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My Reflection on XTC(9)

2/7

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Love At First Sight / XTC

from album "Black Sea"

アルバム"Black Sea"の全11曲(アナログのオリジナル盤)中、コリン・ムールディングの曲はたった2曲しかない。しかしどちらも、とても印象的なアクセントとなっている。

ひとつは先に挙げた、シングルにもなった"Generals And Majors"。
そしてもうひとつがこの、「シンセを使わない人力テクノポップ」、"Love At First Sight"。 やや単調な曲想を面白く聴かせるのは、ひたすら同じリフレインを繰り返す熱くて冷たいギターサウンド、メカニカルなサビのVo。シンセドラムを使っているのもまたユニーク。ギターで構築したテクノポップ、とでも言うべきアレンジで、「ひと目惚れ」の不可思議な情景がシニカルに(しかしどこかユーモラスに)描かれて行く一品。素朴で穏やかなメロディーがまたしても、シニシズムが行き過ぎるのを寸での所で止めている。このへんがまさに、エキセントリックではないもうひとりの「XTC」の本領か。 アンディーとデイヴの左右のギターが少しずつズレて行く様は、まるで男女のズレを暗示しているのか...な?(笑) 最後に片方のギター(惚れた方?)が狂って行く様、ヘッドフォンでぜひご確認を。

アルバム中一番シンプルな曲であり、ヘヴィーなテーマに真っ向から挑んでいる訳("Shotgun kind"「出来ちゃった婚」に言及してる一行のみ、コリンの自伝的意味があるのかも!)ではない、アルバム中最も気軽に聴ける曲。

油物(アンディー)の合間の白御飯(コリン)的佳作、と言ったら笑われるかな?
この曲もやはりBBCライブ(右)が聴きもの。


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(mixiの日記より)

体調が本格的に悪くなって来た。
薬を飲むと治まるが、切れて来ると元に戻る(悲)。毎年、今年の風邪はしつこい...とか、言ってないか(苦笑)?

散髪後、CDのプレス会社に見積もり。会社が意外に近くに転居していて驚き。
それにしてもお金の話はアタマが痛い。

XTCの伝記本"Chalkhills And Children"でも、お金に苦しむ彼等の姿が出て来る。
私なんぞ、それに比べたら大した額じゃないのだが。

それでも、自分で全部やるって、本当にしんどいな。疲れがどーんと来る。骨身を削って作る作品を、今度は違う視点から見て売らないといけない。非常に気が重い。自分が向いてないことを思い知る時期。

がーんと売ってくれる人、いないかな。

早く寝る。
by penelox | 2006-02-07 05:15 | New Wave


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