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破れ傘刀舟・悪人狩り / 木下忠司(作曲)

今日は録音は全く出来ない日。だが、だからこそ色々蓄積も出来る日。

せっかく前回少し前進したと思った甥児との関係が、また半歩後退した感じ。悲しい。ちっとも機嫌が良くならないので、持って来ていた、「世界の子守唄」てな全編オルゴールのCDをかける。するとなんと一曲目の「シューベルトの子守唄」で寝てしまった! 恐るべし、子守唄...。

他にも日本の子守唄がいくつか入っていたのだが、全部知っていて我ながら驚いた。
私が子供の頃は、結構そういうものを唄ってきかせる文化が普通にあったと思う...いや、他はわからないが。ただ、「みんなのうた」とかそういう番組で聴いていたという記憶もある。


日本の音楽で一番影響を受けたのは? と言われたらやはり子供時代のTV番組の主題歌/曲、つまり主に昭和40年代から50年代前半のもの(1960年代後半から70年代)、と答えることになると思う。特撮ものに限らず、時代劇、刑事物、NHKの子供向けドラマやアニメ、人形劇...そういった番組の影響といったら、凄まじかったと思う。

たとえば、木下忠司氏の手になる音楽。あまり知られていないかも知れないが、実に印象的で骨太な音楽を作っていて、それらは今聴いても本当に素晴らしい。「水戸黄門」「特捜最前線」(メインテーマも良いがこのエンディングの「私だけの十字架」はホント良い曲)あたりは誰もが知っていると思うのだが、昭和50年頃放映の上の番組のテーマ曲も外せない。

ドラマの方も、萬屋錦之介がともかく凄いテンションである。終盤のタンカのためだけに作ってあると言ったらそうかも知れない作りだが、曲のなんとも言えない深い悲しみや無力感/徒労感と話の内容がピッタリ合っているのだ。

昔の音楽は、ホントに骨太だ。



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by penelox | 2004-11-05 23:20 | 懐かしいテレビ番組/主題歌など


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