夫婦も風邪気味という事で、2日に兄と姪が来た。
姪は私がプレゼントしたピンクのセーターと、薄茶色の帽子をかぶっていた。気に入ってくれたのかな。

彼女、どうしてもここに来ると「ウルトラマン」を観たいとせがむ。
特に好きなのは「ウルトラマンA」。やっぱり女性隊員が変身するのは女の子にとっては特別なのだろう、それまでさんざん「セーラームーン」や「プリキュア」に夢中になってた子だから、きっと共感できるに違いない。

午後から仕事なのであまり一緒にいられなかったのが残念。


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XTCのラジオ・セッション。

聴いてて心が高揚して来るのはやはり2曲目、"Life Begins At The Hop"(Kid Jensen Session)。

My Reflections On XTC (3)_b0022069_1224997.gif

ムールディング(向こうではモールディンと呼ばれてたが、日本風に行きます)本人もここで語っているように、アルバムよりも良い出来、と言ってもぐらいの勢い、エネルギーがはじける好バージョン。イントロがオリジナルより長いのも面白い。この音のぶつかり合いをメンバーが楽しんでいるのがよくわかる。

このギターの音色が堪らない。人力テクノと言わんばかりの、延々繰り返すグレゴリーのThe Shadowsの薫りも漂う「エレキ」した音、そこに割り込んで来るパートリッジの「おもしろ」ギター、この、一聴けったいな組み合わせ、結果ポップになっている音楽こそが私の十代の原点であったことを思い出した。歌詞の内容も60年代の英国の子供達の週末の楽しみ!(教会で行なわれていた"YoungSocialist Meeting"だったと思う)を思い起こさせ、良い味を出している。

My Reflections On XTC (3)_b0022069_1244826.gifアルバム"Drums & Wires"を改めて聴く。パートリッジの捻りの効いた(決してヒネクレではない)楽曲と、ムールディングの(まるで英国の手作りクッキーのような)素朴な味わいのバランス、楽器同士が会話をしているかのような、有機的な、バンドとしての「生物感」がはじける名盤だと思う。英国の音楽に興味ない方、だと地味に聞こえるかも知れないけれど、聴けば聴くほど味が出るんです。

...ひょっとすると「スローライフ」世代にはぴったりかも知れませんね(笑)。
by penelox | 2006-01-02 23:59 | New Wave


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